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2005/07/19 TUE(No.822)

我が家へ



 「デジタル・写真の学校」の見本誌が刷り上ったというので、出版社まで受け取りに行った。3ヶ月間もボクを悩ませた本だが、実際に製本されたものを手にすると、やはりそれなりの感慨がある。掲載された写真の数々もけっこういい色が出ているし、とてもいい本に仕上がった。まだ出版社にも数冊しか届いていない段階なので、新宿でビールを付き合ってくれた砂名ちゃんや、帰宅するのとほぼ同時に訪ねてきてくれた密造酒さん、天災キャットちゃんにはただ見せただけで手渡すことはできなかったけれど、3人とも、ただのハウツー本ではない写真集のような体裁にいたく感動してくれたようだ。これでやっと一仕事終えたという気分になった。
 予約状況も予想外に良好だそうだ。新宿の某大手書店では、ビルに宣伝垂れ幕までぶら下げてくれるそうだし、某大手写真雑誌では書評欄に掲載してくれるという話。ありがたいことである。原稿を書いている段階では、とにかく書きあがりさえすればいいという思いだったが、いざ出来あがってみると売れて欲しいという欲が出てくる。しばらくは売れ行きに一喜一憂することになりそうだ。


【使えるワザ】
 今日の一枚を撮っていなかったことに気づいたのは、新宿で砂名ちゃんと1万円も飲んで、さて帰ろうかというときだった。とりあえず、手頃なところで歩行者の流し撮りなんかをやってみたのは、2日前のあの「もて耐」の余韻が残っていたからだろう。
 もて耐では高速で動く被写体がターゲットだったが、それはそれなりに難しいところもあるものの、歩行者のようにゆっくりと動く被写体にはまた違った難しさがある。シャッタースピードをどうしても遅くする必要があるので、流している途中で手ブレが来てしまうのである。それに加えて、バイクや車と違って、歩行者の動きには横方向の動きに縦方向の動きが加わる。したがって、完璧に止めて写すことなど、最初から諦めて、多少のブレは加味した絵作りが求められる。
 この写真の場合、退社していそいそと家路を急ぐおっさんの気分を描写しようとしたわけだが、それには多少ブレていたほうが感じが出ると考えた。結果はイマイチだが、ワザを見せるだけが写真じゃないので、ま、これも良しとしよう。


撮影データ
カメラ

CANON PowerShot S1-iS
撮影日 05/07/19 19:54
ISO感度 100
絞り F3.1
シャッター 1/8
露出補正値 -2/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 10.5mm
(35mm換算)(69mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-20 11:40

2005/07/18 MON(No.821)

梅雨明け



 茂木での昨日の雷には驚いたが、「雷が鳴れば梅雨明け」の言葉通り、東京地方はめでたく今日、梅雨明けとなった。昨日も暑かったけれど、まだ湿度が高いという感じだったが、今日は正真正銘の夏、空気はからっと乾燥しているし、空には入道雲が湧いている。天気予報では、夕方、ところによって夕立が来そうだという。
 お散歩ネットの2つの画像掲示板にも、夏らしく花火とお祭りの写真が現れだした。去年と同じである。ただ、去年と違うのは、写真のレベルが着実に向上していること。やはり、いろんな人が写した写真を年中見続けていることで目が肥えるということがあるのだろう。それに、自分が去年写した写真に対する反省が、1年という期間に醸成されたということもあると思う。
 ところで、今月のネット撮影会のお題が「レース」ということもあって、このところ、競艇やら二輪車のレースなどに足を運んでいるが、ものはついでだから、今度の日曜日、7/24には、渡良瀬遊水池で行われるトライアスロンを見に行こうと思っている。オリンピック・ディスタンス、いわゆるクォーターという短いレースだが、一応、1.5キロの水泳、40キロのバイク、10キロのマラソンと3種目がちゃんと行われる。距離が短い分、競技時間も短いので、午前中には片がつく。スタートは7時半、自力で来れる人は中央エントランス、谷中湖畔の駐車場までおいでください。


