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2005/05/30 MON(No.772)

螺旋



 お天気も悪いし、細々とした用事が立て続けだったので、今日は終日家にじっとしていた。お昼過ぎに不動産屋さんが来て、差し押さえ住戸の競売で無事落札できたとの知らせ。と言っても、これまでの経緯をご存知ない最近の読者にはちんぷんかんぷんだろうな。
 うちのマンションは約300戸の規模なのだが、その中に2軒だけ、国税庁に差し押さえられた空き家がある。これまでになんども競売に付されたけれど、債権額が半端じゃないのでとてもじゃないが買い手がつかない。業を煮やした当局が、そのうちの一軒をとうとう特別競売、つまり叩き売りすることになったのだ。うちのマンションとしては、無事に落ちれば未収になっていた管理費・積立金が入ってくるので願ってもないことなのだが、特別競売というと、とかく胡散臭い闇業者が暗躍することが多く、下手をして○レフさん(○-ムから改名)とか「や」のつくおにーさんなんかに落札された日には、後の始末が大変だ。それで、うちのマンションで入札に参加して、うまくいけば買い取ってしまおうということになったわけだ。
 その戦略がうまく行って、めでたく落札できた。未収金もなくなるし、念願だった管理事務所の拡張もできる。落札価格も妥当な線で収まったし、予算もちゃんと組んである。やれやれ、ほっとした。


【使えるワザ】
 出版社から、今度出版する本に掲載される写真が決まったとの連絡があった。いわゆるカット写真とは別に、まあ、言ってみれば作例といった感じで50枚ほどの写真を入れる。ボクの写真だけではつまらないので、お散歩ネットの何人かにお願いして写真を貸してもらい、全部で数百枚を候補として提出してあったのだ。鬼の編集者とその上司である大鬼の編集長がその中から(「ふぉとぎゃら」に掲載されているものも含めて)選んでくれた。せっかくお貸しいただいたのに選に漏れたのが多数ある。ボクのお眼鏡にはかなっていたのだけれど、出版社には出版社なりの基準というか、好き好きがあるのだろう。申し訳ないことである。
 さて、写真が決まったら、大至急レタッチ作業をやらないといけない。50枚のレタッチというと、考えてみたら大変な作業だ。1枚に15分かけるとして1時間で4枚。50枚なら休みなしで12時間半である。想像しただけで恐ろしいので、想像するだけにしてまだ手をつけていない。でも明日の夕方には提出せよというご命令が下っている。弱ったもんだ。
 というわけで、今日は想像をたくましくしていた時間が長かったので写真を撮ることができなかった。仕方がないので、一昨日の写真を載せる。1日1枚が羊頭狗肉だけれど、772日もやっているとこういうこともある。
 代々木公園でデルモちゃん撮影をやったあと、天災キャットを乗せて首都高に乗ったら大渋滞。新宿からいくらも進まないうちに薄暗くなってきたので、進路を変更してお台場に向かい、カット用の夜景を撮影してきた。その折に、遊び半分で撮ったものだ。なにをどういう風にして撮ったか、それは秘密である。といっても、たいがいの人にはすぐ分かるだろうけどね。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
Tamron 28-300mm MZ
撮影日 05/05/27 20:23
ISO感度 100
絞り F6.7
シャッター 1/4
露出補正値 0
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 300mm
(35mm換算)(390mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-31 03:49

2005/05/29 SUN(No.771)

