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2005/02/06 SUN(No.659)

睥睨


 今日1日だけ参加するにしやん、いいねさん、ちゅりぼさんの3人が到着する11時過ぎまで、茅葺きの里以外の美山町内で撮影。美山町全体ではなんと250軒の茅屋が残っているという。確かに、車で走っているとあちこちに茅葺き屋根が見える。
 とりあえず、亀哲さんが前から目をつけていたという茅屋を撮影。2軒の茅屋の前に広い田んぼが広がっているという、絶好の立地である。
 次は、去年の夏にボクが撮影したことがある茅屋を目指したが、どういうわけか探しても見つからない。冬景色になると夏場とは景色が一変するのでそのせいもあるんだろうけど、昨夜の焼酎がまだたっぷり残っていることも一因であろう。福井県境まで行ってみたけど結局見つけることができなかった。
 3人を迎えて昼食(と熱燗)をとった後、茅葺きの里を夕方近くまで撮影。昨日は雪祭り目当ての観光客やらカメラマンでごった返していたが、今日は人出も少なくゆっくりと撮影できた。吹雪のはずが時々青空が出るような好天。
 京都駅まで戻ってみんなで夕食。おでんと焼き鳥と焼酎。美味しい食べ物と酒と愉快な仲間たち・・・言うことなしである。関西に移住した淳さんがちょっとうらやましく感じた2日間であった。

【使えるワザ】
 トンビである。大空をくるっと輪を描いて飛ぶ姿や、ピーヒョロヒョロという可愛い鳴き声からは想像もつかないが、れっきとした猛禽類なのだ。なんでも、ものすごく眼が良いらしく、空の上から小動物を見つけると、猛スピードで急降下して獲物を襲うんだそうだ。
 そのトンビが松の木の枝に止まっているのを見つけたので、ぐるっと道を迂回してそっと近寄って撮影。きょろきょろと地上を見回している。当然ボクの姿を確認しているはずなのに逃げようともしない。人里で狩をしているうちに、人慣れしたんだろう。
 それにしても、これだけアップで見ると流石に猛禽類、いい面構えをしている。撮影していたらいいねさんが通りかかったので、おいでおいでをして呼び寄せようとしたら逃げてしまった。ボクにはまったく無警戒だったのに、いいねさんはそうじゃなかったみたい。トンビも人を見るんだね。
 角度にして70度ぐらいの仰角撮影である。手持ちだし、仰ぎ見て撮影するので両脇が開き、どうしても手ブレの危険性が大きくなる。幸い、バックは空だから被写界深度を気にする必要はそれほどない。シャッタースピードをできるだけ速くすべきシチュエーションである。
 雲の流れが速かったので、ぽっかり開いた青空の部分がちょうどバックに来るときを待って撮影している。太陽が照っているわけではないのでホワイトバランスは曇天でいい。雲がバックのときは+2/3、青空のときは+1/3の補正でぴったりだった。


撮影データ
カメラ

CANON PowerShot S1-IS
撮影日 05/02/06 15:36
ISO100 F3.5 1/1000 露出補正値 +1/3
WB 曇天 絞り優先AE 分割測光 スポットAF
焦点距離 58.0mm (35mm換算)(380mm)
手持ち撮影 レタッチソフト:チビすな

by osampodigicame001 | 2005-02-07 22:32
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