【使えるワザ】
 カメラ屋にお金を払いに行き、本屋に寄った帰り道、近所の公園の横を通ったら盆踊りの準備がしてあった。たぶん、今晩が本番なんだろう。この時間、炎天下にはだれもいない。車を降りて、手短かに数枚写真を撮り、さっさと帰ってきた。
 車がでかいし古いので、家を出てからこれだけの用事をこなし、戻ってくる頃になってやっと冷房が効いてくる。このところ故障続きだし、元々悪い燃費はさらに悪化しているし、そろそろ買い替えを考えないといけない。
 ガソリンが高くなって、リッター5キロの燃費が小遣いを圧迫しているし、昔みたいに車で遠出することが億劫になり、最近は鉄道や飛行機に乗って、現地でレンタカーを借りるようになっている。というような事情の変化に加えて、大型の車では勝手が悪い棚田の撮影にハマったという点もある。年に1回は脱輪して脱出不可能な目に遭うし、去年なんか、危うく崖から転落という寸前まで経験した。小さな、小回りの効く車を何度かレンタルしてみたら、その使い勝手のあまりの良さに、自分のでっかい車がバカみたいに見えてきたものだ。
 しかしなあ、もともと車なんて動けばいいぐらいにしか思っていないボクは、車に関する情報にはとても疎い。関心がないから、あの車はどうだこうだと言われても、片方の耳からもう一方に抜けていくばかりで脳味噌に留まってくれないのだ。どなたか、お勧めの小型車、または軽自動車がありませんか?


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/07/18 12:56
ISO感度 50
絞り F2.8
シャッター 1/2500
露出補正値 -2/3
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算)(28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-18 18:53

2005/07/17 SUN(No.820)

疾駆



 栃木の「ツインリングもてぎ」にバイクのレースを見に行った。休日イベントなので混み合うと思い、駐車場確保のために6時に家を出た。同行は天災キャット、現地でpaul81さん、マチコちゃん、砂名ちゃん、Daiちゃんと落ち合う。6人のミニ撮影会というわけ。
 このコースの横は、棚田撮影のために何度も通ったことがあるが、訪れたのは初めて。今日のレースは、明日決勝戦が戦われる「茂木7時間耐久レース(もて耐)」の本戦に出られなかった、2軍、3軍の連中のレースで、午前中に3軍のための3時間耐久、午後に2軍のための3時間レースが組まれている。出走は10時前、混むかと思ったのにがらがらだった。アマのレースだからこんなものなのかも知れない。
 モーターレースと言えば流し撮りだが、普通の流し撮りじゃ面白くもなんともないので、スピードに慣れるための予行演習を1時間ばかりやったあとは、カーブでの曲線の流し撮り、縦位置にバイク1台をできるだけ大きく入れる構図の流し撮り、複数台のバイクを入れて、1台だけを止めて写し、他はブレさせるという流し撮りなど、いろいろな撮り方をトライした。使用したMarkIIでは1GBのメディアでJpeg最大画像が約180枚撮れるが、この程度ならものの5分で満タンになる。いっぱいになったメディアは次々にストレッジに差し込む。こうして、1日でなんと6,068枚も撮影した。
 パソコンに取り込むのに3時間、途中で4時間ばかり睡眠をとり、画像チェックが終わるのに翌日の午後2時までかかった。ダメ画像をどんどん削除していったら、最後まで生き残ったのが380枚、つまり、100枚に6枚しか残らなかった勘定だ。単純流し撮りなら確率3割ぐらいは行ける自信があるが、300mm望遠で画面いっぱいにバイクを入れるなんとことをやっていたら、もしフィルカメならば破産確実である。ブログ版のほうに、おまけ画像を数枚アップしておくので、見た人はコメントを書き込んでおいてください。


