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2005/10/31 MON(No.926)

謎の小学校



 越谷の古い写真と現在の写真を対比させて展示する写真展が11月3日から始まる。古い写真のほうは1年ばかり前に某信金から頼まれて市の在庫ネガから探し出し、焼いてパネルに作ってあった。今回は約2ヶ月かけて、その古い写真と同じ場所の現在の写真を撮ったわけだが、場所探しに予想以上の苦労があり、とりあえず場所が判明したものだけを35枚、なんとか揃えることができた。
 で、昨夜遅くまでかかってレタッチし、データを写真屋に持って行ったのだが、その写真屋に行く道すがら、なんとなく見覚えがある風景が目に飛び込んできた。ほとんど毎日のように車を運転している国道4号バイパス上である。
 実は、そのバイパスができる前の、まだ工事中の写真が2枚あるのだが、とにかく写っているのは田んぼばっかりという写真で、手がかりらしい目印が何もない。ハナから場所の特定はできないものだと諦めていたのだ。ところが、毎日何時間も古い写真を眺めていたものだから、昔の景色が脳裏に焼きついていたと見える。目印なしだと思っていたのに、その目印が目に飛び込んできたというわけ。
 それはなんと、送電線の鉄塔だった。古い写真ではその鉄塔が3本、遮るものがないからはっきりと見えている。ところが、今はバイパスの周囲は田んぼどころか、空き地もないような状態なので、それらの鉄塔がほとんど見えないのだ。でも、すべて見えないというわけじゃない。今日、車の窓から鉄塔が1本だけ見えたとき、脳味噌の中で鈴が鳴ったというわけ。車で脇道を走り回ってみたら、建物がなければ見えるはずの他の鉄塔もちゃんと立っている。写真が撮影されたのが昭和39年、それから41年の間に、田んぼはすべて商業施設と住宅に取って代わられ、まるで似ても似つかない風景になってしまったけれど、鉄塔だけがその変遷を見続けていたというわけだ。


【使えるワザ】
 もう一つ、場所が判明したところがあった。その1枚が今日の写真である。
 古い写真の中に、小学校の写真が3枚と中学校の写真が1枚ある。そのうち、中学校については、たまたまボクの息子がそこの卒業生だったから、建て替わる前の古い校舎に見覚えがあった。ところが、小学校は3つともさっぱり分からない。全部木造校舎である。当時の木造校舎はおそらく一定のマニュアルに沿って建造されたものと見え、細かいところはまだしも、全体的な見栄えはどれもほとんど同じなのである。いろんな人に見覚えがないか問い質したが、あそこかもしれない、ここかもしれないと、人によって言うことが違う。それほど見分けが難しいのだ。
 ところが、たまたま通りかかった小学校の正門前に、ずいぶんと古びた文房具屋があったので、ダメ元で車を止め、店番をしていたばあさんに聞いてみた。そしたら的中。「ここの小学校が火事で焼ける前の校舎だね」とのこと。校庭に植えてある松の木の枝振りが、確かに記憶にある枝振りなのだそうだ。
 でも、間違いない!という言葉に裏切られた経験が今回の仕事ではけっこう多かったから、念のためにその小学校の職員室を訪ね、昔の卒業アルバムを見せてくれるように頼んでみた。たまたま対応してくれた中年の男性教師がとてもいい人で、そんな昔には卒業アルバムなんてものはなかったけれども、記念写真ぐらいなら残っているかも知れないと、わざわざ図書室の資料倉庫を探してくれた。で、出てきた写真がまさしく古い写真と同じ校庭で撮影された写真だったのだ。まるでひょうたんから駒みたいな話だけれど、たまたま文房具屋の前を通ったことが幸いした出来事だ。打ち上げにふさわしい、嬉しい撮影になった(古い写真はブログ版)。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080WZ
撮影日 05/10/31 13:37
ISO感度 100
絞り F5.6
シャッター 1/500
露出補正値 0
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 10.1mm
(35mm換算 40mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

古い写真

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by osampodigicame001 | 2005-10-31 22:18

2005/10/30 SUN(No.925)

