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2005/11/06 SUN(No.932)

本日より空き家



 昨夜は松之山温泉に浸かったあと、赤倉集落の割勘荘で反省会、ボランティア参加者同志の交流を図った。といっても、主目的はなんといっても酒である。ビール、酒、焼酎、どぶろく、なんでも飲み放題なのだ。囲炉裏で焼いた津南豚や地元のきのこ、野菜などが殊のほか酒量を増やしてくれる。おまけに新蕎麦の打ちたてと来た日にゃ、翌日のことなんか考えてられないのだ。
 で、その翌日、早朝5時半からのテレ朝系全国ネットで、泊めていただいた割勘荘の主、鶴田豊子さんの松之山暮らしをテーマにした30分番組が放映されたのだが、当然、そんなに朝早く目覚めるわけもなく、泥のように熟睡していたキットくんであった。とにかく、疲れた。昔やっていたトライアスロンのレースより疲れた。起きたときの全身筋肉痛たるや、言葉では言い表せないほどの痛さだった。
 今日は一転曇り空の肌寒いお天気だったが、肉体労働にはこのほうがいい。茅場は大厳寺高原。去年も刈ったところである。斜面の茅刈りになるのできつさは倍増だが、ここの茅は生育がよく、雑草も去年でほとんど一掃されたと見えて、効率は非常に上がった。午前中だけの作業で200束以上、軽トラに満載して5台分の成果だった。
 野良での昼食はカレーライス。これが美味いのなんのって、言葉では言い表せないから言い表さないけれど、疲れも吹っ飛ぶ美味しさであった。
 午後2時過ぎに作業終了。中立山の木暮さんちでコーヒーをいただき、ギャラの新米一袋を手に帰途についた。作業中は降っていなかった雨が、作業終了とともにポツポツと振り出し、帰り道は土砂降りになった。


【使えるワザ】
 帰り道でちょっと寄り道し、黒倉集落の茅屋を一軒見てきた。今日、ここの主であった90歳のばあさんが、横浜の娘さんに引き取られ、体一つで転居してほやほやの空き家になったばかりである。家財道具はすべて揃っている。それを木暮さんがまるごと買い取った。このままでは取り壊しになってしまう運命なのだが、茅屋の風景を残そうと奮闘している小暮さんが、ま、言ってみれば単独の茅屋トラスト運動で私財をはたいたわけだ。
 しかし、住む人がいなくなった家は、放ったらかしにしておけばすぐに痛んでしまう。また、空き家のままでも電気代、水道代、その他もろもろの経費はかかるわけで、試算してみると、年間の維持費が40万円近く必要になるのである。ところが、人もうらやむ貧乏人の小暮さんに、それだけの負担に耐える財力があるはずもなく、買ったはいいけれど、さてどうしたもんかという難問にぶち当たっている現状なのだ。
 で、なんとかボクも力をお貸しできたらと思うのだが、ボクだって人後に落ちぬ貧乏人だから、意思はあっても金はない。お散歩ネットでまるまる借り上げて、会員みんなで使える別荘にしたらどうだろうなんて思っているけれど、年会費1万円として40人の出資者が現れるかどうか、はなはだ心もとない。なにかいいアイデアが出る人、いませんかねぇ?


撮影データ
カメラ

CANON EOS20D
Tamron 28-300mm Macro
撮影日 05/11/06 15:31
ISO感度 100
絞り F7.1
シャッター 1/3
露出補正値 -2/3
WB 自動
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 59mm
(35mm換算 94mm)
その他 三脚
レタッチソフト ちびスナ

茅刈り2日目奮戦中

大厳寺高原の茅場に分け入る。


刈った茅を束ねる。これがけっこう難儀。


高校生も頑張る。


茅の束を軽トラに積み込む。


周囲はブナ林。紅葉が美しい。


ご存知、中立山郵便局も秋色に染まる。


ひたすら反省!


by osampodigicame001 | 2005-11-07 17:16
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