元会長



 マンションの定期総会が無事終了した。活発な議論が展開する中、理事会提案の議案や予算案はすべて満場一致で採択、予定通り2時間で閉会となった。期待していたクレーマー氏の出席はたった一人。くだくだと、重箱の隅をつつくような質問を、ねちねちとした口調で語るじいさんで、マンション中の嫌われ者なのだが、出席者の「退場!」コールが後押しになって、執行部としてはかつてないやりやすさであった。
 お昼前から昨日の続きの撮影。3時間ほどで片付いたのでお昼を食べるついでに写真屋に寄り、機材をいくつか注文、ついでに預けておいたフィルム現像を受け取った。店長から「珍しいですね」と言われるぐらい久しぶりだ。たぶん、1年ぶりぐらいのフィルム現像じゃないだろうか。写真家のくせにと言われそうだが、実際、最近はフィルムのお仕事はほとんど来ない。まとめ買いしてあったフィルムがすべて賞味期限切れになってしまったぐらいなのだ。今回の本の仕事で、フィルムとデジカメのラチチュードの違いを載せることになるかも知れないということなので撮ったのだが、EOSのシャッター音の、あの痺れるような快感は別にして、撮影自体にはなんだかすごく違和感を感じてしまった。もうフィルムには戻れないかなという、ちょっと寂しい気分になったけれど、別に戻ろうという気もないので、単なる感傷でしかない。
 お昼を食べてマンションに帰ったら、たまたま元会長に声をかけられたので、いいチャンスとばかりに連れ出して撮影。ガキ大将が今ではれっきとした乙女になっている。


【使えるワザ】
 「デルモちゃん」のワザで述べたのと同じで、露出補正はかなりプラス。全体にぼやーっとした画像になっているのは、ややハイキーの描写にしてあることもあるが、ソフトンというフィルターを使用しているための効果だ。その名の通り、画像をソフトに見せるフィルターなのだ。一見するとピンボケのように見えるかもしれないが、ちゃんとピントの芯は来ている。それでいて、輪郭をぼやかすというフィルターである。デルモ撮影のときぐらいしか使わないものなので、探すのにえらく時間がかかった。
 使用したレンズも押入れの奥からやっと探し出したもの。ボクはマクロレンズなどというものは10年に一回ぐらいしか使わない。接写はエクステンションチューブ派なのだ。軽いし手ごろだし、なにも重たいマクロレンズなんか持って歩く必要はまったくないからだ。
 で、なんでそんなのを引っ張り出したかというと、100mmのF2.8が使いたかったから。マクロ撮影ではない使い方だけど、日常使っているレンズでは100mm、F4.0しか出ない。F4とF2.8のたった一段の違いが、ごくたまにではあるが問題になることもあるというわけ。
 この子、小学6年生のときに初代の子供会会長を務めた子である。それが今は高校生。お転婆なのは昔のままだけど、鬼の子もなんとかで、年頃になるとそれなりに乙女らしい色気がでてくる。でも、色が黒いのは昔のまま。それをなんとか色白に見せるってのは、それはそれで難しいワザなのであるぞよ。


撮影データ
カメラ

CANON EOS20D
EF 100mm Macro USM
ソフトンフィルター
撮影日 05/05/29 15:15
ISO感度 100
絞り F2.8
シャッター 1/30
露出補正値 +1/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 100mm
(35mm換算)(160mm)
その他 三脚
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-29 23:56

2005/05/28 SAT(No.770)

花用小物



 今日は確か、淳さんが呼びかけた堀切菖蒲園のミニ撮影会の日である。昨日、代々木公園でのりおくんに「行きますよ」なんて言ったはずだったが、すっぽかしてしまった。静岡からちゃっきりさんも来ることになっているので是非とも行きたかったのだが、諸般の事情はボクの我侭勝手を許してはくれない仕組みになっているのだ。
 昨夜、というか、今朝5時までかかった。なにがって、昨日写したお仕事写真のレタッチですよ。何枚かの組で掲載されるカット写真は、全部のコマの露出が揃っていなければサマにならないし、デルモちゃんたちの写真は、扱いがいくら虫眼鏡だとは言っても、やっぱりそれなりに見られるようにしてやらないといけない。しかも、鬼の編集者には、最終的に「これだ!」という写真を渡すだけでは済まない。一応何枚か渡して、選ぶ楽しみを味あわせてあげないと、ボクに対する今後の風当たりが違ってくるに違いないからだ。というわけで、必要枚数の倍以上のレタッチをしこしこと朝までやった。
 で、一応は8時に起きた。すぐに出かければミニ撮には間に合うはずであった。しかし、朝のコーシーを飲みながらつらつら考えてみると、戸外撮影だけではなくブツ撮りもやんなきゃいけないことになっていたではないか。期限は月曜日である。仕方がない、鬼嫁がでかけたのをもっけの幸いにして、夕方までせっせとブツ撮りに励んだ。戸外の光が入らないように窓をカーテンで覆い、写真ライトの熱でむんむんする中、居間をスタジオ替わりにして半裸状態で5時間、すっかり干からびてしまった。
 夕方からはマンションの理事会。定時総会が明日の午前中なので、その打ち合わせである。打ち合わせといっても、大切なのはクレーマー対策のみ。300戸も居住者がいると、中には文句を言うことだけに残り短い余生を賭けているようなじいさんもいるわけで、いわば想定問答の予行演習である。二度と立ち直れないように滅多切りにしてやる訓練なので、これがけっこう楽しいのだ。でも、今日撮影したブツ撮り画像のレタッチが待ち受けている。楽しい時間は長くは続かない。人生は甘くないのだ。


