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2005/11/03 THU(No.929)

一寸先は・・・



 嬉しいことが今日は3つもあった。
 一つはマンションの防災訓練。総戸数300戸もあるのに、去年はわずか70人ぐらいしか参加者がいなかったのだが、今年は100人以上の住民が参加してくれた。最近地震が多いので・・・ということもあるんだろうけど、住民が防災に関心を持ってくれないことには、いくら防災部の隊員さんたちが頑張ってもザルで水をすくうようなもので役には立たない。自らが行動してもらわないと、いざというときにかえって足手まといになるだけだから、マンションの管理運営に携わるものとしてはたいへん嬉しいことなのだ。去年は消防署からも一喝されたが、今年は誉められた。
 もう一つは「昭和の越谷写真展」。初日の今日は休日だったということもあって、わわっとびっくりするぐらいたくさんの人たちが見に来てくれた。大半はマンションの住民だから、古くから越谷に住んでいた人というのは少数だけれど、自分たちの街がかつてはこういう姿だったのだということを目の当たりにすると、みなさんそれなりに感慨があるものと見える。えらく感激されたりして、企画・運営担当者としては「やったね!」という気分だった。会場の模様はブログ版に掲載します。
 嬉しいことの3つ目は、自転車が新しいオーナーに引き取られていったこと。下戸のナカさんがわざわざ取りに来てくださった。長年分解されたままで物置に眠っていた競技用自転車を組み立ててもらい、痛んでいた部品もすっかり取り替えてもらったのだが、実は、それ以来一回も乗ってなかった。今日、自転車を下に下ろしたついでに、マンションの周りを数周回ってみたが、やっぱり頬で風を切る感覚というのは高揚感がある。ドキがむねむねするのである。その自転車がナカさんの車に乗せられて去っていくのを見送っていると、なんだか寂しい気持ちが胸を痛めると同時に、愛情を持って乗り続けてくれる人に引き取られてよかったなぁという気持ちが湧いてきて、胸が熱くなってしまった。自転車はボクにとって、ある意味、青春の一つの局面を代表するアイテムだったから、余計にそういう感傷がある。


【使えるワザ】
 防災訓練の一コマ。火事の煙に巻かれたときを想定して、そのときの様子を体験してもらおうというものである。「煙体験ハウス」なるテントの中に煙がもうもうと立ち込めている。その中を通過してもらうというだけのものだけれど、これが実際やってみると、煙に巻かれて死亡!というのが実によく実感できる。とにかく、わずか3メートルぐらいのテントの中が、えらく遠く感じるのである。一寸先も見えない。ボクのすぐ前にいるガキがやっとぼんやり見えるぐらいで、その先のガキは背中も見えない。お互い、体は接触している距離なのにだ。カメラのファインダーを覗いてもなんにも見えないので、背面モニターで撮影しようとしたが、その背面モニターすら全く見えない。目からの距離はせいぜい20センチぐらいしかないのに・・・。
 というわけで、この写真は完全なめくらシャッターである。2枚シャッターを切ったが、1枚はなにも写っていなかった。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/11/03 9:38
ISO感度 100
絞り F3.5
シャッター 1/100
露出補正値 -1/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.4mm
(35mm換算 30mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

「昭和の越谷写真展」開幕!


by osampodigicame001 | 2005-11-03 23:10
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