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2005/09/29 THU(No.894)

白と黒



 旧車に積んであった荷物を午前中に全部降ろし、ナビやらレーダー検知器やらを取り外してすっからかんにした。きれいさっぱりというやつだ。しかし、あきれるぐらいたくさんの荷物が積んであった。全部降ろしてみて唖然である。移動手段兼ホテル兼非常時避難場所(←鬼嫁に追い出されたときの棲み家)として使っていた車だったから、とにかく、生活用具一式が所狭しと積んであったのだ。テントや寝袋は言うに及ばず、缶詰やら乾燥食料、石鹸や髭剃り、ナタからスコップまで出てきた。燃費が悪いなんてこぼしていたけれど、これだけの重量を負担させていたのだから責任の一端はボクにもありということだろう。
 で、すっからかんになった旧車をミツビシさんに持っていって、新車と取っ替えっこしてきた。鬼嫁大はしゃぎである。早速野菜を買いに連れて行かされた。茨城とか群馬は今日はご勘弁願って、庄和町に半年前にできた道の駅まで。ついでに、野田やら幸手あたりの田んぼ道をぐるぐる走り回らされ、初日の試運転は40キロ。
 乗り心地は至極快適である。ラジオをつけたらちゃんと聞こえることに鬼嫁はいたく感激の面持ちだった。旧車じゃうるさくてほとんど聞こえんかったもんな。それに、前のナビと違って、通り過ぎる前にちゃんと曲がる交差点を教えてくれる。ロックしなくても運転手が車から3メートル離れると自動的に鍵をかけてくれるし、ハッチバックドアはボタン一つで勝手に開いたり閉まったりしてくれる。ヘッドライトもワイパーもエアコンもぜーんぶ自動である。これで運転まで自動でやってくれたら言うことなしだな。


【使えるワザ】
 なにもわざわざ隣りの県のスーパーでお買い物しなくてもいいじゃないかというのがボクの言い分だが、鬼嫁にはそんな話は通用しない。庄和町に来たついでだから野田まで行けとのご命令である。新しい、でっかいスーパーができたので、是非ともそこでお買い物をしたいんだそうだ。お買い物たって、晩メシのおかずを買うぐらいのもんじゃないか。遠回りして千葉県まで行く意味がボクには分からん。
 鬼嫁のお買い物の間、ボクはお外でタバコ。ついでにスーパーの壁を撮った。爽やかな秋の陽射しが感じられるかな?


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/09/29 15:32
ISO感度 50
絞り F5.6
シャッター 1/1600
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算 140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-29 22:55

2005/09/28 WED(No.893)

曼珠紗華絢爛



 就寝3時、4時に携帯の目覚ましに叩き起こされ、眠い眼をこすりながら日高の巾着田に向かった。今日は横浜支部が中心になっての彼岸花ミニ撮影会である。みなさんが到着するのは午前8時ごろということだったが、とにかく超有名な季節観光地なので、本格撮影を狙うならカメラマンや観光客が押しかけない早朝でないと話にならない。
 ただ、ボクはここの写真なら腐るほど持っている。ほとんど毎年のように行っているからだ。フィルムも大判から35mmまですべてのサイズが揃っているし、デジでもずいぶん撮っている。だから、今さら本格撮影する必要などさらさらないのだ。何も、たった1時間しか寝ないで駆けつけるなんて無茶をしなくてもいいのである。
 でも、そこが職業写真師の本能というべきか、どうせ行くならちゃんとした写真を撮ってこなきゃ勿体ないという気がある。自然風景ならいざ知らず、こういう、人の手が入る風景というのは、いつなんどきがらっと景色が変わるか分かったもんじゃない。いい気になって観光パンフなんかに写真を売って、クレームにでもなったらえらいことだ。そういう潜在意識があるので、つい職業が顔をもたげるというわけ。
 行ってみたらいつもとおんなじだったので、ちょっと損した気分になったけれど、三脚も余裕で立てられたし、人影もほとんど気にしないで撮影できた。早起きは三文の得なのだ。