【使えるワザ】
 ブツ撮りの基本はライティングである。手前に薄く影が出ること、不必要なテカリが出ないこと、被写体に映り込みを作らないこと、バックの処理をきちんとやること、正確な色を出すこと、これらすべてがライティングの如何にかかっている。
 それを説明したいんだけど、説明し始めたらキリがないのでやらないよ。実際に撮影している現場を見てもらうのが一番いい。去年、岩手の遠野でやった撮影会では、夜、宿の一室をスタジオにして、ゴン太写真館の講義付きでライティング教室をやったが、悲しいかな、宴会の後だったのでほとんどの人は居眠り状態(keikoは仮死状態)だった。もっとも、アマチュア写真家にはほとんど用のないワザではあるけどね。
 写っている小物は、ボクのカメラバッグのポケットに入っている花の接写用小道具である。ミニ霧吹きは香水用のもの。絵筆の先っぽは、花びらにくっついたゴミや花粉を払うためのもの、ミニセロテープ、釣り糸、洗濯ハサミは、邪魔になる枝や雑草をどけるためのもの(絶対に折ったり引っこ抜いたりしてはいけない!)。ここには写っていないけどミニ手鏡もある。日陰の花に光を当てるための道具である。花だけを起こしてやることで背景を黒く潰すことができる。これらは、家にあるあり合わせがほとんどで、買ったのは香水スプレーとミニセロテープだけ。100円ショップで210円(ミニセロテープは3個入り)であった。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
Tamron 28-300mm MZ
撮影日 05/05/28 16:32
ISO感度 100
絞り F8.0
シャッター 1/8
露出補正値 0
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 50mm
(35mm換算)(65mm)
その他 三脚
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-29 01:21

2005/05/27 FRI(No.769)

デルモちゃん



 昨日に引き続きお仕事撮影。今日はちゃんとモデルさんたちも来たし、鬼の編集者もお出ましになった。撮影場所は代々木公園。はじめの予定では新宿御苑のはずだったのだが、国営公園は商業撮影禁止ということが判明し、直前になって変更になった。アシスタント役で来てくれたのりおくん、Maxpapaさん、天災キャット、hanaちゃんには無駄な移動を強いることになってしまった。ごめん。
 モデルさんは2人。本職ではなくアルバイトの学生さんである。なぜバイトなのか・・・ま、出版社のお考えというのはボクら非業界人には謎であるが、個人的にはとてもありがたかった。というのも、ボクはそもそも女偏のお仕事は大嫌いなのだ。その理由はモデルという人間が嫌いだからに他ならない。第一にアタマが悪い。第二に、美人であることをハナにかけていて態度が悪い。第三に、わがまま放題で性格が悪い。第四に、必ずついてくるマネージャーという人種がやかましいくて段取りが悪い。
 というようなボクの好き嫌いを察知したのかどうか、とにかく、とっても素直なシロートさんたちだったので、終始楽しく撮影ができた。ポーズの取り方や表情の作り方は、そりゃあ本職にはかなわないにしても、本職には絶対にない、初々しさという強みがある。
 それに、アシスタントが4人・・・撮影だけに集中できるから、わずか2時間ちょっとでノルマ達成である。こういうお仕事ならなーんも文句なしじゃよ。