僅差の勝負



 競馬好きでは人後に落ちぬはんべぇくんが呼びかけた、大井競馬場のトゥインクルレースミニ撮影会に参加した。
 トゥインクルレースというぐらいだから、開催は夕方からである。午後9時過ぎまでかかって11レース行われるわけだが、夕方までの暇つぶしに京浜島のつばさ公園に行って、羽田空港から飛び立つ旅客機の写真を撮ろうということになった。参加したのはJIROさん、のりおくん、Maxpapaさん、jajaumaさん、はんべえくん、ボクの6人。
 東京モノレールの昭和島駅に午後1時に集合して、公園までの3キロを歩くという予定だったが、撮影機材を準備してみたらとてもじゃないが電車で行くのはしんどい。カメラバッグの他に大砲レンズと三脚まで担いで歩くなんて無謀もいいとこである。はんぺぇくんに電話したら、つばさ公園には無料駐車場もあるということだったので車で出かけた。日曜日なのですいすいである。1時間ちょっとで現地に着いた。ついでなので、駅に集まっている参加者の面々をピストンでお運び申し上げた。
 車で行ったのが正解。つばさ公園からの眺望では、飛び立つ飛行機を真横から見ることになる。それはそれでいいのだが、せっかくだから真正面からの写真も撮っておきたい。それには、もう一つ北側の城南島に渡る必要があるが、海を渡るならまだしも、迂回して徒歩で行くとなると1時間やそこらではとても無理だ。でも、車でなら15分。やはりピストンで皆を運搬し無事移動完了。案の定、ちょっと興奮してしまうぐらいいい眺望が得られた。
 競馬場に着いたのはもう暗くなってから。ちょうど第4レースがスタートするところだった。7レースまで撮影して、場内のレストランで夕食、解散。ボクはその後、第10レースまで撮影して帰ってきた。飛行機とお馬さん、まったく違う被写体を今日は追いかけたわけだが、動く被写体の撮影というのはスポーツ感覚を満喫できる。面白い一日だった。
 あ、ところで、一昨日と昨日の2日間、まぐまぐを介してこのメルマガを購読してくださっているみなさんに、同じメルマガが3通、4通と配信されたという不具合があったみたいで、ボク宛にたくさんの苦情が舞い込んだ。ボクには原因は分からないけれど、配信するときにまぐまぐのサーバーが異常に混雑していたみたいで、次のページ表示に1時間近くかかる状態だった。思い当たる異常はそれだけである。今日は正常に戻っていることを祈ろう。


【使えるワザ】
 競馬場はもちろんライトアップされている。しかし、正面の直線やゴール地点などはかなり明るいけれど、コーナー部分や向こう正面は照明が十分ではなく、シャッタースピードを確保するのがかなり困難。ISO感度を1600まで上げても1/100秒が得られないところもある。かなりのスピードで動く被写体なので、これでは当然ブレる。それをどうやって克服するかという難問に挑むのも、また一つの楽しみだ。
 この写真は流し撮りである。シャッタースピードが遅いということを逆手に取ったわけだ。ゴール地点(オレンジ色のゲート部分)は写真判定用のカメラが設置されている場所なので、コース内ではもっとも明るい地点である。流し撮りということになるとシャッタースピードをある程度遅くする必要があるので、ここでは感度をISO200まで下げた。この第10レースはゴール地点まで4頭のだんごレースになり、密集隊形での撮影ができた。
 今日のワザは、被写体の動くスピードに合わせた流し撮りシャッター速度の決定、夜景を夜景らしく見せるための露出補正、流し撮り=手持ち撮影、しかも超望遠の場合の手ブレ防止の3点である。いずれも「デジタル・写真の学校」に書いてある。


撮影データ
カメラ

CANON EOS20D
EF 35-350mm USM
撮影日 05/10/30 20:15
ISO感度 200
絞り F5.6
シャッター 1/50
露出補正値 -1.0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 350mm
(35mm換算 560mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ ViX

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by osampodigicame001 | 2005-10-31 01:47

2005/10/29 SAT(No.924)