【使えるワザ】
 みんなより先に現地に行って、人影が少ないときに撮影した画像を出しても、「インチキだ!」とののしられるのがオチだろうから、9時ごろ、すでに人でいっぱいというときに撮影したのを掲載する。
 実際は観光バスで大挙してやってきたオジオバたちが、ぞろぞろと列をなして歩いている。カメラマンの数もゲッというほど多い。
 そういうときに、人影を入れずに撮る。コツはない。ただ辛抱あるのみである。人ごみというのは不思議なもので、あれほど途切れなくぞろぞろと歩いていた群衆が、辛抱強く待っていると瞬間途切れるときがあるものなのだ。これを撮影したときは、実はまだ2人ばかり写真を撮っている人(←待てど暮らせど動かない。いつまでもファインダーを覗いている。早く撮らなきゃ花が枯れちゃうぞ!)が目に入っていたのだが、その2人が立ち木の後に隠れる位置を探してシャッターを切っている。写っていなければ存在しないのと同じなのだ。今日は5時過ぎから11時まで、ほぼ6時間も現地にいたのに、撮影枚数はたったの120枚だった。大半の時間を待つことに費やしたからである。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/09/28 08:58
ISO感度 50
絞り F8.0
シャッター 1/2
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 15.0mm
(35mm換算 59mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-28 23:51

2005/09/27 TUE(No.892)

ちょっとだけ秋



 介護保険法が改訂されて親父の施設から呼び出しがかかった。毎月の支払いが増えるので、その説明をするというのだ。いきなり言われても困るのだが、施設のご機嫌を損ねて親父が追い出されでもしたらもっと困る。予定の来客は管理人さんにお願いし、お仕事は寝る時間を削るということにした。明日は早朝から日高の巾着田に彼岸花を撮りに行くことになっているのだけれど、贅沢は言っていられない。
 お昼前に出かけた。途中で昼メシを食べて、午後一番に施設到着。事務長さんのご説明によると、これまで介護保険が負担していた部屋代や食費が全額個人負担になるのだそうだ。で、毎月の支払いが5万円ばかり増える。「申し訳ないけど・・・」というのと「イヤならイヤで構わんもんね」という両方の表情が見え隠れするのがちょっとしゃくだったが、こっちには断るという選択肢はない。黙ってハンコを押してきた。ま、死にかけていた親父をここまで元気にしてくれた施設だ。負担増は止むを得ないところだろう。それに、値上げになって施設が儲かるというものでもないのだから・・・。
 帰りに母親のところに寄って、そっちのデイケア分のハンコも押してきた。帰宅は午後8時。まるまる半日仕事だった。


【使えるワザ】
 撮影どころの騒ぎじゃなかったので、今日の写真は行きがけの信号待ちで撮った2枚のうちの1枚。車の窓からノーファインダーで適当に撮ったものだ。川口の造園会社の前の交差点から、ちょっとだけ色づいた木々が見えた。赤やオレンジの木の実も見える。昨日、今日とめっきり涼しくなって秋もいよいよ本番という感じになってきたので、こういうものにふとカメラを向けてみたくなる。もっとも、テキトー写真は所詮テキトーにしか仕上がらない。これが青空だったら少しはましな写真になっただろうけど、今日はずっと曇り空だった。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/09/27 12:52
ISO感度 50
絞り F8.0
シャッター 1/25
露出補正値 +2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算 140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-28 01:35

2005/09/26 MON(No.891)

出津橋





 九州取材の留守中に開かれたマンションの理事会月例会議の結果を聞いたり、資料を整理したりしているうちに午後になった。秋晴れである。こういう日に書斎でうだうだしているのはいかにも勿体ないという気がして、懸案のお仕事にとりかかることにした。
 手許に50枚ばかり、わが町の古い風景写真がある。2年前、市内の銀行に頼まれて、ロビーに展示するパネルを作ったことがあり、そのパネルがほとんど新品のまま残っているのだ。ネガは市役所に(とてもいい加減に)保存してあるものをお借りした。ろくな保存措置がされていないので、カビやキズだらけだったけれど、なんとかましなものだけを何日もかかって選び出したのだった。
 で、そのパネルだが、古い風景と同じアングルで今の風景を撮ってくれと頼まれている。両方を並べて展示しようということなのだ。ただのお散歩だけでは能がないと思い、今日は簡単なところだけを選んで5ヵ所ばかり写真を撮ってきた。
 昔の写真には火の見櫓からの俯瞰写真なんてのもあって、肝心の火の見櫓がなくなってしまった今では、同じアングルが無理なところもある。ためつすがめつ眺めてみても、いったいどこからどこを撮ったのか皆目見当がつかないところだってある。そういう難問を解決していくのもこの仕事の楽しみだと思って引き受けたのだが、うーん、けっこう時間を食いそうな予感がするなあ。