【使えるワザ】
 昔から「色の白さは八難隠す」という。女性は、多少ブスであっても、色が白ければ美人に見えてしまうという意味の言葉である。これは、女性を撮影するときの鉄則でもあって、とにかく、肌の色を白く写してやるというのが原則なのである。
 で、それにはどうするか。露出をオーバーにして、ハイキーに仕上げてやればいい。簡単なのだ。ま、ポーズの取り方(30度ほど斜に構えてもらい、撮影者のほうから話しかけながら表情を引き出す)とか背景の選び方という関門はあるにせよ、ハイキーに仕上げればだいたいのところはOKである。週刊誌などのアイドルグラビア写真を見ればそれがよく分かる。ローキーの写真などまず見つからないはずだ。背景なんかすっ飛んでしまった写真のオンパレである。
 もう一つ、目にキャッチライトを入れてやること。今回はレフ板がキャッチライトとして写ってくれたが、レフ板がないときは白い紙でもなんでも、とにかく、モデルの斜め前方に白いものを置いてやるだけでいい。画竜点睛というが、キャッチライトが入るだけでモデルの表情が俄然豊かになるのだ。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
EF 35-350mm USM
撮影日 05/05/27 15:54
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/180
露出補正値 +2.0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 350mm
(35mm換算)(455mm)
その他 三脚
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-29 01:18

2005/05/26 THU(No.768)

独り者



 水元公園で本のカット撮影。来るはずだった鬼の編集者とモデルにはすっぽかされたけれど、現地まで来ちゃった後だったので、とりあえずモデルなしのカットをいくつか撮影した。天災キャットがアシスタント役を引き受けてくれ、レフ板担当。3時間ばかりの間にだいたいのところを撮り終えた。
 しかし、前以ってイメージしていたのはあくまでモデルありのカットだったので、帰ってからチェックしてみたら半分は使う気にならない。仕方がない、明日もう一度撮りなおしだ。水元公園はもう飽きた。明日は新宿御苑にしよう。
 戸外撮影しなければならないカットは、たとえば、絞りやシャッタースピード、焦点距離による描写の違い、測光方式、測光点の変化による写りかたの違いなど、まあ、作品作りとは縁もゆかりもない写真ばかりだ。いわゆる失敗写真の例なんてのも撮らないといけない。はっきり言って、本気で撮影したくなるようなものじゃないのだけれど、ところが、難しさという点ではこれがけっこうしんどいのだ。本の中での扱いは虫眼鏡サイズの小さな写真になるので、縮小しても違いがよく分かるような撮り方、被写体の選び方をする必要がある。なめてかかっていてはいかんのだ。
 胃カメラ検査はすんなりと行った。これでかれこれ20回目ぐらいの胃カメラなので慣れたものである。涙を流して痛がる人が多いみたいだけど、ボクは全然平気。快感さえ感じるぐらいのもんだ。
 結果は、「胃潰瘍は治癒しつつある」だった。しかし、オリンパちゃんのカメラの写りがいいのにはびっくり。昔は、医者に潰瘍の場所を指摘されてもよく分からんかったけど、今の胃カメラは一目瞭然、実にくっきりと写っている。綺麗なピンク色の襞々の中に、一点だけ白っぽくなっているところがある。そこが治癒過程の潰瘍なのだ。せっかくだから持っていたデジカメでテレビ画面を撮影しようとしたら、「検査中にアホなことするな!」と叱られた。


【使えるワザ】
 夫婦ものはカルガモ、独り者はコサギである。休憩中の一枚。今日はお仕事撮影だったので眼デジで失礼。
 天災キャットによると、カルガモってのはほとんど渡りをしないそうだ。例年ならちょうど今頃が子育ての真っ最中なんだけど、花と同じで今年は遅れがちだという。雛が後から列になって泳いでいたらいい絵になったところ。
 他のカモ類と違って、カルガモはオスとメスがほとんど同じ姿である。鳥類はだいたいオスのほうが華やかなんだけど、こいつは両方ともジミ系に徹している。両性ともくちばしの先っぽが黄色いのが特徴で、すぐに見分けがつく(←受け売り)。
 一方のコサギは紛れもない留鳥。日本中どこにでもいる。この時期は水田にたむろしていることが多い。警戒心の強い鳥で、人の姿を見るとすぐに逃げるのが普通なんだけど、ここ水元公園のコサギは人馴れしていてすぐ近くまで向こうのほうから近寄ってくる。300mmでもこの大きさに写るわけである。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
Tamron 28-300mm MZ
撮影日 05/05/26 13:37
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/1000
露出補正値 -1/2
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 300mm
(35mm換算)
(390mm)
その他 三脚
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-27 02:11