夕暮れ



 今日は浮き球△ベースボールの関東リーグ今期最終戦があった。8月、9月と定期戦を2回も雨で流したので消化試合数が不足しており、地方リーグとの整合性を保つために、なんと一日8試合という、信じられない日程が組まれてしまった。その上、我がチームは参加人数がぎりぎりという有様。普段は多くても一日5試合、普通は4試合だから、まるまる二日分を消化したのである。しまいには足はもつれる、バットは取り落とすというほど体力を使い果たした。目まで霞んできたもんだ。
 戦績は3勝4敗1分け、最近の成績からするとちょっと物足りない結果だった。これまでリーグ6位につけていたのだが、今日の結果で相当順位が下がるだろう。ま、仕方がない。全国大会(今年は鹿児島が会場)に行かずに済んで、かえってよかったと思えばいい。
 家に戻ったのが午後6時前。8時からはマンションの役員会がある。眠いし、きついし、腹も減ったが、鬼嫁がまだ戻ってきていない。お煎餅を3枚とお茶を2杯飲んで会議に出た。その会議が、こういうときに限って長引く。終わったのが零時前、このメルマガを書きながら半分眠っている。


【使えるワザ】
 朝から暗くなるまでずっと試合をやっていたので写真を撮ることができなかった。7試合目に「これはまずい」と気づき、イニング交代のわずかな時間に数枚だけシャッターを切ったが、ま、ろくなもんじゃないわね。
 今日のグランドは河川敷だった。土手の上のサイクリング道路を時おり自転車が走り過ぎる。たまにはこういうおっさんも通る。夕方、西の空がほんのりとピンクに染まった。小雨がぱらばら降ってきたので虹でも出ないかなと思ったが、お天道様は雲の中。こういう写真が精一杯だった。
 もう日暮れである。この後の第8試合は、ボクみたいなご老人には飛んでくるボールさえよく見えないという状態だった。
 ところで、明日は大井競馬場のトゥインクルレースを撮影しようというミニ撮影会がある。果たして、筋肉痛に耐えて参加できるだろうか、はなはだ疑問と言わざるを得ない。


撮影データ
カメラ

CANON PowerShot S1iS
撮影日 05/10/29 15:40
ISO感度 100
絞り F3.1
シャッター 1/800
露出補正値 -2/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 18.0mm
(35mm換算 118mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-10-30 00:30

2005/10/28 FRI(No.923)

堂面の渡し



 越谷の古い写真と同じ場所から現在の風景を撮影するという仕事がようやく終わった。全部で35ヶ所である。実は、頼まれていたのは40ヶ所なんだけど、うち2ケ所は場所は特定できたのに、どうも当時の火の見櫓から撮影されたものらしく、今、そういう高いところから撮るポイントがない。もちろん、火の見櫓はなくなっているので、消防署に頼んでも無駄なわけだ。また、3ケ所はいずれも小学校なんだけど、どこの小学校なのかがとうとう分からなかった。情緒のある古い木造校舎の写真をいろんな人に見てもらったけれど、「あそこだ!」と断言できる人には巡り合わなかった。残念だ。
 今日の収穫は、まず分からないだろうなと諦めていた1枚が判明したこと。ここいらで旧道と呼んでいる、昔の国道4号(日光街道)の写真なんだけど、手がかりになるような看板や目立つ建物がなにも写っていない。唯一、「○○有機越谷工場」と読めば読めるような看板が小さく、ぼんやりと写っているだけだ。かれこれ20人ばかりのじいさん、ばあさんたちに見てもらったけれど、そういう会社に覚えがあるという人もいなかったし、写っている風景に見覚えがあるという人もいなかった。
 ここからがキットくんの真骨頂である。仮に「○○有機」という社名が正しいとしたら、その名前からして、たぶんそれは肥料を作っていた工場である可能性が高い。そこで、電話帳を紐解いて、肥料を扱っている商店や、肥料製造会社を訪問してみることにした。昔からある商店なら、そこから商品を仕入れていた可能性があるし、工場なら同業の会社ぐらい覚えているかも知れない。案の定、そのうちの一社で当たりが出たのである。副社長と名乗る70歳ぐらいのじいさんが、「ああ、憶えてるよ。その会社、倒産して今はないけどね」と場所を教えてくれたのだ。我が家のすぐ近く、いつも通っている場所だった。今では道の両側はマンションが林立しているが、当時は木造の平屋ばかりである。今は歩道になっている部分が当時はドブだ。もう薄暗くなっている時間帯だったが、嬉々として撮影してきた。


