午前3時半、塩釜着。ゴン太んちの倉庫で仮眠し、朝7時に出発。鳴子温泉の大衆浴場「滝の湯」で昨夜の汗を流し、稲庭で稲庭うどんの昼食を食べ、大曲の2つ手前の駅「後三年」近くのキャンプ場に着いたのが午後4時、場所を確保してテントを張り、電車で大曲に向かう。キャンプ場も満杯、電車も満員、降りた大曲は駅前から大混雑である。会場である雄物川河畔まで徒歩40分、河川敷は人で埋め尽くされ、約1キロほどの間に土が見えないというような状況だった。今年の観客数は68万人だそうだ。 keikoちゃんが確保してくれていた桟敷席はA席の最前列、前に遮るものは何もない。目の前に打ち上げられる花火を独占である。keikoちゃんと中河童、小河童の盛岡三人組、名古屋のひらりん支部長、新幹線で駆けつけた密造酒さんとも無事合流、早速撮影そっちのけの大宴会に突入し、花火が終了する11時までにめでたく出来上がった。 しかし、全国にいろんな花火大会があるけれど、大曲はやはり別格だ。規模もすごいが、全国の花火師の競技大会というだけあって、出品者それぞれが持ち時間をフルに活用して新作を趣向を凝らして披露する。はっきり言って、撮影なんかしている場合じゃないのだった。毎年飽きもせずBSがフル中継するのもうなづけようというものだ。 帰りがまた大変。駅前は身動きもできないほどの人だかりで、臨時電車が次から次に到着するものの、乗れるまでには1時間以上かかる。キャンプ場に戻ったのは深夜1時過ぎだった。 【使えるワザ】 ここの花火は見るのが目的だから、撮影はいい加減である。飲むのも忙しいし・・・。第一、花火は背景が真っ暗だとでっかい花火だろうがちんけな花火だろうが、写真になってしまえば同じだし、背景を写しこむと「花火」写真としては買い手がなくなる。大曲花火であることが分かるので、良くて大曲花火のパンフになるぐらいが関の山だ。写真にするのなら、地方の、名もない花火大会の、寂しい単発花火の方が工夫の余地が大きくて撮りやすいのである。 この写真は手持ち撮影。手ブレを計算に入れて露光秒数を決めている。手ブレの振幅や方向によって軌跡の流れ方が変わってくるので、いろいろ試してみるといいが、あまり極端な軌跡を作ると花火らしさが失われて、ただのお遊び写真になってしまう。花火らしさを残しつつという、微妙な加減が大切だ。 カメラ OLYMPUS Camedia C8080 WZ 撮影日 05/08/27 20:06 ISO感度 50 絞り F8 シャッター 2秒 露出補正値 0 WB 晴天 露光方式 マニュアル 測光方式 評価測光 合焦方式 マニュアル 焦点距離 35.6mm (35mm換算 140mm) その他 手持ち撮影 レタッチソフト ちびスナ
by osampodigicame001
| 2005-08-31 02:34
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