2005/05/25 WED(No.767)

畦道



 佐賀に行く前に、校正原稿の前半部分は手直しをして出版社に送っておいたが、帰ってみたら後半部分の半分ほどが追加で届いていた。今日はその原稿に目を通し、あちこち手直し。ページ建ての関係でばっさばっさと削られているのだが、削られたお陰で意味不明になったり、趣旨が曲げられたりしているところがあるので、そういう部分の焼き直しが難しい。行数が限られているから、言葉足らずにならないように趣旨を通さないといけないわけで、ずいぶん頭を悩ませた。
 撮影のほうも待ったなしである。本文を補完する形で入れるカットがけっこうたくさんある。戸外で撮るべきもの、ブツ撮りすべきものなど、ちゃんと予定を立てて片付けていかないと期限までに終わらせるのは無理みたいだ。とりあえず、明日、午前中の胃カメラが終わったら東京に出て、戸外撮影から始めようと思っている。お天気も良さそうだし・・・。
 ところで、我が家のベランダだが、かつて仕事が暇だった時期に植えておいた花の類がほとんど枯れてしまっている。気にはなっていたのだが、植え替えるということになると一日仕事になってしまうし、最近のご多忙状態では、たとえ一日といえどものんびりとガーデニングなんてしてられない。下の緑地が花盛りだからいいじゃないかとケツをまくっていたのだ。
 しかし、世の中、というか、我が家はそんなに甘くないのだった。今朝、鬼嫁がまなじりを決してご下命になった。「なんとかしなさいよ!」。眼が吊り上るのは毎度のことだから慣れてはいる。けれど、日頃なんとなく気にしていたことをズバリと指摘されると弱いね。「あんたがやれば」の一言が出てこない。飯抜きの刑の過酷さを知り尽くしているからだ。んーん、なんとかしなきゃいかんだろうな。いったん植えたら、絶対に枯れない花がないもんかなあ・・・。


【使えるワザ】
 マンション連合会の通帳に集まった会費を入金しようと思って郵便局に行った。番号札を取って9人待ち。やっと順番が回ってきたと思って窓口に行ったら、「あのう、この通帳は・・・」だって。ややっ、やってしまった。連合会の通帳は郵便局じゃなかったんだった。信金の通帳を出されても困るよね、ごめんなさい。
 まったく恥ずかしいったらありゃしない。最近、アルツ系気味だとは思っていたけれど、信金の通帳で郵便局に行くとは我ながら呆れたもんだ。
 で、信金に回ったついでに田んぼのほうを見てきた。ここらへんの田んぼはすっかり田植えも終わって静かなもんだ。人っ子一人いやしない。チガヤはこないだ撮ってしまったし、他に撮るものもないので畦道を撮ってきた。換算28mmの広角に頼り切った画像である。手前にあるものが大きく、遠くは小さく写るという広角ならではの遠近感だけが今日のワザというわけ。なんでもない景色だけど、なんだか新鮮に見えるでしょ。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/05/25 15:41
ISO感度 50
絞り F8.0
シャッター 1/250
露出補正値 -2/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算)(28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-25 23:13

2005/05/24 TUE(No.766)