【使えるワザ】
 昔の、どこの馬の骨が撮ったものとも知れない写真と同じ場所から同じアングルで撮るとこういう写真になる。芸もクソもなしである。ただ、モノクロと違ってカラーで撮る関係上、お天気にだけは気を使いたい。今日みたいな秋晴れなら文句なしである。
 この橋、つい数年前までは古い写真(昭和41年撮影)と同じ木造のものが架かっていた。危なっかしいので車両は通行禁止だったけれど、文教大学の学生たちの通学路なので、けっこう役立っていたのだ。鉄橋に架け替えられてかなり雰囲気がなくなったのは残念だが、台風シーズンが来るたびに流されてしまうんじゃないかと心配することはお陰さまでなくなった。
 こういう「だからどうした写真」では読者も納得しないだろうから、今日の分はブログ版に古い写真と一緒に展示することにする。見比べていただきたい。もっとも、見比べても「だからどーした」なんだけどね。
 そう言えば、古い写真と同じアングルで撮るというのをモチーフにしたスリラーノベルがあった。あの「ランボー」の作者であるD.マレルの「Double Image」という本で、翻訳が二見文庫から出ていたような記憶がある。主人公が写真家という小説は何冊かコレクションしているけれど、この本は原書しか持っていない。久しぶりに読み返してみたいのだけど、エーゴはしんどいので翻訳を買ってこようっと。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/09/26 13:26
ISO感度 50
絞り F8.0
シャッター 1/200
露出補正値 -1/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.4mm
(35mm換算 29mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-27 00:26

2005/09/25 SUN(No.890)

自転車に乗って



 九州取材から戻って3日目の今日、やっとその折に撮影した画像の整理に手がついた。撮影枚数はカメラ4台と携帯で合計2,255枚、8日間でフィルムにしたら63本分だから今回はやや控え目というか、厳選撮影だったみたいだ。それとも飲みすぎ?いやいや、そうではなく、今回は連写ゼロだったからである。昔、フィルム時代の撮影枚数が、風景なら大体1日10本見当だったから、今回はそのペースだったというわけ(初日と最終日は移動日なのでほとんど撮っていない)。

 で、整理の手順だが、それについては「デジタル・写真の学校」にある程度のことは書いておいたけれど、せっかくだからちょっと詳しく書くと次のようになる。
 原画は「original」の「0509」フォルダーに「0918」というような日付け別サブフォルダーを作って、その中に「eos20d」や「camedia8080」のようなカメラごとのフォルダーを作ってそこに入れる。そして、フォルダーごとに一括縮小してくれる「ちびスナ」というソフトを使って長辺768pixに縮小し、それを「resized」の「0509」フォルダーの中の「0918nagasaki」フォルダーに収納する。この際、「ちびスナ」の設定で、もともとのファイル名の前に「050918」という日付けの数字をくっつけるようにしておく。ここではカメラ別のフォルダーは必要ない。縮小分にだけ「nagasaki」という撮影地名をつけるのは、後で検索するときに便利だからである。なお、「original」と「resized」は別々のハードディスクに入れ、なおかつ、「original」はもう一つ別のハードディスクにバックアップを取っておく。

 さて次は、「resized」の中の「0918nagasaki」フォルダーの中身を見る。ここで削除すべき画像を弾いていくわけだ。縮小版なのでさくさくと作業ができる。削除画像は「ゴミ箱」に入れるのではなく、「ボツ」というフォルダーに入れておく。削除が終わったら、その「ボツ」の中の画像から原画を探し出し、その原画も当然削除するわけである。もともとのファイル名がついたままなので、縮小画像から原画を探すのは簡単だ。原画の削除が終わったら、「ボツ」画像はほんとに捨ててしまう。

 この段階で画像数がぐっと減るので、ここまで来ればあとは簡単。縮小画像をテーマ別フォルダーにコピーしていくだけだ。今回は「棚田」と「花」と「滝」が大部分だったので、あっという間に終わる。で、「棚田」に入れた画像は、ちゃんと「長崎県南有馬町谷水の棚田」というフォルダーに分類しておく。そうしておかないと、1週間も経ったら、いったいどこの棚田の写真だったのかすっかり忘れてしまうからである。「花」は例えば「彼岸花」、「滝」は例えば「大分県玖珠町慈恩の滝」に分類しておく。ポータブルストレッジに取り込む時間とバックアップの時間を別にして(これは寝ている間にやらせる)、約2,200枚の原画を処理するのに大体10時間ぐらいかかる。一日仕事だが、8日分となればこの程度は仕方がないところだ。