【使えるワザ】
 午後のレースの途中で雷が鳴り出し、場内に落雷があったというのでレースが中断した。観客は全員室内に入れという指示。
 ピットの裏側に短い直線があるのだが、前後を柵で囲まれているので、だれもこんなところでは撮影していない。しかし、シャッター速度をできるだけ遅くしてやれば、柵は柵として写らないからいい絵になる。そう思って10枚ばかり試してみた。目の前を「ヒュン!」と通り過ぎる超高速の流し撮りだから確率は高くはない。うまくいったのはこの1枚だけだった。
 雷が鳴ると梅雨明けとは言うけれど、この日の気温はもうすっかり真夏で、空気も夏の匂いがした。死ぬほど暑かった。


撮影データ
カメラ

CANON EOS1D MarkII
EF 75-300mm IS USM
撮影日 05/07/17 15:15
ISO感度 100
絞り F5.0
シャッター 1/40
露出補正値 -1
WB オート
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 105mm
(35mm換算)(136mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ


【おまけ画像】
(1)1台だけブラす。F18 1/125。


(2) F18 1/125


(3)縦位置で撮る。F5.0 1/40。


(4) 露光間ズームと組み合わせ。F5.6 1/200。


(5)カメラがホコリで真っ白になっちゃった。F8 1/50。


(6)コーナーを縦位置で。F22 1/100。


(7) F18 1/160


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by osampodigicame001 | 2005-07-18 15:33

2005/07/16 SAT(No.819)

スタート



 よそのマンションの管理組合のみなさんがうちのマンションの見学においでになった。構内の設備や整備状況をお見せし、管理組合運営のノウハウなどをお話して2時間。午前中がほとんどこれで潰れた。
 しかし、こういう見学の方々がおいでになるたびに思うのだが、そもそも役員の任期が短すぎるところが多いのが一番の問題なのだ。ほとんどのマンションで任期は1年、毎年のように役員の顔ぶれが変わるから運営のノウハウなんていくら勉強しても蓄積されない。管理組合が機能しないのだ。うちの場合で言うと、ボクがすでに14年目だし、他の役員さんたちも5、6年はザラである。長期間勤めることが必ずしも良いとばかりとは限らないけれど、運営に当たっての戸惑いは、これぐらい長いとほとんどなくなる。
 午後から戸田競艇場。ギャンブルそのものには興味はないけれど、今月のネット撮影会のお題が「レース」になっちゃった(←だれが決めたの?)関係上、講師の参考作品たるものを撮っておかなくてはならない。あらかじめ電話しておいてから広報に寄って「報道」の腕章を貰い、そのご威光を振りかざして場所取り、ずいぶん混んでいたけれど観客には邪魔されずに撮影できた。歳とともに反射神経が鈍り、こういうスピードものの撮影は難しくなるのだが、今日のところはなんとか誤魔化せた。明日は茂木ツインリンクスにバイクの耐久レースを撮りに行く。今日よりはるかにスピードが勝る被写体である。さてさて、ご老体、大丈夫かね?


【使えるワザ】
 スピードを表現する方法はいくつかあるけれど、一番簡単なのが被写体をブラす写し方だ。ただし、7/8の「風渡る」と同じで、ブラし加減、つまり、シャッタースピードをいくつにすればどの程度のブレになるかの勘は、常日頃から試行錯誤して養っておかないといけない。競艇は1日11レースか12レース、スタートを写せるチャンスはそれだけしかないわけなので、あんまり失敗しているわけには行かないのだ。
 でも、この写真の場合、一番難しいのは実はシャッタースピードの決め方ではなくて、狭い画角にきちんとボートを入れるタイミングの取り方なのだ。縦位置にしてあるから、ほんの0.1秒でもタイミングが狂うと、画面には水面しか写らないということになってしまう。20Dの連写速度は秒間5枚だけれど、0.2秒間隔では一か八かの勝負になる。連写モードではあるが、やはり、最初の1枚目で決めてしまうつもりでやらないとボツの山を築くのが関の山だ。もちろん、片目はファインダー、もう一つの目は肉眼で同時に見ている。