滲む灯り



 なんと、1日かかって7本ものメルマガを配信した。昨夜のうちに画像だけは選んであったので、まあ、一番時間がかかる部分は終わっていたからいいようなものの、それにしても7本一気というのはすごい集中力ではないだろうか。普段の、自堕落を絵に描いたようなボクを見知っている人には信じられないだろうけど、ボクだってやるときにゃやるのだ、ふっふっふ、ザマミロ!
 なんて威張ってるけど、一番驚いているのはボク自身だったりする。でも、今月中にやっつけていまわなければならないお仕事が目白押しだし、うかうかしてはいられないという事情があるのだ。鬼の編集者からは校正原稿が届くし、本に載せるための撮影もしなきゃいけない。ううっ、ストレスだぁ・・・。せっかく佐賀の田舎で治癒しかけていた胃の痛みがぶりかえしそうだ。
 そういえば、明後日は胃カメラだ。毎年の恒例だからカメラを呑むことに抵抗はまったくないけれど、前夜からの絶食、断酒、断煙というのがめっちゃ辛いわい。午前中で終わる予定なので、午後からは撮影だな。お天気も良さそうだし、戸外撮影ができたらいいな。


【使えるワザ】
 一日中閉じこもっていたら足の痛みがほとんど解消した。やっぱ、歩かない、負担をかけないというのが一番の薬だ。
 夕方、タバコが切れたので買いに行った。外は雨。歩けば10分程度のコンビニまで車で出かけ、ついでに今日の1枚を写してきた。といっても、車の中からウィンドウの水滴を写しただけ。手抜きもいいとこだ。
 手ブレしないように感度をISO400に上げてある。オリンパなので当然ノイズが出るのは覚悟の上だ。水滴にピントを合わせてあるので、多少絞っても灯りのほうはちゃんとボケてくれる。
 F5.6まで無理をして絞ってあるのは、できるだけ被写界深度を深くして、ボケる水滴を少なくしようという腹なのだ。ウィンドウに直角にカメラを構えればなんてことないわけだけど、斜めから撮らないと灯りが画角に入らないところにしか車が止められなかった。こないだ農道の右折禁止で逮捕(?)されて以来、交通規則にはとっても敏感なボクなのだよ。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/05/24 19:33
ISO感度 400
絞り F5.6
シャッター 1/13
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 23.4mm
(35mm換算)(92mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-25 23:11

2005/05/23 MON(No.765)

花の小径



 昨夕は、浜野浦棚田の夕暮れを撮影したあと、雷山さんに唐津まで送っていただき、JIROさんと二人、電車で博多駅前のホテルに入った。チェックインは9時半ごろ。すぐに飲みに出た。博多の夜ったって、日曜日では有名な中洲の屋台も出ていない。駅前の飲み屋である。でも、焼酎はけっこう美味しかったし、食べ物もたっぷりだった。
 7時半にゆっくりと朝食。1時間後、福岡空港でフライトをチェックインし、荷物を全部預ける。フライトはJIROさんが午後3時、ボクが午後4時なので、それまでぶらぶらしようというのだ。とりあえず大濠公園に出て電話したら、mimiさんが会いにきてくださった。3人で姪浜からフェリーに乗り、能古島に渡る。博多湾に浮かぶ、人口800人の小島である。島の反対側までバスに乗り、アイランドパークを見学。
 ところが、帰りの船の時間を調べてみると、すぐに戻らないとフライトに間に合わないことが判明した。入場料1000円のアイランドパークにわずか20分いただけで博多に戻ってきた。超特急の島巡りというわけ。
 他にすることもないので空港に戻り、レストランでビールとラーメン。mimiさんに見送られながらゲートインし、時間までJIROさんと二人でまたビール。一足先に搭乗するJIROさんを見送って、今度は一人でまたビール。すっかり酔っ払って搭乗したら、東京までぐっすりと熟睡した。
 帰宅は午後9時。お土産に「鶴の子」を買ってあったので、鬼嫁は笑顔で家に入れてくれた。留守中のメールが604通(うち400通はスパム)、それをチェックし、撮影した3204枚の画像を取り込み、とりあえずメルマガに載せる画像を選び終えたら午前3時を過ぎていた。