【使えるワザ】
 今日も「動き」。今日はマンガの動き表現のような画像が撮れないかと思ってやってみた。普通の流し撮りではなく、かっくんかっくん流し撮りである。シャッター速度の1秒間に、3回ばかりちゃんと流れる撮り方をし、その合間はわざと流す速度を遅らせて(または速めて)ぶらしてしまうという、酔っぱらいにしかできないワザである。素面で夜道に出てこういうことをやるのは超恥ずかしいので、何杯かひっかけてから挑戦してみてください・・・って、んなことやろうってヤツはだれもいないか・・・・。


撮影データ
カメラ

CANON IXY D450
撮影日 05/09/25 18:58
ISO感度 50
絞り F4.9
シャッター 1秒
露出補正値 -2/3
WB AUTO
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 22.2mm
(35mm換算 108mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-25 22:42

2005/09/24 SAT(No.889)

ドッヂボール



 ラジオ体操が終わり、学習館の食堂で朝ご飯を食べていたら雨が降りだした。全員カッパを着て、雨中のテント畳み。濡れたテントほど始末に負えないものはないが、この自然学習センターでは、ちゃんと屋根があるところまで仕舞いさえすれば、乾かすのは職員がやってくれる。ほんとはとことんやらせるのが野外学習としては正しいのだろうが、少年少女がきちんと自分たちの手で片付けるというところまでやれば、特殊技能が必要な部分までは求めないという方針であるらしい。
 ここのいいところは、雨が降っても屋内に移って学習が続けられるところ。午前中は手延べうどん作りである。ちゃんと職員が講師をやってくれる。小麦粉を練り、足踏みして寝かせ、麺棒で延べて包丁で切る。茹でて氷水に晒し、切った葱と自作の麺つゆで食べる。後片付け、食器洗い、食堂の掃除までの一貫工程をすべて子どもたちだけでやらせるのである。とても無理だろうなんて思うかも知れないが、1年生2年生のチビでもなんとかできてしまう。上級生がちゃんと面倒を見てくれるので、大人の出番はほとんどないのだ。眼を輝かせてうどん作りに励む子どもたちを見ていると、大変ではあるが毎年の恒例キャンプを今年も実施できて良かったなと思う。
 体育館を借り切って食後の運動をやらせ、午後3時に閉村式。帰りは、お父さんたちが車で迎えに来るという手はずである。キャンプ中の面倒は育成会のお母さんたちやボクらのようなボランティアが見るけれども、たとえ短時間であっても親も出て来いというのが我がマンションの決まりなのである。


【使えるワザ】
 今月のネット撮影会のお題が「動き」なので、月末が近づいたことでもあるし、そろそろボクも講師のお手本写真を撮っておかなくてはならない。被写体が子どもたちなら、動くな!と言っても動かずにはいられないヤツらだから最適である。
 動きの表現は被写体が動くスピードとシャッター速度の選択次第だから、まずシャッター速度を決めてから求める被写界深度に合う絞りを決め、露出は感度で合わせるという変則撮影になる。言葉にすると面倒なように聞こえるだろうが、露出三要素のうちどれとどれを固定し、どれを変化させるかということだから、絞りと感度を固定しシャッター速度を変化させている普通の撮影と大して変わらないのである。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/09/24 10:49
ISO感度 320
絞り F3.5
シャッター 1/30
露出補正値 -1/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算 140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-25 22:38

2005/09/23 FRI(No.888)

キャンプファイヤーを囲んで



 夏休み恒例の子ども会キャンプが今年は育成会(小学生の親の会)の都合で9月の連休にずれ込んだ。今日がその初日。朝の9時に集合し、子どもたちは貸し切りバス、ボクらは自分の車で茨城の猿島に向かう。企画運営は子ども会と育成会がやるのでボクが出張っていく必要はないのだが、徹夜の見回りが毎年の役回りになっているので、寝不足でもなんでも、とにかくお付き合いということになるのだ。もっとも、徹夜の見回りったって、ほとんどは酒を食らっているだけなので、それが楽しみで出かけると言ったほうが正しいと思う。そういう不埒ものが6人、消灯時間から始まった酒盛りが朝まで続く。
 台風が近づいているらしく、お天気はあいにくだったが、なんとか雨にはならずに済んだ。テントを建て、お昼を食べ、オリエンテーリングなんかをやって夕食作り、食べ終わったら肝試し、最後はキャンプファイヤーである。消灯は一応9時半ということになってはいるが、興奮した子どもたちは零時を過ぎてもまだ起きて騒いでいる。その声を聞きながら飲むビール、これがけっこう美味い。
 もっとも、ボクは九州から戻ったばかりだし、昨夜は留守中のメルマガ配信でろくに寝ていない。午前3時、とうとうダウンした。1時間だけ横にならせてもらい、なんとか朝まで勤めを果たした。寝不足に酔いが加わって、ラジオ体操がえらく辛かった。