撮影データ
カメラ

CANON EOS 20D
EF 75-300mm IS USM
撮影日 05/07/16 14:55
ISO感度 100
絞り F16.0
シャッター 1/60
露出補正値 -4/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 105mm
(35mm換算)(168mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-17 00:50

2005/07/15 FRI(No.818)

タダ見



 出かけるという鬼嫁をお送り申し上げ、ついでに写真屋に寄って、そのまたついでに高校野球を観戦してきた。午後からの2試合、いずれも地元の高校が出場するので、応援というわけじゃないけれど、まあ、全然縁もゆかりもない学校の試合を観るよりは面白かろうと思ったのだ。まるで梅雨が明けたようなスカッとした好天で暑かったけれど、試合はけっこう楽しめた。地元の学校はともに大差で勝利を納めた。
 しかし、普段のアマチュア野球と違って、いつもはガラガラの越谷球場がいっぱいなのには驚いた。地元の高校が出るので当然といえば当然だけど、たかが高校野球に500円も取るんだよ。それでも、学校関係者とは思われない観客がたくさん入っていた。ボクもその一人なんだけどね。カメラを持った、明らかに写真愛好家と分かるようなおっさんもけっこういた。チアリーダーでも撮ろうってのかなと思って見ていたら、みなさん、真面目にグランドの方にレンズを向けていらっしゃいました。応援団の方ばかり撮影していたボクは、たぶん相当怪しいオヤジだと思われたに違いない。


【使えるワザ】
 まったくのお遊び撮影なのだが、12倍ズーム目一杯の超望遠なので、少しでもシャッター速度を稼ごうとして感度をISO200に上げている。手ブレ補正がついたコンデジだから感度ISO100の1/500でもなんら問題はないのだが、ま、これは癖みたいなものだ。職業写真家という商売では、万が一でもブレさせたら信用に関わる、というか、お金がもらえないばかりでなく次からの注文が入らなくなるので、念には念を入れるのが当然の行動パターンになっているのだ。
 しかし、感度を上げたらこのノイズである。パナちゃんだからというわけではなく、パワーショットのS1iSでもすごいノイズが出る。カメディアは多少はマシだけど、似たり寄ったりだ。お遊びだからいいけど、商売の撮影なら使い物にはならない。感度を下げて、三脚を使えるような環境と被写体でないとコンデジにはまだ限界があるってことだ。
 今日の写真は一種の額縁効果を狙った構図にご注目。メインの被写体はボケて写っているけど、構図のお陰でちゃんと主役の地位を保っているでしょ。


撮影データ
カメラ

PANASONIC LumiX DMC-FZ10
撮影日 05/07/15 18:45
ISO感度 200
絞り F5.6
シャッター 1/1000
露出補正値 -1.0
WB 日光
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 72.0mm
(35mm換算)(432mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-15 20:36

2005/07/14 THU(No.817)

入口



 結局、いろいろ考えた末に高野山ミニは欠席させていただくことにした。まだ会ったことがないメンバーが数名出席予定なので会いたかったのだが、いつまでも遊んでいるわけにもいかないし、たまには働いているフリをしておかないと家庭内での立場がさらに悪くなる。30日の早朝に出て、その夜は長良川大花火を撮影し、翌日の31日は鈴鹿八耐ミニ、1日は恵那の棚田と鳳来の棚田を見て帰ってくる。例によって早朝出発、深夜帰宅の強行軍だが、2泊3日で済むので影響は少ない(はずなんだけど・・・)。高野山ミニを企画してくれたKyokoちゃんとmilkさんには申し訳ないが、ま、そういう事情なので(←どういう事情や?)ご勘弁を・・・。
 鬼の編集者からメール。「デジタル・写真の学校」の予約状況だが、ぬわわわぁーんと、すでに2,500冊突破なんだそうだ。初版部数が強気の7,000部というので、内心ドキムネ状態だったのだけれど、発売と同時に5,000部は見込める状態だという。ほんまかいな!?だとしたら、間もなく売り切れになる可能性があるってことだわ。予約していないキミ、早くしないと知~らないよ(←いつになく強気)。


