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2005/12/30 FRI(No.986)

大砂橋西詰



 卵検査員生活も3日目になると、ようやくいろいろなことが見えてくる。と同時に、驚くべきことの連続で息つく間もないほど刺激的でもある。今日のびっくりは「イビリ」だった。
 昨日書いたように、検査室にはヌシみたいなおばたちが6、7人いる。それ以外の人たちは長くても1ヶ月持たないという、まるで地獄も真っ青というぐらいの部署である。総勢30人ほどの大半は、したがって短期のパートさんかボクみたいな派遣になるわけで、いわば、一握りの生え抜きが大勢の新人をこき使っているという構図になっている。新人の中にはボクみたいなおとっつぁんもいればねいちゃんもいるわけだが、その中のねいちゃん1人と、ボクと同じ日に入ったおとっつぁん1人がヌシおばたちから集中攻撃を浴びるのである。
 昨日、検査には加熱前の原卵検査と、加熱後の製品検査の2種類あると書いた。そのうちの、原卵検査に関してだけを述べたのだが、1日のうちには当然製品検査の段取りも入ってくるわけで、加熱工程の進み具合に合わせてそれらの検査を進めていかなければならない。原料も製品も生ものの世界だから、いわゆる溜め込みができないのだ。態のいい看板方式である。まだ湯気が出ている製品が搬入されてきたら、直ちに製品検査が始まる。その日のうちにパックして搬出してしまわないといけないものだからだ。しかし、製品が上がってきたということは、加熱工程はすでに待機状態になっているということだから、折り返し原卵を供給しないと加熱工程が遊んでしまうことになる。何時何分に原卵3,000個を選別、その後35分間で製品検査、それが終わったらまた原卵2,600個という風に、分刻みで追われることになる。
 そういう作業なので、いわゆるトロい人間がいるとスケジュールがこなせなくなるから、主おばたちがカリカリするのも分らんでもない。けれども、その2人に対する「指導」たるや、イジメ以外のなにものでもないというぐらいすさまじいのだ。聞いているこちらがドキドキするぐらいの悪口雑言が浴びせられる。ボクが卵を落としても「やっちゃったわね」で済むのに、この2人が落とすとヌシおば全員から「注意力が足りない」「何度言ったら分るの!」「いい年して!」「若いくせに!」「すぐ掃除しなさいよ!」などの叱咤が次々と飛んでくるのである。口応えや言い訳を口にしようものなら、その何倍もの罵詈雑言が返ってくる。いやはや、女の職場のもの凄さが骨身に染みる。うちの鬼嫁がかわいく見えるぐらいだ。この部署の新人が長く続かないのは、作業の辛さだけじゃないなというのがボクの実感である。

 このところ、夜景の写真ばかりになっている。退社後の帰り道で撮るからである。昨日と今日は、この7月に開通したばかりの大砂橋。車のライトがもう少し多めに写ってくれるといいのだが、まだ知名度が低いので交通量がわずかしかない。
 なお、昨日の撮影データは誤りでした。一昨日のデータを書き直さないまま送信してしまいました。バックナンバーで訂正してあります。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/30 17:36
ISO感度 50
絞り F8
シャッター 6秒
露出補正値 -4/3
WB 電灯
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 三脚
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-30 20:23

2005/12/29 THU(No.985)

