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2005/05/06 FRI(No.748)

線路沿いの道



 昨夜から胃が痛む。医者に行って薬を貰ってきた。医者曰く、「最近来ないと思ってたら、めでたく再発だね」だとさ。
 ボクはプロに転向した49歳までサラリーマンを26年間勤めたが、大学を出て会社に入社したその日に胃潰瘍を患い、会社を三社点々とする間もずっとこの病と人生を共にしてきた。いわゆる職業病である。入社式で社長のご挨拶を聞いたそのときに、「サラリーマンはボクには向いていない」と直感したのに26年間も勤め上げた根性は大したものだと思うが、言い方を変えればただ流されるだけの人生に甘んじていたとも言えるわけで、そのツケがこの職業病だったわけだ。
 ところが、退職したとたんに完治してしまったのだから、胃潰瘍なんてものはまさしく気の病なのだ。プロになって金回りは悪化したけれど、始終胃の存在感に押しつぶされそうになりながら生きてきたボクには、まさに天国みたいだった。謹厳実直を絵に描いたような人格が、朝から酒を飲んでも平気な顔をしている自堕落な性格に豹変しても、それが楽しくてしょうがない。ストレスは鬼嫁だけ・・・胃が悪くなるはずもないのだ。
 で、しばらく医者とはお見限りだったというわけ。でも、最近の忙しさは半端じゃない。再発したって当たり前だろうな。26日には久しぶりに胃カメラを呑む。8年ぶりかな。
 午後から鬼の編集者と打ち合わせの予定だったが、都合でお流れ。いいチャンスなのでマンションの総会資料に没頭して過ごした。なんとか議案書を書き上げた。全部で26ページ、これから校正だ。


【使えるワザ】
 医者の帰りに2枚写したうちの1枚。我が家と駅とを結ぶ、かつての通勤路である。今はせいぜい週に1回ぐらいしか通らない。以前に比べるとずいぶん綺麗な道になったが、それでも東武沿線のブラックホールと言われている駅の通勤路、田舎臭さがじっとりと貼り付いている。
 線路の端にクリーニング屋のばあさんが花を植えていた。そのばあさんが一昨年亡くなって、しばらくは荒れ放題だったが、最近後継ぎが出てきたと見えていろいろな花がまた咲くようになった。
 向こうに見えているガードは日光街道である。それをくぐると我がマンションが絢爛豪華に花を植えている道に続く。敷地内ではないのだけれど、マンションの住民が通る通勤路なので、せめていくらかでも癒される道にしようと思って手をかけているのだ。
 写真自体はリキが入ったものではないし、「それがどうした」写真の典型みたいなものだが、ま、胃が痛くて前かがみに歩いている人間が写した写真と言われれば、なんとなく納得するような気がするでしょう?10年後に見たら懐かしい感じがするだろうなとボクは思っている。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/05/05 08:56
ISO感度 50
絞り F5.0
シャッター 1/125
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算)(140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

by osampodigicame001 | 2005-05-06 23:09
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