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2006/01/21 SAT(No.1008)

雪の日



 天気予報が雪だったので、それを確認してから床に入った。越谷の降り始めは午前4時、眠たいのを我慢して確認したのが正解だった。
 たとえお散歩写真であっても、普段目にしている風景は、気象条件が異なるとまったく違った風景になる。そういうことがあるから、ボクは、近場の景色の中から、たとえば夕焼けが綺麗なときはここ、台風一過はここ、というぐあいに、天候状態が自分の考えていた状況になったときには、なにも考えなくても駆けつけられるように、常に撮影スポットのスペアを考えておくようにしている。渡良瀬遊水地は、確実に霧が出るだろうというときと、雪が降ったときのために用意してあるスポットなのである。今日は雪、さっそく渡良瀬遊水池に出かけた。日頃から、こういう状況が発生したらどこそこに駆けつけるという選択肢は用意しておくべきものなのである。
 で、雪の日のためにスペアしておいた渡良瀬遊水池だが、駆けつけてみたら思っていた以上に素晴らしい景色を見せていた。午前10時頃から、日没の午後4時過ぎまで粘ってかれこれ1000枚ぐらいの写真を撮った。事前にイメージを膨らませておかなかったら、たぶんその1/10も撮れなかったに違いない。スポーツと同じで、写真撮影もこういう一見無駄と思える行為の蓄積なのである。
 しかし、さすがは名にし負う渡良瀬遊水池、出張っていたカメラマンの数も半端じゃなかった。到着するまでの国道の路面は積雪でつるつるだし、遊水池の敷地内は入ってくる車両の数が少ないのでもっと厳しい状況だったのに、当たりをつけておいた撮影スポットの周辺には何十台もの車が駐車スペースを争うようにして止まっている。車で入ることができない脇道には、徒歩で向かったと思われる足跡がいくつも重なっている。考えることはみんな同じなのである。
 でも、丸一日歩き回ってみると、ボクの足跡が一番最初というようなスポットもあるし、逆に、足跡を辿ることで、今まで知らなかったスポットに案内されるということもある。ずっと降雪が続いていた割には風もなく、暖かな日和だったこともあって、非常に気分のいい撮影行だった。
 帰りに古河の総合公園に寄り、例の茶畑と茅葺き屋根の場所で撮影、帰宅は午後6時。急いで夕飯を掻き込んでから、マンションの月例会議を零時過ぎまで。それが終わって焼酎を一杯飲んだら起きていなれなくなった。画像の取り込みとメルマガ配信は翌日回しになってしまった。
 今日の写真の注目点は露出補正。ボクの普段の設定は-2/3だから、ゼロということはボクの感覚ではプラス補正である。このプラス補正の幅が足りないと白い雪が灰色の雪になってしまう。補正しすぎると白飛びになる。雪は白いものだから白く写すというのが原則だと思っていればいい。ただし、多少グレーになったり青味がかったりしても、画面全体のトーンとの兼ね合いや、絵としての雰囲気が優先する場合もあるので、あまり厳密にこの原則を適用するのも考え物である。同じ雪景色でも明るい雰囲気が欲しい場合もあれば、この写真のように、やや暗めの落ち着いた印象を大事にしたい場合もある。参考までに、ブログ版に10枚ばかり今日の写真載せておく。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia 8080 WZ
撮影日 06/01/21 14:32
ISO感度 50
絞り F5.6
シャッター 1/80
露出補正値 0
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 14.7mm
(35mm換算 58mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ


おまけ

1.


2.


3.


4.


5.


6.


7.


8.

by osampodigicame001 | 2006-01-22 11:22
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