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2005/04/02 SAT(No.714)

枝垂れ絢爛



 8時に京都駅八条口に集合。今回の参加者はボクを含めて総勢12名、1年前の吉野山撮影会の半数だが、撮影会の規模としてはこの程度がちょうどいい。行動に自由が利くし、食事の場所にも不自由しない。それに、参加者数が多いとどうしても講評会が長時間に及ぶので、肝心の親睦を深める=酒盛りをする時間が押されてしまう。経費面から言うと参加者数が多いほどボクの持ち出しは減るわけだが、持ち出したってたかだか数万円なので、そんなことを気にするよりは、みんなでわいわい楽しくやった方がいい。
 まずは京都御所。内裏に入ると有名な枝垂れがある。ただし、特別な期間じゃないと事前予約が必要。今回は塀の外の桜を目指した。北の端に桜園があり、ここの枝垂れがちょうど満開だったし、梅園の梅も、桃園の桃もまだ十分に撮影に足る状態だった。お天気は曇りだが、桜の撮影では晴れているより薄曇のほうがいい。
 午後は京都市植物園。御所ほどではないが、ここも広い。桜はごく一部しか咲いていなかったが、ミズキやサンシュユ、チューリップが満開だった。特に、トサミズキ、ヒュウガミズキが見応えあり。単木ではなく、群生する形で植えられているので、すごく豪勢に見える。
 植物園で3時間ほど撮影したあと平野神社に移動した。ここの門前の枝垂れが満開。事前にまあさんやパラさんが下見をしてくれていたので、命短い桜花なれどちょうどいいときに撮影できた。
 夜は亀岡に移動し、中華料理で宴会をした後、市営の野外活動センターで宿泊(1泊3000円)。センターの50畳はあろうかという大広間を8人で独占して宴会の続き兼講評会。各人の本日撮影分を全部見たので午前2時までかかった。だって、多い人は500枚も撮っているんだもの。声が枯れたよ。


【使えるワザ】
 画面にこれだけ白が多いと、露出補正幅はどうしてもプラスになる。ボクの場合、ニュートラルが-2/3だから、この写真は実質2/3のプラス補正ということになる。それでも背後の常緑樹林は黒く潰れてくれる。
 桜の花を撮るときは、画面の中に無駄な空間を作らないことが肝要。無駄な空間があると、視線がそこに逃げようとするので花の豪勢な感じが阻害されてしまうからだ。この写真のように背後を黒く潰せるところなら、全体を黒バックにして、花を全面に散らす。中途半端に空などが入ると台無しになるので要注意だ。逆に、空が入ってしまう場合は、これも中途半端ではなく、全体を白バック(曇り空)、または青バック(晴天)にしてしまうといい。
 もう一つ注意点。
 桜の白、またはピンクを絶対に飛ばさないこと。飛んでしまった白ほどみっともないものはない。それに、レタッチでトーンを回復することもできないからだ。この写真のように黒バックにする場合は、かなりマイナス補正をかけても桜の花が黒潰れすることなどないから、大胆に補正をかけてやっても問題はない。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/04/02 09:01
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/125
露出補正値 0
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算)(140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな ViX

by osampodigicame001 | 2005-04-06 00:07
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