【使えるワザ】
 アイランドパークは、とにかく一年中、いつ行ってもなんらかの花が咲いているのだそうだ。今の時期はちょうど端境期ではあるけれど、それでも色とりどりの花で埋め尽くされていた。
 ネット撮影会の今月のお題が「道」。ついつい道を写真にしたくなる。今回の留守中の配信分7枚に、これで3枚目の「道」である。そのほかにもいろんな道の写真を撮ってきた。ただし、単に道の写真を撮っただけでは「だからどうした写真」にしかならない。絵として見せる工夫や、ドラマを感じさせる撮り方をしないと作品にはならない。簡単なテーマだけど、けっこう奥が深いのだ。過去にやった「自転車」や「傘」の講評が参考になるだろう。
 今日の1枚は、講評するとしたら「食い足りない」というところだろう。花ではなく道を見せるという意味ではこういう構図でいいのだが、単に綺麗な道の写真というだけでポイントがない。この道の上になにかポイントになるものや人物がいて、ドラマ性が滲み出ると満点ということになるだろう。ちょうど車椅子の男性が通りかかったが、後姿ではなく前向きだったので撮影は遠慮した。前姿ではどのみち絵になりにくい。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/05/23 11:07
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/500
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離
(35mm換算) 16.5mm
(65mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

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by osampodigicame001 | 2005-05-25 02:22

2005/05/22 SUN(No.764)

赤く燃える海



 みなさんは早朝から徒歩30秒の大浦棚田に出向いたようだったが、ボクはのうのうと朝飯直前まで惰眠をむさぼった。早出が続いていたのでさすがに睡魔には勝てなかったのだ。
 7時に朝食。すぐに出発。5日間もお世話になった民宿のおやじさん、おばちゃんが名残惜しそうに見送ってくれる。
 まずはすぐ下の大浦棚田から。棚田の写真ばかりでは能がないので、港まで降りて撮影する。天候は小雨が降ったり止んだりだが、傘が必要なほどではない。港の集落ではちょうどお葬式の準備が始まっていて、集落のほぼ全員と思われる30人ほどの男女が料理作りをやっていた。なんと、さっき別れたばかりの民宿のおやじが一抱えもありそうなカンパチを次から次にさばいている。女性陣は車座になって野菜を刻んだりお吸い物を作ったりしている。せっかく集落の人たちと会ったのだから、撮影は二の次でしばらく立ち話。
 瓜ヶ坂、高串、納所などの棚田や港を撮影しつつ、肥前町のほぼ端っこまで行って、いったん民宿近くの国民宿舎まで戻り久しぶりのコーヒー。お天気が芳しくないので、とりあえず隣の福島町、土谷の棚田を撮影して伊万里、有田に向かうことにした。有田では人間国宝の窯元などを巡り、ジャンルは違うものの、芸術家の感性に目一杯触れて感動、また感動。一個500万円の壷なんてのを見て、「なるほど、これなら500万円だわ、金があったら買いたい」と納得させられる経験なんてめったにできるもんじゃない。
 午後4時、厚い雲に覆われた空と相談し、夕景は諦めることにした。遠くからお越しのUkiukiさん、ミントンさんとはここでお別れ。JIROさんとボクは雷山さんに、今晩泊まる博多駅前のホテルまで送っていただくことになった。
 ところが、唐津を過ぎるあたりから空が見る見る明るくなってきた。ダメ元でもいいからこれを見逃す手はないということで、唐津を過ぎたところから玄海町に逆戻り、浜野浦の棚田を目指す。1時間以上戻る格好になったが、これが正解だった。一昨日の夕焼けをはるかに凌ぐ、この世のものとは思えないほどの夕景が撮れた。