夜の橋



 卵検査員の一日がやっと終わった。疲れ果ててぐーの音も出ない。
 職場は卵の加工工場である。原卵を加熱して温玉(温泉タマゴ)や燻玉(燻製タマゴ)、味玉(味付けタマゴ)を作る。製品一覧で分るとおり、卵を割って調理することはしない。まあ、ゆで卵屋だと思えばいい。殻を割る仕事ではないから、昨日述べたような、ほとんど偏執狂めいたバイキン対策はやりすぎじゃないかと思うけれど、そこはそれ、会社の方針なんだろうからボクなんかが口を挟むことではない。
 で、検査員の仕事だが、大別して二通りの作業がある。加熱する前の選別と加熱後の製品検査である。バイキン対策が偏執狂なら、この検査はそれに輪をかけた、オタクも真っ青というぐらいの執念深さをもって行われる。
 加熱前の検査は、まず、原卵を一個一個丹念に目視して、割れたもの、ひびが入ったもの、色が悪いもの、形がいびつなもの、規格の重量範囲内に入らないもの、汚れたものを除外していく。それだけではない。熱を加えたら割れそうなもの、変な色になりそうなもの、鶏がコケコッコーと孵化してきそうなものも見つけなくてはならない。鶏の卵に化けて潜りこんでいる野球のボールやテニスボールを探し当てるのは言うまでもない。
 言葉にすれば簡単だが、熱を加えたら割れそうなものなんか、どうやって見分ければいいのだ。検査室のヌシみたいなおばちゃん数人が、入れ替わり立ち代り見分け方を伝授してくれるのだが、「よく見なよ。見るからに殻が薄そうだべ!」などと言われて、懸命に目の玉をこらして見つめるのだが、目の前にあるのはなんの変哲もない普通の卵なのである。「見なくても分る!」はずのひび割れ卵でさえ、ボクには半分も判別できない。髪の毛の1/100ぐらいの筋が入っているのだそうだが、顕微鏡で見なきゃ分らんようなそんな筋が一般人であるボクに見える道理がないのだ。
 しかし、おばたちには見えるらしい。ロットごとに加熱後の製品を見ると、ボクが検査した卵はだいたい10個に1、2個が割れて出てくる。ところが、おばたちのロットではそれがほとんどないのである。やつらの眼は、間違いなくマサイ族を凌いでいるであろうとボクは確信する。
 事前のこの検査がきちんとなされていると、いわゆる廃棄処分される卵が少なくなる。加熱後に発見された不良品はそのままゴミになる運命だが、加熱前なら、殻を割って加工する卵焼き屋などに売りさばくことができるからだ。言ってみれば検査の精度次第で会社の業績が左右されるわけで、おばたちは真剣そのものなのである。
 事前の検査はそれだけに留まらない。いったん加熱工程に運ばれる卵が選別されたら、今度は卵を一個一個アルコールで拭く作業がある。汚れが付着したまま過熱すると、それによって落ちる汚れもあるが、逆に焼き付けられてしまう汚れもあるからだ。陶器の上薬と同じようなもんだと思えばいい。卵を手にとって片手で上下左右360度回転させながら、汚れを見つけたらアルコールをシュッシュッとやって、布巾でごしごしするのである。たいがいの汚れはこれで落ちるけれど、どうしても落ちないのもあるわけで、それらはダメ卵の烙印を押され、卵焼きになる仕組みだ。
 これを、(お昼以外は)休憩なしの立ちっぱなしで1日である。まず、腰が痛くなる。テーブルがボクの身長に合わせてあるわけじゃないからだ。次に眼がおかしくなる。目の前に積み上げられた1万個の卵が3万個ぐらいに見えるようになるのである。最後には手足指先まで麻痺したようになって、盛大に卵を割るようになる。取り落としてしまうのだ。時給2,000円では安すぎる!おばたちによると、1ヶ月続いた人はいまだかつていないんだそうだ。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/29 17:48
ISO感度 50
絞り F8
シャッター 8秒
露出補正値 -4/3
WB 電灯
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 三脚
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-29 20:26

2005/12/28 WED(No.984)