【使えるワザ】
 真っ暗な中、キャンプファイヤーの灯りだけでは長時間露光必至である。感度をISO320まで上げ、なんとか1/2秒を確保、地面にべったりと胡坐をかき、両膝に両肘をつけてカメラを安定させ、しずかにシャッターを切る。2秒、3秒の露光ならいざ知らず、1/2秒程度ならこのポーズで確率1/2は行ける。
 ホワイトバランスは「晴天」。焚き火の暖かさを出すために、画面全体が赤被りするようにしたわけだ。「オート」でも赤被りは出るけれども、「晴天」の場合より乗る赤味が薄い。「白熱灯」だと赤味の乗りはほとんどなくなる。でも、それだと面白くないね。この程度の赤被りがボクはもっともキャンプの夜らしいと思う。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/09/23 20:23
ISO感度 320
絞り F2.4
シャッター 1/2
露出補正値 -1/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-25 22:35

2005/09/22 THU(No.887)

誘導



 昨日は江里山棚田の帰り道で鳥栖駅に寄ってもらい、そこでUkiukiさん、ミントンさんと別れた。長崎、福岡、大分、佐賀の4県にまたがる1週間の取材旅行打ち上げである。JRで博多に出て、駅前のホテルに宿を取った。以前仕事を依頼されたことがあるクライアントと夕食。
 さて今日は帰京する日だが、夕方の便までどこかで時間つぶしをしなければならない。重い機材を運搬しなければならないので遠出は無理。近くても無理。
 というわけで、ゆっくりと寝て10時にチェックアウト、その足で空港に行って荷物を預け、コンデジ1台とパソコンだけの身軽な格好で空港内のレストランやら喫茶店をハシゴした。店を移るたびに生を頼むので、搭乗時刻には相当酔っ払っていたけれど、お陰でずいぶん仕事ができた。
 午後10時過ぎに帰宅。すぐさま留守中のメルマガ配信に着手したが、6通出したところでダウン。明日、明後日は子ども会のキャンプに付き合うことになっている。寝不足ではさぞ辛いことだろう。


【使えるワザ】
 搭乗間際に空港の4階まで駆け上がって、見送りデッキから1枚撮ってきた。なんとか今日の1枚のノルマ達成だ。ただし、デッキのガラス窓の映り込みが写ってしまったので失敗写真である。
 ガラスの映り込みを避ける一番いい方法はレンズをガラスにぴったりと押し付けてしまうことだが、それだとレンズの向きが制限されることになるのであまり有効な手とは言えない。ガラスに何も映り込まないように、真っ黒い布でカメラとレンズをカバーする手もある。レンズがガラスに対して斜めになってもいいように、ゴム製のレンズキャップを装着しておく手もある。いずれにしろ、ガラス越しの撮影では映り込み対策をきちんとやっておかないと、こういう失敗写真を写してしまうハメになるわけだ。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
ISO感度 50
絞り F7.1
シャッター 1/500
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算 380mm)
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-25 02:06

2005/09/21 WED(No.886)

稲を刈る82歳



 雷山さんとミミさんは昨日までだったので、今日はukiukiさん、ミントンさん、ボクの3人だけである。8時半に旅館をチェックアウトし、午前中は大分との県境を越え、玖珠町にある早水の棚田を目指す。ここは6月の大分取材の折に一度訪れたことがあるのだが、非常に美しい棚田なので実りの時期の風景も見ておきたかったのだ。浮羽からだと車で1時間、隣の県だけれど意外に近いのである。
 棚田では大半の時間を立ち話に費やした。ボクは、立ち話は撮影の一部だと考えているから、立ち話に応じてくれる人が多い田舎は大好きなのだ。お陰で人物が入った写真が大量にゲットできた。
 慈恩の滝を撮影後、午後は浮羽を通り越して佐賀の県境を越え、富士町の西の谷棚田と小城町の江里山棚田。西の谷の棚田はまあまあだったが、江里山は凄かった。今回は彼岸花で有名な葛篭の棚田がメインのはずだったのに、ここの彼岸花は葛篭を凌ぐ見事さだ。棚田の規模も大きく、何より形が美しい。人影もまったくない。百選には選ばれてはいないのだが、こういう隠れた田んぼを発見する楽しみも地方取材の醍醐味である。1999年に農水省が選定した「棚田百選」は、選定基準として「景観」が優先されたわけではないので、百選だからといって意気込んで訪ねて行ってがっかりすることも少なくはない。中には、完全に消滅してしまったところや、稲以外に転作されて段々畑になってしまったところもある。百選ではないけれども美しい棚田はたくさんあるわけで、息長く取材を続けていれば、いずれはボクなりの棚田景観百選ができるのではないかと思っている。