【使えるワザ】
 越谷は川の街である。市内を何本も川が流れている。古い写真(ブログ版参照)の中に一枚、その川を渡す渡し舟が写っているのがあった。こういう場所も探すのに苦労する。
 ただ、昔、渡し舟が運航されていたということは、当時それなりに交通の要所であったということが考えられるから、だとしたら、今は当然そこに橋が架かっているはずである。撮影年が昭和31年になっているから、昭和31年以降に新しく架けられた橋を探し、その橋の近所で聞き込みをやれば判明する確率が高い。
 というわけで、市役所の土木部まで足を運んで、そういう橋のリストをまず作った。かなりの数である。それを一つ一つ潰していくつもりでいたのだけれど、ラッキーなことに、最初の一発目で当たりが出た。聞いたじいさんは全然別の橋のところを散歩していた人だったが、「ああ、これは堂面の渡しだ」と断言してくれたのである。
 野田に行くときにいつも通る道すがらである。今は堂面橋というのが架かっている。その橋の袂の民家をピンポンして、出てきたじいさんに写真を見てもらったら、「ああ、これはうち」だって。なんと、写っている茅葺きの農家がその家だったのである。古い写真も10月の撮影、場所は寸分の狂いもなく同じところ、完璧な仕事じゃないか、やったネ!


撮影データ
カメラ

CANON IXY D450
撮影日 05/10/28 14:35
ISO感度 50
絞り F7.1
シャッター 1/160
露出補正値 -2/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.4mm
(35mm換算 36mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ ViX


古い写真


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by osampodigicame001 | 2005-10-28 23:47

2005/10/27 THU(No.922)

青銅の大日如来



 鬼嫁と二人で実家の母親を見舞ってきた。お見舞いったって、別に病気で臥せっているわけでもなんでもないのだが、なんせ、親父が施設に入ってかれこれ2年近く、デイケアのお手伝いさんが来てくれるとき以外はずっと独り暮らしである。ほとんど毎日電話はしているのだが、たまには顔を見ないと心配だし、なにより、どうも最近、ろくな食事をしていない気配なのだ。本人が望んでの独居だから問題ないといえば問題ないのだろうけど、「独り暮らし=話し相手がいない」という構図は、ボクみたいなシロート考えでも精神衛生上いいはずがない。食欲も失せようというものだ。
 さんまを買っていって焼いて食べさせた。喜んでもらえたし、それはいいのだが、やっぱりおしゃべり禁断症だったんだな、とにかくしゃべることしゃべること、実家にいた6時間ばかりの間、ずっとしゃべっていた。もっとも、ボクはビールを飲んで昼寝をしていたから夢うつつで聞いていただけ。ほとんどは鬼嫁からの又聞きだけれど、話し相手に飢えるというのはそういうことなんだなと思った次第。
 というわけで、今日はろくに仕事をしていない。ま、お天気も悪かったので、例の越谷の古い写真仕事はどうせできなかっただろうけど、仕事はそれだけじゃない。急ぎではないけれど、一応期日があるものもあるし、金にはならないけどネット撮影会の講評もいつまでも待ってくれるわけではない。昼間さぼった分は夜やるしかないわけで、今晩は多分朝まで起きているハメに陥りそうだ。やれやれ。


【使えるワザ】
 さんまを買ったスーパーの前にお寺がある。買い物の際のボクの役割はアッシーくんとシェルパくんだから、買い物現場に張り付いている必要はない。鬼嫁がレジを通過する頃を見計らって、お荷物をお運びいたしまょう、奥様、と舞い戻ればいいのだ。小雨が降っていたけれど、車で待っているだけというのも辛気臭い。そのお寺を見物してきた。
 で、お目にかかったのがこの仏像。大日如来だけではなく、釈迦如来、阿弥陀如来など、全部で5体の仏像がお揃いだった。一体の高さはちょうど1メートル50ぐらい、けっこう大きい。なんでも、江戸時代の作らしく、当時、青銅で仏像を作るというのが一般的ではなかったので、今では貴重な文化遺産なんだそうである。市の指定文化財になっているそうだ。
 仏像の写真と言えば土門拳である。だれがなんと言おうとこれは正しい。山形の酒田にある土門拳美術館ツアーというのをそのうちに呼びかけようと思っているのだが、そこで彼が撮った仏像の写真を見たことがある人なら、こういう写真がダメ画像であることはすぐに分かるだろう。一番肝心なライティングがなっていないのだ。
 でも、普通にパシャッと撮っただけではもっとつまらない画像にしかならない。この画像の裏ワザは露出補正とレタッチ。暗めに写しておけばViXの簡単なレタッチだけでもどうやらサマになる。縮小したソフト「チビすな」のシャープネス処理がちょっと強すぎるのが難点だな。


