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2005/11/23 WED(No.949)

山里の秋



 お散歩ネット神奈川支部が主催したミニ撮影会に参加した。午前3時半にやっと寝たと思ったら、5時半の携帯目覚ましに叩き起こされ、朝飯も食わずに出発。行き先は小田原の手前、南足柄市にある古刹、大雄山最乗寺である。休日の早朝なので、集合時間の1時間ほど前には到着するだろうと踏んでいたのだが、車両火災渋滞に巻き込まれ、結局、ほぼ定刻の9時に現地に着いた。参加者は全部で7名。
 最乗寺は開基600年、曹洞宗に属する禅寺である。修業道場を兼ね、杉の古木に囲まれた広大な山内には堂塔が30以上もある。ちょうどもみじの紅葉が最盛期で、美しい色を見せていた。ここで2時間ばかり撮影、続いて、車で1時間ほどの夕陽の滝に移動、滝を撮影した後、地蔵堂で名物の万葉うどんの昼食。
 午後はさらに車で1時間ばかり走り、丹沢湖を迂回して西丹沢の渓谷に向かう。埼玉近辺と同様、神奈川の山中も今年の紅葉は色づきが悪く、名所丹沢の秋はいまいちだったが、楓だけはいい色を出していた。
 今年の紅葉がいまいちなのは、夏の猛暑で葉が焼けてしまい、気温の低下とともに枯死してしまったのが原因だといわれている。平たく言えば、葉っぱが火傷を負った状態になっていたので、紅葉のメカニズムが働かなかったというわけだ。ところが、楓だけはもともと半日陰に育つ木なので、その火傷が軽症で済んだ。それでいい紅葉になったのだと思われる。ま、ことの真偽は別にして、紅葉が全滅を免れたお陰で、せっかくの撮影会が無駄にならなくて良かった。お天道様に感謝である。
 帰路は行楽帰りの渋滞がひどかったけれど、早めに開放していただいたので午後6時には帰宅できた。夕食を済ませて風呂に入ったら、もう眠くてしょうがない。メルマガ配信までこぎつけられるかどうか、はなはだ疑わしい状態でこれを書いている。


【使えるワザ】
 夕陽の滝に行く途中、駐車場のすぐ下に小規模な棚田を見つけたので、滝の撮影後、お昼の前にちょっと寄り道して写してきた。たんぼの枚数はせいぜい10枚ほど、そのうち2、3枚は廃棄田になっている。えらく寂れた印象の棚田だ。
 しかし、そういう寂れた雰囲気に秋の色ってのがよく似合う。それに加えて、背負子を背負ったばあさんまでこ登場では、役者が揃いすぎである。ありがたく撮影させていただいた。
 こういう写真にワザなんてものはない。ばあさんめっけ!の瞬間に、そのばあさんを画面のどこに配置して、上下左右をどこまで入れるか判断する、それだけである。カメラの操作はズームリングのみ。その他の操作をやっている暇はない。あとは野となれの心境である。


撮影データ
カメラ

撮影日 05/11/23 11:52
ISO感度 100
絞り F3.5
シャッター 1/50
露出補正値 0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 28mm
(35mm換算 45mm)
その他 手持ち撮影 PLフィルター
レタッチソフト ちびスナ ViX

by osampodigicame001 | 2005-11-24 00:08
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