一番星



 今日からいよいよ卵検査員に変身である。出勤は9時、職場までは30分足らずの道のりなのでゆっくり寝ていられると思っていたのだが、6時に叩き起こされた。メシ食って○んこすれば準備完了と思ったら大間違いで、鬼嫁に言わせれば、職場勤めの初出勤なんだから心の準備も必要だし、途中が渋滞する可能性もあるのだから早めに出なきゃいかんそうだ。結局、職場の駐車場で1時間も待つハメになったが、心の準備は確かにできた。
 さて、うとうとと眠くなった頃やっと始業時間である。まず、職員通用口を通るについて、薄く消毒液を張った水槽を歩かせられる。靴底の消毒である。この程度のことなら、食品会社なんかで仕事をするときに何度も経験済みなので驚かない。ところが、ここからがすさまじかった。
 入ったとたんに、たった今消毒したばかりの靴を脱がされる。自分で用意してきたスリッパに履き替えろというわけだ。履き替えるんなら靴なんか消毒する意味ねーじゃんと口まで出かかった抗議を呑み込み3歩進むと、そこは更衣室である。ここで、白いズボン、白い靴、白いシャツ、白い帽子に着替えさせられる。用意してきたスリッパは、なんと、たった3歩のためのものだったのだ。着替えた自分の姿を鏡に映してみたら、まるでカモメの水兵さんである。
 さて、着替えも済んだし、いよいよ職場への入場だ。入口には大きな洗面台がいくつも並んでいる。ここで、少なくとも1分間、石鹸液をつけて両手をもみもみしなくてはならない。ブラシで爪の間をごしごしするのも義務である。すすいだ後はジェットタオルに手を突っ込んで乾燥させ、その上で、アルコール液をシュッシュッとやる。間違ってもそれを飲んではいけない。で、アルコールが乾いたら(たちまち乾くけど)、医者が手術に臨んでパチンとやるあのゴム手袋をはめる。言うまでもなく、これも白である。
 ここまで白づくめになると、たぶん、鬼嫁が見てもボクだとは気がつかないぐらいに変身しているのだが、それで終わりじゃなかった。部屋に入る前に人二人がやっと入れるぐらいの小部屋があり、ドアに近づくと自動的にドアが開く。なにものにも一切手を触れなくてもいいようになっているのだ。そこに入るとこれまた自動で背後のドアが閉まり、閉まったとたんに壁と天井からぶわーっと空気が吹きつけてくる。かすかに消毒液の匂いまで混じっている。それを1分間浴び続けなくてはならない。
 1分間生きながらえた人は、めでたく反対側のドアが自動で開くのを目撃することができる。そして、そのドアをくぐったら、なによりも先にマスクをしなければならないのである。ドアの横にマスクの箱が置いてある。顔の下半分がすっかり覆われてしまうような、でっかいマスクである。ここまで来ると、ボクの姿はもう白以外の部分が目の玉だけという有様になった。これでマントがあれば月光仮面である。
 ふと気がつくと、目の前に聳え立つのは卵の山、たまごたまごたまごたまごたまごなのだ。立っているだけで、中性脂肪値と悪玉コレステロール値が10倍ぐらいに跳ね上がること間違いない。その卵たちに取り囲まれて、しっかり5時まで仕事をしてきた。日給2000円の意味は骨身に染みてよーく理解できた。それについては、明日以降お話しするとしよう。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/28 17:29
ISO感度 50
絞り F3.5
シャッター 5秒
露出補正値 -4/3
WB 曇天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 14.3mm
(35mm換算 59mm)
その他 三脚
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-28 21:03

2005/12/27 TUE(No.983)