【使えるワザ】
 早水の棚田で鉄腕ばあさんに会った。82歳というこのばあさん、たった一人で手作業の稲刈りである。しかも、ハサ掛けをするために、今朝一番で山に入り、ぶっとい竹を2本切って担いできた。5メートルでは足らぬ長さである。若干耳が遠くなっておられるようで、立ち話もややちんぷんかんぷんなところがなくはなかったけれど、口調はしっかりしているし、背筋もぴんと伸びていた。この後立ち話をした76歳ばあさんのほうが、よほど年寄りに見えたものだ。手押しのコンバインがあるそうだが、使い方が分からないんだそうだ。じいさんが脳梗塞で歩けなくなっているので、仕方なくばあさん一人で稲刈りというわけ。
 「写真撮ってもいいよ」との仰せなので、喜んで撮らせていただいた。このときは曇り空で光線状態はさほど強くはなかったものの、下を向いた顔の部分が陰になってしまいそうだったので、いつもより1/3だけ露出をプラスに補正してある。常用-2/3が-1/3というわけである。


撮影データ
カメラ

撮影日 05/09/21 10:09
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/200
露出補正値 -1/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 85mm
(35mm換算 110mm)
その他 手持ち撮影 PLフィルター
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by osampodigicame001 | 2005-09-25 02:01

2005/09/20 TUE(No.885)

天まで拓く



 三連休が昨日で終わったので今日からはさほど混み合うこともなかろうというわけで、昨日に比べれば朝はゆっくりだった。それでも、8時からという旅館の朝食を7時半に早めてもらい8時半に出発、葛篭(つづら)の棚田には9時過ぎに着いた。人出は100人足らずというところだろう。広い棚田なので、この程度であれば人影を入れずに撮るアングルはいくらでも可能だ。
 今日のメンバーは5人。それぞれが棚田の中に散っていくのを尻目に、ボクは一人で棚田の坂道をずんずん登り、てっぺんの集落を目指す。棚田の写真は昨日の早朝に撮ってあるから、今日は集落の写真を撮ろうというわけである。
 葛篭の集落に入ったところで雷山さんとぱったり。この人もボクや相沢くんと同様、人が行かないところに出没する癖があるらしい。その雷山さんが、集落の中に喫茶店があるというのでそこに入ってみた。農家の座敷でコーヒーを飲ませてくれるというだけなのだが、店主が尼さんという風変わりな喫茶店で、コーヒーも美味しかったけれど、その尼さんのお話がとても面白かった。この集落が、今はたったの5軒になってしまったなんて話は聞いてみなければ分からない。農家の数だけ見ればゆうに20軒ぐらいはあるのだ。その大半がすでに空き家というわけである。
 11時前に葛篭を出て、浮羽に下る道沿いの鹿狩、栗木野といった棚田を撮影、浮羽で蕎麦を食べた後、今度は星野村を目指す。広内の棚田は県道52号をずんずん上っていくといやでも目に入る。県道が通るV字峡谷の反対側の急斜面に、なんと137段という壮大な棚田が姿を現すのである。1段の幅は広いところで4、5メートル、狭いところだと1メートルにも満たない。実際、棚田に登って下を見ても、自分が立っている一段目に隠れて二段目以下が見えないのだ。これまでに全国のいろんな棚田を見てきたが、高さに目がくらむ棚田はここが初めてだった。


【使えるワザ】
 表現したいのは棚田の規模とその高さだけだから、下にも上にも余分なものを入れないことが肝要。上に空が入り、下に集落が入ると、棚田の端っこが分かるので広がりが感じられなくなる。広く写せばかえって広がりはなくなるのである。端っこが写っていないと、上にも下にもまで棚田が続いているように想像してしまう。花の群落などの撮影にも使えるワザである。


撮影データ
カメラ

撮影日 05/09/20 1400
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/125
露出補正値 -1.0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 95mm
(35mm換算 124mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-09-24 19:50