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2005/11/28 MON(No.954)

電車通学



 銚子に行ってきた。ネット撮影会の今月のお題が「駅」なのだが、そのお手本写真を一昨日の茂木行きの折に撮った分しかゲットしていないので、念のためにもう少し候補作を作っておこうと思ったのだ。暇人会会長ののりおくんを誘ったら同行してくれることになった。現地にはsetuさんも顔を出してくれた。3人で銚子電鉄の駅を巡り、楽しい一日を過ごした。
 実は、頭の中では一つのイメージが出来上がっていた。ここ銚子には、昔、釣りに凝っていた時分にずいぶん足繁く通ったことがあり、そのときの記憶が脳裏に浮かんでいたのだ。
 犬吠埼の付け根のところに小高い丘がある。位置関係からするとその丘から銚子電鉄の犬吠駅、その向こうに灯台と青い海、手前には広々と広がる野菜畑が見えるはずだと考えたわけ。実際にその丘に登ったことがあるわけではなかったが、灯台のところからも駅からもその丘が見えるし、駅の前は野菜畑だから、逆に丘から見下ろしたらイメージ通りの景色に見えないとおかしい。
 で、そのイメージを抱いて丘に登ってみた。昔はなかった「地球の丸く見える展望台」なんてものができていて、そこの屋上、つまり、その丘の一番高いところから見下ろしてみたが、灯台と海と野菜畑は予想通りに見えるものの、肝心の犬吠駅は林と民家の陰になっていて見えない。場所を移して歩き回り、かろうじて駅が見える地点を発見はしたけれど、今度は手前の薮が邪魔になる。
 というわけで、抱いていたイメージは残念ながら写真には結実しなかった。けれども、他の駅でけっこういい写真がたくさん撮れたし、外川漁港の散策は面白かったし、お昼のイカの活造り(と熱燗)は絶品だったし、おまけに、setuさんからは手作りの野菜を山ほど戴いた。言うことなしの一日だった。


【使えるワザ】
 銚子電鉄は総延長6キロちょっと、銚子と外川を結ぶ単線である。会社の従業員総数が30人ぐらいしかいないということからもその規模の小ささがわかるが、電車も会社同様小さくて、マッチ箱のようなのが一日に36往復している。今日はその全線乗り降り自由の一日乗車券「弧廻手形」というのを620円で買って駅巡りをやった。
 ここは終点の外川駅。無人駅ではなく、駅長兼小遣いの駅員が一人だけいる。木造の駅舎はかなり古びていて、なかなか風情があるのだ。その駅で電車通学の小学生に会ったので、声をかけて撮らせてもらった。髭面の怪しいおっさんに声をかけられたので、かわいそうに、ちょっと怯えている。


撮影データ
カメラ

CANON EOS20D
EF 75-300mm IS USM
撮影日 05/11/28 15:00
ISO感度 800
絞り F5.0
シャッター 1/640
露出補正値 -2/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 80mm
(35mm換算 128mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

by osampodigicame001 | 2005-11-29 01:08
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