【使えるワザ】
 なんだか、今回の取材写真はどれもハーフNDフィルターの宣伝をしているみたいで気が引けるが、今日の画像もこのフィルターなしでは撮れない画像だ。実際のところどうなんだ、というのが分かりやすいように、使用前使用後の写真で比べてみよう。
 参考画像3枚はいずれも20分前ぐらいに撮ったもの。まだ海面の光が強すぎる。1枚目は、フィルターを介した部分がどうなっているのかを示す画像、2枚目はフィルターなしで撮った画像、3枚目は使用後である。2枚目、3枚目を比べてみると分かるように、下の棚田の部分の明るさ(露出)はまったく同じなのに、上の海面の部分の明るさ(露出)が全然違っている。棚田に露出を合わせると海の部分が飛んでしまうところを、ハーフNDフィルターでラチチュードの範囲内に引き戻しているわけだ。
 5/19の「玄界灘夕景」とまったく同じ場所、同じ構図である。違うのは夕陽の色。19日は朝から完全なピーカンだったので、いまいち色が出ていないが、今日はつい今しがたまで曇り空だったのが、さーっと潮が引くように晴れたので空気に湿気が多く、その分赤い色が強くなっている。デジカメの設定も、ホワイトバランスを「曇天」ではなく「日陰」にすることで赤味を強めている。色温度にすると、曇天は6000K(ケルビン)ぐらい、日陰は7500Kぐらいになる。晴天の5300Kと比べるとかなり高い設定である。
  

撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/05/21 08:47
ISO感度 50
絞り F4.0
シャッター 1/400
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算)(140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな、PhotoShop EL

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by osampodigicame001 | 2005-05-25 02:19

2005/05/21 SAT(No.763)

海に続く道



 目覚ましが3時半にけたたましく鳴った。晴天の月夜を当て込んで、月が沈む頃の棚田を撮ろうと考えたのだ。月影が海面に映り、棚田の水面が月光に青く輝く・・・なんて絵を勝手に想像していた。ところが、起きてみたら月はとっくに水平線の下にお隠れ。床に入った1時頃にはまだ中空高く輝いていたのに、わずか2時間ちょっとで沈んでしまったらしい。残念な気持ちと、二度寝できる嬉しさとが入り混じった複雑な心境のまま熟睡。
 5時に本格始動。夜明けの大浦棚田、瓜ヶ坂棚田を撮影し、7時に民宿に戻って朝食。今日で五泊目、おにぎりではない、初めてのちゃんとした朝食だ。
 朝食後、玄海町を一周して唐津駅に11時過ぎ、ここで今日から合流する雷山さん、ミントンさん、そして、東京からはるばるやってきたJIROさんと落ち合った。いよいよ撮影会の始まりである。みんなで昼食をとり、昨日下見をしておいた相知町の蕨野棚田、次いで玄海町の浜野浦棚田を撮影。
 午前中の快晴が午後からは曇りがちになり、撮影が終わる頃にはぱらぱらと降り出した。昼間ならともかく、薄暗い夕方に雨の中で棚田を撮っても仕方がない。さっさと温泉に入り、さっさと民宿に戻る。食べきれないほどのご馳走(刺身=うに、かわはぎ、かんぱち、いか、くるまえび、煮物=かわはぎ、めばる、てんぷら=くるまえび、その他、多すぎて半分しか食べられず)、講評会、10時半にはみなさんお休みである。起きているのはボクだけ。静かに夜が更けていく。


【使えるワザ】
 肥前町のある半島の西海岸線を、宿泊した大浦から北上していくと、次から次に棚田が姿を現す。大浦から一山越えたところが瓜ヶ坂(うりがさか)、さらに一山越えるとこの棚田が出てくる。集落表示は瓜ヶ坂(下)となっているので、さだめし瓜ヶ坂下の棚田とでも呼ぶのだろう。「下」が括弧で括ってあるのがなんとも言えず奥ゆかしくていい。
 大浦の半分の規模が瓜ヶ坂、さらにその半分といった規模の小さな棚田だが、写真に写っている丘の上の農家と、海に落ち込むようにして続く細い畦道が印象的な、美しい棚田だ。
 海は実際にはかなり細い湾口になっていて、すぐ先に福島が見える。つまり、この海が佐賀県と長崎県の県境になっているわけだ。その福島の海岸線が、ほんのちょっと画角を上にずらすと写真に写ってしまう。そうすると、海の印象が卑小になってしまうし、写真の上部が重たくなってしまい、牧歌的な、のんびりした印象が消えてしまう。ぎりぎりのところで向こうの海岸線が入らないようにするのが構図上のワザということになる。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/05/21 08:47
ISO感度 50
絞り F4.0
シャッター 1/400
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算)(140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな、PhotoShop EL

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by osampodigicame001 | 2005-05-25 02:16