撮影データ
カメラ

CANON
PowerShot S1iS
撮影日 05/10/27 13:08
ISO感度 100
絞り F3.1
シャッター 1/20
露出補正値 -1.0
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 38.5mm
(35mm換算 252mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ ViX

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by osampodigicame001 | 2005-10-28 02:06

2005/10/26 WED(No.921)

反面教師



 新宿のキャノンさんに、例の、こないだの菅生取材で泥まみれになったカメラとレンズを持っていった。それぞれ外観クリーニングと、それに、あの200枚の露出狂いの件があるので各部点検をお願いしたのだが、保証書を持参するのを忘れてしまったので、とりあえず見積もりは有料扱いで出ることになった。機材の種類と修理点検の細目で定価が決まっていて、それによると22,500円なのだそうだ。思っていたより安いし、それに、これがキャノンちゃんのいいところなのだが、引き取りのときでいいから保証書を提示してくれたら、無料にできるところは無料にしますとのこと。ボクはキャノンちゃんとはプロサービス契約をしていないので割引してはくれないし、代替機の貸与もしてくれないけれど、自分のところで売った機材に関してはとことん面倒を見るという姿勢が徹底していて気持ちがいい。どっかのメーカーのように、大騒ぎにならなければリコールもしないなんてことがない。
 そういえば、今日Maxpapaさんもご自分のカメラを点検に出したそうだが、窓口の受付けだけで1時間半も待たされたそうだ。しぶしぶリコールを発表するようなメーカーならそんなものだろう。キャノンちゃんの窓口はけっこう混雑していたけれど、ものの2分で受け付けてくれたよ。
 そのMaxpapaさんと暇人会長ののりおくん、下戸のナカさんを誘って東京モーターショーに行ってきた。自動車にはほとんど興味がないので、目当てはもっぱらおねいちゃんである。といっても、メルマガ用の今日の一枚さえ撮れればいいだけだから、2時間ほどで30枚ぐらいしか撮らなかった。
 こないだミツビシの車を買ったばかりだし、招待券もミツビシさんからいただいた関係上、ミツビシのブースだけはちょっと念入りに見てきたけれど、まあ、垢抜けないというか宣伝下手というか、あれじゃ人は寄りつかないよ。コンセプトカーに夢がないし、第一、商談会じゃないんだから客寄せしなきゃ意味がないのに、おねいちゃんたちは芋ばっか。あ、いや、女の子自体は可愛いし、表情も豊かでいいんだけど、衣装(事務服?)や役割(車両説明員はないだろ!)で目を惹こうという感じが見えない。メーカーとしての真面目さは伝わってきたけれど、それじゃショーにはならんもんね。来年は広告代理店を変えたほうがいいね。


【使えるワザ】
 今日の一枚は下手くそ写真の実例として載せた。反面教師である。
 ねいちゃん写真の基本がまったくなっていない。[1]顔に射す陰の処理がまったくできていない。[2]目にキャッチライトが入っていない。[3]構図に能がない。[4]背景処理がシロート以下。
 こんなお美しい女性をこういうふうに撮ったのでは可哀想だ。確かに、ここはスタジオではないし、ライティングを加減できる立場でもないから、ただ撮ったのではだれがシャッターを切ろうと同じような写真にしかならないのだけれど、少なくとも女性に向きを変えてもらうとか、自分の撮影姿勢を変化させるだけでもかなり違った写真になるはずなのだ。その証拠に、30枚の中から比較的ましな写真を実例としてお見せする。ブログ版を開いてみて下さい。おねいちゃんの品質ではこのミツビシの子が一番だと思うが、写真の撮り方でそうは見えなくなってしまうことがお分かりいただけよう。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080WZ
撮影日 05/10/26 15:08
ISO感度 100
絞り F3.5
シャッター 1/60
露出補正値 -1/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算 140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ


比較的ましな写真




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by osampodigicame001 | 2005-10-27 01:10

2005/10/25 TUE(No.920)

消防署より



 今月も残すところ1週間、お天気があんまり良くなかったということもあるけど、ちょっと遊びすぎたという面もあって、例の越谷の古い写真の撮り直しが締め切りに近づいてきた。展示会が文化の日の11/3スタートと決まっているので、だらだらと延ばすというわけにはいかない。今日は全部で6ヵ所撮影してきた。
 6ヵ所のうち5ヵ所は撮影場所が分かっている。ただ、4、50年前、古い写真が撮影されたときには被写体と撮影ポイントとの間に田んぼぐらいしかなかったのに、今はスペースがあっても車道だし、たいがいの場所では間に家やビルが建ってしまって、同じ画角では撮れなくなったところが多い。畢竟、すぐ近くから広角で撮ることになるので、ボクとしてはいまいち気に入らない。
 1ヵ所はこれまで撮影ポイントの特定ができていなかったところだが、たまたま今日、立ち話をしたばあさんが場所を教えてくれて撮影ポイントが判明した。行ってみたら、当時と同じ店が2軒並んでいる。化粧品屋は洒落た美容院に、酒屋はコンビニに変わっていたけれど、屋号は同じ。そのコンビニのおばちゃんに古い写真を見せたら、えらく懐かしがって涙を流すじゃないか。きっと、辛い思い出や嬉しい記憶がいっぺんに蘇ったんだろうな。タバコを買ったらタダにしてくれた。この仕事、芸術写真を撮る仕事じゃないけれど、場所探しが謎解きみたいでけっこう面白いし、古い写真に感激してくれる人がたくさんいるので、なんだかやり甲斐がある。ギャラは安くても文句はないね。


【使えるワザ】
 古い写真(ブログ版参照)は火の見櫓から撮られたものである。撮影された年がはっきりしない写真が多い中で、この写真だけはネガ袋に昭和39年と書いてあった。41年前ということになる。当時の越谷には消防署の火の見櫓より高いところはなかったはずなので、この写真が広報誌に載ったときにはかなり受けたんじゃないだろうか。
 消防署自体は当時と同じ場所にある。しかし、肝心の火の見櫓が今はない。それに、近所にこの高さから撮れるビルもないので、消防署に頼み込んで屋上に登らせてもらって撮った。屋上は空調やらレーダーやらの機械が所狭しと置いてあって、しかも、周囲は僕の背よりも高いフェンスで囲まれている。案内してくださった総務課長さんにベルトをしっかり掴んでいてもらって、そのフェンスに攀じ登って撮影した。4階建ての屋上だもの、けっこう怖かったなあ。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080WZ
撮影日 05/10/25 14:23
ISO感度 50
絞り F5.6
シャッター 1/500
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ


古い写真


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by osampodigicame001 | 2005-10-25 23:09

2005/10/24 MON(No.919)

戦い済んで



 なんせ、撮ってきた写真が全部で3300枚以上、容量にして16GB分である。メディアやストレッジからパソコンに取り込むのに数時間、その後、1枚1枚チェックしてダメ画像を捨てていく作業にまる1日かかった。流し撮り主体の撮影だったので捨てる捨てないの判断が易しいのだけが救いといえば救いだね。結局、残ったのは871枚、これでもかなり厳選したのだけれど、今回は撮影が難しかった割には歩留まりがえらく良かった。
 途中で200枚足らずだけど、連続して露出オーバーのコマが続いていた。何千枚も撮ると、いくらプロでも露出が外れる場合はあるものだが、それはあくまで時々であって、こういう風に連続して露出設定が狂うなんてことはない。たまたま前に撮影したときの設定のまま、あわてて次のシーンを写してしまうというようなミスがなくはないので、露出狂いは仕方がないと諦めるのだが、今回のこの現象はどうしても納得がいかない。すべてのコマではないにしろ、数枚おきにモニターでちゃんと確認しているはずだし、第一、シャッターを切るときに設定がちゃんとしてあるかどうかを確認するのはもう自然な癖になっているから、これはカメラが壊れたとしか解釈できない現象だ。でも、不思議なのは、200枚ばかり露出オーバーが続いたあと、また元に戻っている点だ。いったんヘソを曲げたけれど、機嫌が直った?うーん、そういうことがあるのかなあ。
 しかし、雨にもずいぶん濡れたし泥はしこたまかぶったし、そういう一時的な故障が起こらないという保証はない。こりゃあ、入院させなきゃいかんみたいだ。