水子地蔵と風車



 明日から12日間、いよいよ卵検査員に昇格する。今朝は一番に派遣会社のねいちゃんから電話があり、「まかり間違ってもズルしないでください」と念を押された。明日は初日なので、そのねいちゃんが派遣先の玄関先で待っていてくれるそうである。ボクが「なんだか胡散臭い」と思っていることを感づかれたみたいな雰囲気だな。逃がしてなるもんか!という気迫すら感じられる。
 一方、鬼嫁ははしゃぎき回っている。「旦那が卵検査員になるのよ!」と親戚一同、果ては近所の友だちにまで吹聴して喜んでいるのだ。口に出して言われたことはないが、鬼嫁はどうも、写真家なんて職業は遊び人と紙一重だと思っている節があり、毎朝きちんと電車に乗って出勤する隣近所のおとーさんたちを見るたびに、「真面目な人たちも世の中にはいるのね」などと溜息をつくのである。
 さらにまた、ボクが撮影に出かけるときはそうでもないのだが、書斎にこもってパソコンの前に座っていることに関しては、まったく仕事とは思っていない。これは断言してもいいが、パソコンの前に座るということは、ゲームをやっていることと同義なのである。和尚さん(=息子)がまだ高校生だった頃の姿そのものだと信じて疑わないのである。
 それもこれも、原因ははっきりしている。鬼嫁は、たぶん日本一のパソコン音痴、カメラ音痴なのである。パソコンに関しては、ボクが前に使っていたお古を、わざわざきちんとセッティングして、鬼嫁の常駐場所である居間のテレビの前に置いてやったにもかかわらず、2年以上もの間一回も手を触れたことがない。カーテンを細切れにしてカバーを作り、それを被せたままである。
 カメラに至っては、大昔、たぶん7、8年前にどっかに旅行に行った折に土産物屋で買った使い捨てカメラのフィルムが、まだ半分以上残っている。ボクの写真についても態度は同じ、一応「綺麗ネ」とは言ってくれるが、とても感嘆が口を突いて出たというものではなく、仕方がないからとりあえずなんか言ってみたという感じなのである。
 そういう鬼嫁から見たら、たとえ2週間足らずとは言え、9時5時の仕事をするわけだから、やっとうちの旦那も性根を入れ替えた、真人間に目覚めてくれたと思っているに違いない。あたり構わず吹聴して回るわけである。
 当事者であるボクは、今日は朝から気分が沈んで仕方がない。12日間も取材予定が入っていないということは、溜まりに溜まった書斎仕事が一気に片付く千載一遇のチャンスではないか。そのチャンスがみすみす逃げていく。覆水盆に還らずとはこのこと、なんで派遣登録を取り消しておかなかったのか、後悔の念に身を焼き尽くす思いなのである。
 でも、嘆いていてもなにも解決しないので、今日はネット撮影会の講評書きを、それこそ脇目も振らずやった。お陰で9月分完成。鬱積した気分をぶつけたので、多少はガス抜きになった。

 写真は昼メシに出たついでに撮ってきた。前にも何度か掲載したことがある春日部のお寺の水子地蔵である。風向きが反対で風車が裏返っている。気に入らないけど、風向きだけはいくらプロでもなんともならんのである。


撮影データ
カメラ

CANON PowerShot S1 IS
撮影日 05/12/27 12:58
ISO感度 50
絞り F8
シャッター 1/100
露出補正値 -1.0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 27.2mm
(35mm換算 178mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-27 21:51

2005/12/26 MON(No.982)

分岐橋



 親父を預かってもらっている施設から電話が来た。イヤホンが壊れたので、新しいのを持って来いという。この施設では、入所者が現金を所持するのを禁じているので、たかがイヤホン1個でも親族が差し入れしないと入手する手立てがないのだ。施設の近くに住んでいるお袋に電話したら、「テレビなんか見なくたって死にゃしないよ」だって。「こんなに寒いのに外出なんかしたら、私が死んじゃうわよ」・・・最近、親父には冷たいのである。
 仕方がない。たかがイヤホン1個のために施設まで出かけていった。いつもなら1時間の道のりが、暮れの大混雑で2時間、その上、せっかく320円で買っていったイヤホンの長さが足りず、テレビからベッドまで届かないときた。やれやれ。もう一度電器屋まで運転していった。取り替えてもらおうと思ったのに、包装を破ってしまったものは取り替えられないという。もう一つ買うハメになった。たかがイヤホン1個が1000円ぐらいについてしまった。
 仕事を放っぽり出してわざわざ出てきたことだし、ついでにお袋のところにも顔ぐらい出しておかないと後がうるさい。ところが、普段なら15分のところが1時間である。荒川沿いの道が全然前に進まないのだ。で、実家から我が家までまた2時間。なんだか、今日は一日中運転していたような気がする。走行距離は20キロあるかないかである。親父のところで30分、お袋のところで30分、都合1時間だけが実働時間であった。

