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2005/11/26 SAT(No.952)

勇姿



 午前4時出発の予定だったので、その15分前に携帯のアラームをセットしておいたのだが、3時半には目が覚めた。鬼嫁を起こさないように静かに身づくろいをしていたらのりおくんから電話。予定時刻の15分前に我が家の下に到着である。Maxpapaさん、Khanさんが一緒。4人でボクの車に乗り、目的地のツインリンクスもてぎに向かう。途中のSAで、撮影会は今回が初参加のONIさんと合流。
 現地着はちょうど6時。余裕で間に合った。淳さん、paul81さん、マチコちゃんも到着。今日行われる熱気球インタナショナルチャンピオンシップには内外から50名近くの選手(パイロット)がエントリーしている。つまり、50基近い熱気球が日の出とともに一斉に飛び立つわけで、それはそれは壮観な光景だ。5日間の競技日程の、今日が4日目ということになるが、お天気は雲ひとつない秋晴れだし、運がいいというか、いい日に当たってすごくラッキーだった。やっぱり、カラフルな熱気球は曇り空がバックでは絵にならない。
 空中に浮かんでいる熱気球は、えらくのんびりゆったりと風に流されているように見えるが、スタートするとあれよあれよという間に高度が上がり、風を捉まえると見る間に遠ざかっていってしまう。望遠の300mmで追いかけても、撮影できる時間はせいぜい15分か20分ほどしかない。家に帰ってから取り込んだ画像の撮影時刻を確かめてみたら、最初のバルーンが離陸したのが7時6分、最後の画像の撮影時刻が7時23分、その間わずか17分間であった。気温は零度、スタートを待っている間は凍えるほどの寒さだったが、不思議なことに、この17分間はまったく寒さなど感じなかった。けっこう興奮、興奮なのである。
 さて、茂木から益子に移動し、あちこち探し回ってやっと朝のコーヒーにありついた。9時を回ったところで、今度は真岡鉄道の駅とSLの撮影に突入。時刻表では今日の運行は下りが正午前、上りが3時前ぐらいに益子、茂木間を通過する。その間の駅を、益子、七井、多田羅、市塙と順に巡り、途中の撮影ポイントを探す。誰かが気に入ったポイントがあれば、その人をそこに落として次に向かうという方法である。撮影が終わったら、落とした人をまた順に拾っていく。全員が同じポイントで撮影しても、同じような絵しかできないわけなので、このやり方の方が各人の個性が出て面白いのだ。
 午前の部を終わったところで昼食をとり、午後、今度は市塙と笹原田の間で同じことをやった。ボクは、たまたま見つけた棚田を背景にして撮影。23日の大雄山撮影会のときもたまたま見つけた名も知れぬ棚田でいい絵が撮れたが、今回も棚から牡丹餅であった。このところ、えらくついているみたいだ。


【使えるワザ】
 多田羅駅での午前中の撮影。この柿の木が駅のホームから見えたので、ボクに関する限りは撮影ポイントがすぐに決まった。この写真では機関車の陰に隠れて駅が見えないが、この前にちゃんと「駅」のお題もクリアしている。11月のネット撮影会はこれで安泰である。
 モロ逆光。柿の実をシルエットにせずに色を出そうとすると機関車の黒に締りがなくなる光線状態なので、事前に何度も試し撮りして、慎重に露出補正幅を決めた。本番でいざシャッターを切り始めたら、写真をモニターで確認しながらなんて悠長なことができるわけがないので、いったん決めたら、あとはじゃんじゃん撮るだけである。
 この際、ズームの変化はほとんど問題ないが、カメラの向きを変えるときは、露出補正幅も変えなければならなくなる。光線状態が変化するからだ。でも、通過するSLを、わずか数秒の間に撮ってしまおうという、余裕もへったくれもない撮影では、設定をいちいち変えていてはチャンスを逃す。つまり、カメラの向きを変えないで、違う画角が何カット撮れるかの勝負になるわけなので、事前のシミュレーションをじっくりやった人と、ただぼんやりと待っていた人との差がここでつくのである。


撮影データ
カメラ

CANON EOS20D
Tamron 28-300mm Macro
撮影日 05/11/26 11:42
ISO感度 100
絞り F11.0
シャッター 1/125
露出補正値 +5/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 28mm
(35mm換算 45mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

by osampodigicame001 | 2005-11-27 02:24
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