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2005/07/11 MON(No.814)

しまなみ海道



 四国最終日の朝もやはり雨。一晩中車の屋根を叩く雨音を聞きながら、半覚醒状態で寝ていた。
 満濃池には道の駅から15分ほど。平安の昔、空海が堤防工事の指揮をとったという謂れがある池である。小さな溜池程度のものだろうと想像していたのだが、実際に池のほとりに立ってみると予想外に大きい。地図上では西岸にゴルフ場、東岸には讃岐まんのう池国立森林公園があるのだが、その二つを丸ごと入れてもまだ余裕がありそうなほどだ。立派な湖である。これほどの広さの築堤工事をやったということ自体すごいことだが、毎年のように氾濫して百姓を苦しめていた池が、空海の工事以来決壊しなくなったというから不思議である。空海がどこでそのような土木の知識を得たのか、学者の間でも謎であるという。
 撮影を始めたら雨が止み、晴れ間まで出てきた。国立公園の内側に沿って池を半周していたら、南岸に小さな棚田を発見。思わぬめっけものだった。弘法大師のお恵みであろうか・・・。
 7時、満濃池を後にしまなみ海道に向かう。高速で2時間足らず、今治から来島海峡大橋を渡り大島に上陸、亀老山展望所やカレイ山展望所から瀬戸内の海の風景を堪能した。この有料道路は徒歩や自転車でも通行することができる。途中の島への上陸も自由である。瀬戸内海でも一番島影の濃いところなので、なにもなくても風光明媚だが、それにいくつもの吊り橋が加わり、いっそう魅力が増した。展望所からは360度視界が開けるので、朝日、夕陽の撮影にも絶好だ。今回はもののついでの寄り道だが、腰を据えて撮ってみたいと思わせるものがある。
 大三島で温泉に浸かり、四国長期ロードの締めくくりとした。午後4時半、松山空港に帰着。全走行距離1,645キロ、収穫の多い長期ロードであった。フライトまで1時間半、独りだけだけど生ビールで乾杯!


【使えるワザ】
 世界でも例を見ないという三連吊り橋、来島海峡大橋を真下に臨む亀老山山頂からの撮影。晴れ間が覗くお天気だが湿度は高く、遠景は霞んでいる。雲が多いので海の色もいまいちだ。しかし、風光明媚であることには変わりはない。ここから夕陽を撮ったら、さぞや綺麗だろうと思わせるものがある。あるいは、夜景でもいい。今度四国に来るときは、予めここを予定に入れて数日割いておくようにしようと思う。
 特にワザが必要な写真ではない。だれにでも撮れる写真である。


撮影データ
カメラ

CANON EOD1D MarkII
EF 28-135mm IS USM
撮影日 05/07/11 10:44
ISO感度 100
絞り F8.0
シャッター 1/800
露出補正値 -1.0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 100mm
(35mm換算)(130mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

by osampodigicame001 | 2005-07-13 00:50
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