【使えるワザ】
 とりあえず、簡単ではあるが掃除した姿である。ダイヤルやボタンの隙間に詰まってしまった泥は、下手にブラシなんかでそぎ落とそうとすると粉になってメカニズム内部に入り込んでしまう恐れがある。シロートがいじっていいもんじゃない。原因不明の露出狂いのこともあるし、今週中にキャノンに持っていって入院だな。えらく高いものにつきそうだが、撮影なんてものは機材をかばっているようではろくな写真は撮れない。機材は消耗品だと開き直れない人は、モトクロスなんてものを撮ろうなどと考えないことだ。(などと偉そうなことを言いつつ、わざわざ買っていったサランラップを車に置き忘れたことは砂名だけが知っている。)
 今回の写真は営業用じゃないので、何枚か選んで作品集を公開しようと思っている。こういう分野のプロたちには適う術もないが、動きのある被写体の一つの写し方という点で参考にしていただければと思う。今晩中に公開します。


撮影データ
カメラ

CANON PowerShot S1IS
撮影日 05/10/24 15:02
ISO感度 100
絞り F2.8
シャッター 1/40
露出補正値 +1/3
WB 自動
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 9.7mm
(35mm換算 64mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-10-24 18:20

2005/10/23 SUN(No.918)

泥との格闘



 昨夜は砂名ちゃんと二人、塩釜の日の丸ゴン太邸に泊めていただいた。いつもながら若女将の美味しいご馳走と焼酎に舌鼓を打ちぐっすりと眠った。と言いたいところだけど、深夜、時ならぬ大音響で目が覚めた。雷である。昨日の菅生は終日小雨模様であったが、わずか40キロほど離れた塩釜、気仙沼あたりでは記録的な豪雨が降ったらしい。その余波がまだ続いているのだった。雷の音と同時に、屋根を叩く土砂降りの雨の音が喧しいぐらいに響いてくる。さてさて、この雨、菅生にも降っているのであろうか。
 降っていた。8時過ぎに到着してみると、サーキットは言うに及ばず、観客席や駐車場まで泥、泥、また泥の中である。しかも、かなりの勢いでまだ降り続いている。そういう中で決勝戦が始まった。
 まさにイメージしていた通りの泥びっちゃんこで、こっちまで興奮してしまうぐらいのしっちゃかめっちゃかな試合が続いたが、写真のほうはお陰でうっしっしであったけれど、写真機までしっちゃかめっちゃかになるとは予想外だった。砂名ちゃんなんかは遠慮して、泥がなるべく飛んでこない位置取りをしていたようだが、こっちはハナから泥だらけ狙いである。できるだけ泥が飛び散るような場所をわざわざ探して、しかも、迫力を得るためにできるだけ近くから撮ろうとする。当然、泥のシャワーを浴びるわけで、ものの1時間もしないうちに服も顔も泥だらけ、カメラは拭う気にもならないぐらいの有様になった。一応、レンズ面だけはその都度拭かなければ次の撮影ができないのでそうしたけれど、本体はそうはいかない。拭けば拭くだけ泥をなすりこむようなものだし、下手をしてダイヤル部分の隙間なんかに塗り込んだりしたら、いくら防滴仕様のマークIIでも内部に泥が侵入しないとも限らない。結局、簡単に泥を落としただけでそのまま続行した。で、今日も1500枚撮った。


【使えるワザ】
 流し撮りなんてやっていると、当たりよりハズレが多いなんてことはよくあること、というより、それがしょっちゅうだが、ハズレならばこそ写真になるという場合もたまにはあるので、ダメ画像を削除するときは、それが絵になっているかなっていないかという判断基準も忘れないようにしないと、ただボケ写真だからというだけで削除してしまっては勿体ないということもある。この写真なんかがその一例である。
 たまたまカメラの動きと同調したスポークの一部だけがちゃんと写ってしまったが、基本的には失敗した流し撮り写真である。しかし、全体的にブレブレになっているお陰で、泥仕合の泥仕合たる印象が描写できた。もちろん、狙ってこういうふうにしたわけじゃなく、あくまで失敗したのではあるけれども、失敗写真=ダメ写真とは必ずしも言えないところが写真の面白いところだ。でも、念のために言っておくけど、だからといって失敗してもいいと言ってるわけじゃないよ。できるだけ失敗しないようにワザを磨くことは大切!開き直っちゃいけません。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
EF 28-135mm IS USM
撮影日 05/10/23 13:10
ISO感度 125
絞り F13.0
シャッター 1/25
露出補正値 -2/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 120mm
(35mm換算 156mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-10-24 18:18

