昨夜の泊まりは標茶のシロンドー温泉。温泉つきで1泊2食7,000円は安い!ただし、朝は昨日と同じでおにぎり弁当である。なんたって朝が早い。今日も4時起きの4時半出発だ。 第一目的地は音羽橋のねぐら。運が良ければ橋の上からねぐらで眠るタンチョウが撮影できるという、タンチョウファンの間では超有名なポイントである。 まだ真っ暗なうちに現地に入り、とりあえず三脚を立てて場所を確保する。でも、次から次にカメラマンがやってくるので、確保した場所は守護していないといつの間にか取られてしまいかねない。実際、観光バスで乗り付けてくる団体などもいて、最終的には100本を超す三脚が狭い橋の上に林立することになった。明るくなってからやってくるようなのんびり屋さんたちは、当然2列目である。 こうして、寒さ、眠さと戦いながら場所取りしたのだけれど、肝心のタンチョウは300メートルの彼方に(目を凝らせば)見えただけ。約1,000mmの超望遠でやっとこんな画像しか撮れない。野外の動物撮影には運不運は付き物なのだ。観察センターなんかに人々が押しかけるのもむべなるかなである。しかし、給餌場なんかで楽をして撮影してなにが楽しいのかな?こんな画像しか撮れなくても、寒くても、眠くても、こっちの方が百倍楽しいぜ。もっとも、ここのタンチョウも(というより、北海道のタンチョウは全部)人間から餌をもらって生きているんだけどね。餌をやる前に、釧路湿原の開発をやめるという方向に、どうして日本人の考えは向かないのだろう。腹立つね。 【使えるワザ】 昨夜から北海道人も驚く大雪。景色が一変した。ラジオでは、あちこちの峠で通行止めになったという。 その雪の中を走り回ってSLを撮影した。普通は上り下りそれぞれワンチャンスの1日2回なのだが、tsubakiさんの下調べと昨日の下見のお陰で「追っかけ」に成功、2回ずつ4回のシャッターチャンスに恵まれた。降りそぼる雪の中の蒸気機関車、願ってもない被写体である。SL撮影は「待つ」のが仕事だけれど、待っている間にだんだん募ってくる興奮がたまらない。病み付きになるわけだね。 待っている間に撮影した1枚である。いかにも釧路湿原の原野らしい風景写真をついでに撮ろうと思っていたので、願ってもない大雪だったわけだ。 雪景色=プラス補正という固定観念に縛られていると思わぬ失敗をすることがある。デジカメは基本的に明るめの絵を作るということがあるから、逆光や、特に意図があるとき以外はマイナス補正と思っていたほうが失敗の確率が減るのだ。この場面も、雪原ではあるけれども大雪の中だし、多少暗めの表現の方が冬の厳しさが出る。ボクの場合、-2/3がニュートラルと考えているから、この1枚の補正幅でわずかにプラスということになる。 カメラ CANON PowerShot S1-IS 撮影日 05/02/20 13:37 ISO感度 50 絞り F5.6 シャッター 1/400 露出補正値 -1/3 WB オート 露光方式 絞り優先AE 測光方式 分割測光 合焦方式 スポットAF 焦点距離 10.3mm (35mm換算)(67mm) その他 手持ち撮影 レタッチソフト チビすな
by osampodigicame001
| 2005-02-23 02:19
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