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2005/11/24 THU(No.950)

小春日和



 昨夜は頑張った。眠い眼をこすりながら、なんとかメルマガ配信をやっつけ、あまつさえ、ネット撮影会の講評書きまでやった。ふっふっふ、やるときはやるのだ、参ったか明智くん。といっても、3作品目の途中でとうとうダウン。パソコンの画面に出てくる日本語が意味不明になってきたので、ここらが限界である。2時に死んだ。
 生き返ったのは午前10時、なんと8時間も死んでいたことになる。鬼嫁の、「ずいぶんごゆっくりだこと」などという厭味は聞こえなかったふりをして、昨夜書いた講評を読み直してみた。あまりに素晴らしい日本語だったので即削除。やっぱり、頭が正常なときにやるべきであった、反省・・・。
 でも、なんだかんだ言いながら、ちょっとの暇を見つけては少しずつでも書いてきたお陰で、7月分はあと少し、8、9月分も頭の中ではすでに点数がつけてある。こないだ書いたように、今までの講評姿勢に嫌気が差してきたから、思い切って開き直ることにしたら、気が楽になって筆運びが速くなった。忘年会までには宿題を片付けてしまおうという意気込みになってきている。ついこないだまでは半鬱状態だったのに、ここ2、3日は半躁のキットくんなのだ。


【使えるワザ】
 お隣りの松伏町に「田園ホール・エローラ」なるキテレツな名前のコンサートホールがある。遊水池公園の一角に建っているのだが、その遊水池公園そのものが田んぼのど真ん中にあるので、当然ながらこのホールも田んぼの真ん中にあるのである。客席数500ちょっとという小さなホールだけれど、あの故芥川也寸志のプロデュースで建てられたというだけあって、ホール内の残響時間1.9秒という、ま、クラシックを聴くならこれ以上のホールはないぞというぐらいの、鄙(ひな)には稀なホールなのだ。
 で、こんなにいいホールがあって、松伏町も一所懸命にいろんなアーティストを呼んでくるのだが、世の中、良いことばかりはないのであって、やってくるアーティストが揃いも揃って一般受けする、ポピュラーな曲目しか演奏しない。ピアノならショパン、室内楽ならヴィヴァルディの「四季」ってなもんである。つまり、[1]田舎のホール⇒聴衆は当然田舎者⇒聴きなれた曲じゃないと観客が入らない、[2]観客数が少ない⇒入場料収入が少ない⇒アーティストへのギャラが少ない⇒わざわざ練習しなくてもいい、弾き慣れた曲しか演奏しない、という、2つの図式がしっかり固まってしまっているのだ。ホール自体は鄙には稀だが、こういう図式は鄙にはぴったりなのである。
 などと書いたが、別に悪口を言っているわけじゃない。百姓のじいさん、ばあさんたちもたまには音楽を楽しむ権利はあるわけだし、少なくとも、うちの市の能楽堂よりはるかにましである。それに、数年に一回ぐらいの確率でしかないけれど、けっこういいアーティストが松伏くんだりまでやってきたり、ちょうど聴きたいなと思っていた曲がプログラムに載ったりすることもある。それに、運営の赤字はお隣りの市民が負担するのだから、ボクなんかが文句を言う筋合いでもない。
 さて、そのホールに来月、あのブルーコーツがやってくる。わが国最古のジャズバンドである。言うまでもなく、鄙の図式にのっとってポピュラーな曲目しかやらない。しかし、ビッグバンドなんてぇものを聴こうという聴衆は、もともとそういう懐かしい曲を聴きに来るのだから、それで正解なのだ。チケットを買いに行ったら、最終列しか残っていなかった。クラシックなら当日まで売れ残っているんだけどな。行ったついでに遊水池公園を散歩。暖かな、気持ちのいいお散歩だった。


撮影データ
カメラ

CANONPowerShot S1 IS
撮影日 05/11/24 13:45
ISO感度 50
絞り F5.6
シャッター 1/500
露出補正値 -2/3
WB 曇天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 8.1mm
(35mm換算 53mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

by osampodigicame001 | 2005-11-24 21:57
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