 写真は、首都高川口線が王子方面に分岐するちょうど分岐点のところである。ここで荒川を渡る。いつも通っている道だけど、地上から見上げたのは、まだこの路線が建築中だった5年ばかり前のことで、開通してからは初めて。上を通るたびに、下からの景色は絶対写真になるぞと思っていた。
 下の道を実家に向かっていたのだけれど、とにかくピクとも動かない。いらいらしていても始まらないので、写真を撮って気分転換である。脇道に違法駐車して大急ぎで土手まで走り、数枚だけ素早く撮影してきた。すでに日没は過ぎている。西向きの撮影なのでなんとか手持ちで撮れたけど、本来なら三脚が必要なところ。良い子のみなさんは真似てはいけません。

 ところで、「極貧追放キャンペーン」だが、その後も注文が途切れることなく入り、現時点で39個、当初目標のほぼ倍になった。お魔女に連絡を取ったところ、限定20個をオーバーした分を早速こねこねし始めたという。でも、そのお陰で睡眠時間がほとんどゼロ、変顔に拍車がかかっているということだ。はじめの20個の釜出しが大晦日のちょっと前ぐらい、オーバーした分は1月下旬になりそうなのだそうだ(←ん?)。ボクのポスカと年賀状の追加もゴン太に頼んでおいた。
 今後の追加に関しては、ボクの見るところ、たぶんお魔女の体力次第と見ていいだろう。粘土をこねて1個1個成形し、乾燥させて上薬をかけ、目鼻を描き入れて釜入れし焼き上げるという工程、素人考えでは大したことないみたいに見えるけど、陶芸ってのはそんなに簡単なものじゃないみたいだ。しかも、変顔女は曲がりなりにもプロ、手抜きはできない。多少時間がかかっても許してやってもらいたいものである。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/26 16:48
ISO感度 50
絞り F3.5
シャッター 1/13
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-26 22:56

極貧追放キャンペーン

笑い犬大特価!



ポスカ5枚組のオマケ付きで
2,500円!
送料も消費税もついでに負けちゃう!
お申込みはコメント欄に書き込んでください。

笑い犬のタイプは写真のタイプのみ。
ただし、手作りなので1個1個個性が違います。
ポスカはサンプルです。実際は別の絵柄になります。

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by osampodigicame001 | 2005-12-26 22:28

2005/12/25 SUN(No.981)

揺らぎ



 昨日、「極貧追放キャンペーン」としてお魔女の笑い犬+ボクのポスカ5枚セットの緊急即売を打ち出したら、メルマガを配信したとたんに早速注文が入り始め、5分後には10個、翌朝には限定20個が完売し、さらに注文が続いている。すでに26個に達しており、まだまだ出る気配である。この冬の暖房費とボケ犬の食い扶持にメドがついたお魔女の喜びはいかようであろうか。みなさんのご協力に心から感謝申し上げる次第である。
 ただ、問題は商品だ。20個限定ということは在庫がそれだけしかない、というか、モノは陶芸品であるから、手捏ねして成形し現在乾燥中のものがそれしかないということで、急遽追加をこねこねしなければならない。ボスカのほうも、これはきっぱり在庫は20組しかない。ゴン太写真館に頼んで追加作成してもらわなくては注文に応えられないということだ。嬉しい悲鳴とはこのことである。ただ、ボクの方はゴン太に「やってネ」と言うだけだからいいが、お魔女はこれから、暮れも正月もない突貫製作に入るわけで、いかに貧乏脱出のためとは言えご同情申し上げる。でもまあ、忙しくしていれば暖房費もかからないからいいか。
 あ、そうだ、今回ご注文いただいたみなさんからは、送り先としてご住所をお知らせいただいているので、こういう場合の礼儀としてボクから年賀状を差し上げます。ポスカとは別の絵柄、下の笑い犬が咥えているヤツがそれです。愛想なしの年賀状ですが、おまけのおまけということでお受け取りください。喪中欠礼の方がおられたらごめんなさいということで・・・。