2005/10/22 SAT(No.917)

かっ飛びライダー



 メルマガの配信をしてから家を出たので砂名ちゃんとの待ち合わせに30分遅刻したが、午後9時には東北道に乗ることができた。ひたすらまっすぐ走って零時に三国SA着。考えてみたら、那須、日光、菅生と、1週間のうちに3回も東北道を北上している。
 午前7時までSAで車中仮眠し、8時、村田IC出口で仙台から来たsasaくんと落ち合った。そのままSUGOのMXサーキットに向かう。目当ては今日、明日の2日間で行われるモトクロス日本グランプリの取材である。
 天候は小雨が降ったり止んだり。モトクロスの醍醐味は泥を跳ね上げて疾走するオフロードバイクの迫力だから、こういうお天気は願ったり叶ったりだ。実は1週間ぐらい前からずっとお天気が気になっていて、長期予報で晴れと出ていた先週はじめぐらいまでは、今回の菅生行きはやめようかなんて思っていたのだ。それぐらいお天気が写真の出来を左右するスポーツなのである。
 サーキットでは練習走行の真っ最中だったが、じきに予選が始まった。今日は、国内Bクラス、国際Aクラスの予選が何試合か立て続けに行われる予定なので、ほとんど休みなく撮影できる。レディスやジュニアの試合もある。ゆっくりお昼を食べることもできないぐらい忙しかったが、退屈する間もなく夕方までびっしり撮影できた。撮影枚数は1日で1700枚ほど。メディア9GB分が満タンになった。


【使えるワザ】
 取材と言ったってお仕事じゃないから撮影は遊び半分である。これがお仕事なら、あの選手とこの選手は必ず押さえておくとか、表情が撮れる場面をしっかり確保するとか、試合展開を克明にメモしておいて、それに合ったシーンをちゃんと撮っておくというような、とにかく七面倒臭い撮影をやらないとおまんまにならないのだが、遊びであればそういう気遣いは無用、自分さえ楽しければいいのである。
 そういうことなので、普通に撮ったのではつまらんというわけで、今回は斜め方向の流し撮りを中心に撮影した。流し撮りは難しいと思っておられる方も多いと思うが、普通は横方向だから簡単なのである。ちょっと練習してコツさえ掴めば、けっこういい確率で当たりが出る。ところが、縦方向や斜め方向だとそうは行かない。カメラをしっかり保持して、腰を回せばいいだけの横方向と違い、腰を回すと同時にカメラの仰角を変化させなくてはならないわけなので、しっかり保持なんかしていられないのだ。腰で横方向の動きを追い、上下方向の動きはカメラ自体を上下に振ってやらないといけないわけだから、これはもう、確率どころの騒ぎじゃなく、ほとんど運任せ、勘任せの世界になる。しかも、斜め方向に動く物体は引力に逆らっているわけなので、動いている間にスピードが変わるのである。この写真の場合で言うと、ジャンプ台から飛び出したとたんにバイクの動きは徐々にスピードを緩め、頂点を過ぎると今度は加速度がつく。それを追うのだからえらくややこしいのである。
 ましてや、この写真の場合、走ってくるバイクが撮影地点からは見えない。ジャンプ台の陰から出てきてはじめて確認できるわけで、その一瞬でスピードの見当をつけ、カメラを動かし始めないといけない。実際の話、この場所でかれこれ100枚ばかり同じ構図を狙って撮影したが、当たったのは10枚に満たなかった。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
EF 28-135mm IS USM
撮影日 05/10/22 11:49
ISO感度 200
絞り F9.0
シャッター 1/30
露出補正値 -2/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 60mm
(35mm換算 78mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-10-24 18:14