 写真は越谷のゴミ処理場である。川面に映ったものなので画面からは分らないが、実際の建物はまるでラブホである。窓がないので余計にそう見える。でも、この建物には日本中、いや、世界中から視察が絶えないのだ。建物が綺麗だから・・・ではなく、ゴミの処理能力がすごいのである。何でも燃やしてしまうので、越谷では金属とガラスだけ分別すれば、そのほかのゴミは生ゴミでもプラスチック、果てはネコ砂でも全部一つの袋で出せばいい。前の市長はハコもの行政の権化みたいな人だったけれど、このゴミ処理場だけはいまだに評価が高いのである。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/25 13:13
ISO感度 50
絞り F5.6
シャッター 1/250
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 30.5mm
(35mm換算 120mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-25 23:35

2005/12/24 SAT(No.980)

夕富士



 12月に入ってからこのかた、4日に小雨が降って以来、ずっと晴天の日が続いている。その4日の雨だって、どうしても降ったと言い張る人がいるならしぶしぶ認めてやってもいいという程度のお湿りだったから、実質的には雨量ゼロ、まるでカラハリ砂漠である。マンションの緑地散水隊のじいさんたちも、例年ならこの時期はお休みいただくのだが、あんまりカラカラ状態が続くので今日はわざわざ出てきていただいた。昨日と違って今日は北風が吹き、戸外の作業にはちょっと辛い一日だったが、昨日も明日も休みの日なので、出ていただくとしたら今日しかない。でも、日当商売の彼らにとっては稼ぎがうんと少なくなる時期だから、寒さにもかかわらず喜んでいただけた。
 ボクは夕方まで遅まきながらの年賀状宛名書き。といっても、プリンタが紙詰まりしないように見張っているだけの退屈な作業だ。午後3時に終わったので郵便局の本局まで切手を買いに行き、そのついでに車のタイヤを冬用に取り替えてもらってきた。4本で54,000円、けっこうな出費だけれど、これがないと取材に出かけることができない。たった1シーズンしか使っていない前のスタッドレスは、車が変わったのでもう使えない。ゴン太に貰ってもらうことになっているのだが、まだ取りに来ないな。それとも、スタッドレスがないから東京まで出て来れないのかも知れん。福島辺りはチェーン規制だそうだから。
 写真は我が家のベランダから見た富士。久しぶりの手抜き写真である。

 話は変わるが、こないだビッグサイトまで行って買ってきたお魔女の「笑い犬」、ずいぶん売れ残っていたので、お魔女も年越しできないだろうし、ボケ犬の餌代も底をついているだろうと思っていたら、なんと、その後、爆発的に人気が出たらしく、完売したそうである。なんでも、ある獣医のところに預けておいたら、我も我もと買い手が現れ、あっという間になくなったらしい。
 しかし、喜んでばかりはいられない。売れたと言ったって、たかが1個2千円~4千円の小物である。自他共に恥じない極貧陶芸家がそれぐらいのことで潤うはずもないので、少し協力してやることにした。現在増産中の「笑い犬」に、おまけとしてボクの5枚組ポストカードを進呈しようというわけ。笑い犬1個+ポスカ5枚のセットを送料込みで超破格値の2,500円!という、「極貧追放キャンペーン」である。ただし、笑い犬は一個一個手捏ねであるから、焼き上がりまでにはちょっとかかる。発送が新年の初荷ぐらいになるそうである。また、当然量産できるものでもないので数に限りがある。20個ぐらいまでなら新年早々に送れるけれど、それをオーバーした分はさらにしばらく待ってもらわなくてはならないということだ。20個で5万円、これだけあればボケ犬の餌代ぐらいは出るであろう。


撮影データ
カメラ

PANASONIC
Lumix FZ10
撮影日 05/12/24 17:09
ISO感度 100
絞り F2.8
シャッター 1/3
露出補正値 -4/3
WB 自動
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 72.0mm
(35mm換算 480mm)
その他 手持ち撮影
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by osampodigicame001 | 2005-12-24 22:23

2005/12/23 FRI(No.979)

光芒



 年末恒例といえば我が家ではヘンデルの「メサイア」である。うまくスケジュールが合えばチケットを買っておいてコンサートに行く。そうでないときには、BGMとしてではなく、ちゃんと居住まいを正してレコードを聴く。「マタイ」や「スタバト」ではなく「メサイア」というのには訳があって、昔、まだボクが青年であった頃、この曲の演奏に最初は合唱隊の一員として、後にはオケの一員としてステージに立った経験があり、仏教徒のくせにこの曲だけには一筋ならぬ思い入れがあるからなのだ。
 コンサートはだいたい芸大オケを聴きにいく。割に容易にチケットが手に入るし、安い。昔は移転前の古い奏楽堂が会場で、独特の雰囲気が捨てがたかったということもある。今は上野の文化会館だけれど、やっぱり安いのがいい。
 で、昨日がその演奏会の当日であった。チケットも買ってあったし、鬼嫁と二人で出かける手はずになっていたのだけれど、直前になってキャンセルを食らった。コンサートが中止になったわけではなく、また、鬼嫁が「行かない」と駄々を捏ねたわけでもない。突然、「あなたは行かないで!」と命じられたのである。理由は簡単。ボクと行くよりも自分の友だちと行った方が楽しいに違いないと気づいたというのだ。ええ、お洒落をしてお出かけになりましたよ。しかも、帰りは午前様、ボクの晩メシさえ用意されていなかった。
 今日はもっぱらその話で持ち切り。演奏がいかに素晴らしかったか、指揮者はあの人でソリストは誰と誰で、あの部分のクレシェンドが今年はすごく劇的で、オーボエ奏者がとても上手で、観衆はどんな風で・・・と、事細かにご報告になる。えーい、くそっ!ボクだって行きたかったんだ!ボクの悔しさを知ってか知らずか、とめどもなくおしゃべりになる。
 あんまり悔しいので、今日の午後、2回もCDを聴いた。3時間以上かかる大曲を2回、半日はすっかりこれでつぶれた。でも、聴き終わったら悔しさも忘れたな。いつもこの曲を聴くたびに、受難の最初のアリアで涙がこぼれそうになる。いい曲なのである。

 今日の写真は、まだCDを聴くことを思いつく前、悔しさを紛らわすためにお散歩に出たときに撮った。言わずと知れた「しらこばと橋」である。無風の暖かい午後、元荒川の海面には波一つなく、橋がくっきりと映っていた。
 太陽の方向に直接レンズを向けているので、橋は当然シルエットになる。シルエットにしたくない場合は露出をプラスに補正してやらなくてはならない。たいがいの写真技術本にはそのように書いてあるし、それが常識だと受け取っている人も多いようだが、そんなことを信じていてはいい写真は撮れない。もちろん、プラス補正が必要な場合もある。けれども、この写真でプラス補正などしようものなら、まったく絵にはなってくれないのだ。写真の常識なんてそんなもんである。
 なお、太陽光がレンズ内面に反射することで発生するゴーストについても同様。ダメというのが常識だけど、ダメじゃない場合もあるのだよ、明智くん。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/23 13:01
ISO感度 50
絞り F7.1
シャッター 1/500
露出補正値 -1/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 手持ち撮影
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by osampodigicame001 | 2005-12-23 21:40

2005/12/22 THU(No.978)

蒼穹



 えらいことになった。
 午前9時を「朝っぱら」なんていうと、世間様からは「バカ!」と罵られることは承知だが、寝たのが午前5時、ボクにとってはまだ寝入りばなである。電話で起こされた。最初は、よくある電話勧誘のたぐいだと思った。まったく聞き覚えがない女性の声である。その第一声が、「暮れからお正月にかけて暇ですか?」・・・えーっ、なんのこっちゃ!!!なんと、人材派遣会社からの電話であった。
 ボクが脱サラして、勝手に「フリー宣言」したのが7年前、それまでは青申クラスのサラリーマンだったのが、翌日から所得ゼロの境遇になったわけで、そのときの鬼嫁の顔色ったら、まるでゾンビのごとくであった。ちゃんと鬼嫁と相談した上での脱サラではなかったので、ボクとしても、タダでさえ狭い肩身が極小状態にまで狭くなっていた。「せっ、せっ、生活費はどうすんのよ!」とあえぐ鬼嫁をなんとかなだめなくてはならない。
 そこで考えたのが人材派遣会社への登録であった。もちろん、単に「姿勢」を見せるだけで、写真以外の仕事などまったくやる気はなかったから、登録に際しては、「希望する時給」の欄に2000円なんて現実離れした数字を書き込んだ覚えがある。そして、目論見通り、その派遣会社からは以後7年間、連絡の「れ」の字もなかったのである。ボクは、そういうことがあったことすら忘れていた。
 そこに朝っぱらからの電話。「確かに、ご登録いただいております」とおっしゃる。はい、思い出しました。確かに登録した前科がございます。でも・・・・というところで、「お断りされてはこちらが困ります!」と断固たる口調で叱責された。働く気がないのであれば、登録を取り消すのが社会人としての常識でしょう!と言われてはぐーの音も出ない。仕方がない、その会社まで謝りに行った。
 でも、許してもらえなかった。社長さんまで出てきて、ほとんど犯罪人のように譴責を受けた挙句、最後は泣き落とし、とうとうサインさせられてしまった。泣き落としには弱いキットくんなのだ。
 で、なにをさせられるか・・・なんと、卵の検査だそうだ。実態は皆目見当がつかないが、なんでも、完全滅菌の部屋で白衣を着ていただくということなので、ボクがもっとも不得手とする理科系のお仕事であるらしい。冗談じゃない!との抗議の声はあっさり黙殺された。とにかく、暮れ、正月なしで働ければそれでOKなんだそうである。それも、28日から7日まで一日の休みもなく・・・ついうっかり、その間、緊急の仕事は入っていないと口走ったのが致命傷であった。どうせ登録するなら、人材豊富な大手にしておけばこんなことにはならなかったろう。つい、お手軽に地元の会社にしたのが仇になったわけだ。
 というわけで、28日から7日までのボクは「写真家」ではなく、「卵検査員」である。仕事の内容は聞かないでくれ、知らんのだから。卵の検査なんて、殻を割らずにゆで卵と生卵の見分けができる程度のシロートなのだ。
 でも、いくら人様が紅白や隠し芸で浮かれている期間だからといっても、ドシロートに時給2000円は常識を外れている。とんでもない危険な仕事であるか、世間に顔向けできない違法な仕事である可能性がきわめて高い。せめて、仕事中にカメラをポケットに忍ばせていられることを祈ろう。ひょっとしたら、スクープになるかも知れんからね。

 『Booksアワード』は2位の追い上げにちょっとドキドキしたものの、無事に逃げ切って、めでたく第1位を確保した。その興奮が冷めやらず、今朝5時まで一人でニヤニヤしていた。本になる、ならないはどうでもいい。とにかく、読者であるあんたたちの気持ちが嬉しかった。3年間もこんな非生産的なことをやってきて、自分でも「オレはバカだ」と思っていた矢先だったから、余計に嬉しさが募る。今年はボクにとっては概していい年ではあったけれども、その棹尾を飾る最良の出来事であった。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/12/22 16:23
ISO感度 50
絞り F2.8
シャッター 1/500
露出補正値 -1.0
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算 28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-12-22 20:41