【使えるワザ】
 このところお呼びがかからないので、うん、鬼嫁にも改心の気配が見える!とほくそ笑んでいたら、とんでもない勘違いだった。そりゃそうだ。結婚して30年近く、これまで変わらなかったものがここに来て変わるはずもない。アッシーくんご用命である。それも、朝のうちから予約されてしまった。
 夕方からスーパーに行くことが分かっていたから、今日の一枚はそのときに撮ればいいと多寡を括っていたら、お出かけはもうずいぶん暗くなってからだった。この写真を撮ったのが7時近く、いくら夏場だといっても曇り空なのでもう灯りが点っている時刻だ。平均測光や評価測光なら、シャッタースピードは1/10前後、手ブレの危険性が大きい。
 で、シャッタースピードを確保するためにスポット測光にして、灯りの部分を計測させている。シャッタースピードはお陰で早くなるけれど、当然ながら露光不足=アンダーな描写になるので、それを承知の絵にしないといけない。
 なお、ホワイトバランスは「晴天」。色温度の高さを生かして全体を青被りさせ、蛍光灯の緑被りと合わせて薄暮の雰囲気を出すようにするためである。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/07/14 18:45
ISO感度 50
絞り F2.8
シャッター 1/60
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 11.1mm
(35mm換算)(44mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-14 23:42

2005/07/13 WED(No.816)

お散歩日和



 腑抜け状態が続いている。とりあえず今週は金曜日まで予定表ガラガラなので、四国から戻ったらネット撮影会の講評書きを頑張ろうと思っていたのだけれど、なーんもする気がしない状態なのだ。長期ロードの疲れ?んなわけないぞ、あれだけ寝たんだから。
 でも、なんだかんだ言っても、画像の整理だけはついた。結局、削除を免れたのは480枚ほど。これで格好がついた。分類してみたら、なんと、今回は8日間で28ヶ所の棚田を撮影していた。その他に、小豆島の映画村や大洲の町の風景なんてものもある。いい収穫だった。
 岐阜のネムちゃんが30日の長良川大花火に誘ってくれた。翌日がちょうど鈴鹿八耐ミニだということもあるのででかけることにした。金華山の山頂からの撮影だそうだ。岐阜の夜景を背景に、花火を上から撮ることになる。面白い絵になりそうな予感がするね。その夜はネムちゃんちにお世話になって、翌日は岐阜から電車で鈴鹿に行き、戻ったらすぐに恵那の棚田を撮りに行く。じいちゃんからは、伊良湖に来たら泊めてあげると言ってもらっているけど、伊良湖まで足を伸ばせるかどうかちょっと検討中。愛知・蓬莱の棚田にも久しぶりに寄ってみたい。
 問題は26日の高野山ミニ。25日から出かけるということになると、1週間以上のロードになる。ついでだから兵庫、岡山あたりの棚田を見てくるということも考えてはみたが、体力の問題もあるし、なにより、本にかかりきりだったお陰でこの3ヶ月ばかりは稼ぎが少なく、小遣いが底をつき始めている。貧乏旅行は写真家の基礎だから苦にはならないけれど、高野山は過去に何度も行ったことがあるし、世界遺産に登録されたからって、今さら撮影しなおしてもどうなるもんでもない。さて、どうしたものか、悩ましいところだな。誘ってくれている人たちには会いたいし、岡山にも行ってみたいし、鬼嫁からは稼ぎが少ないと叱られるし・・・。


【使えるワザ】
 今日の外出は床屋と市役所。市役所まで行ったついでに、市民会館から葛西用水を撮影してきた。昨日から今日と涼しい日が続いている。葛西用水の散歩道は、夕方の散歩を楽しむ人々でいっぱいだった。
 ガラス越しの撮影では、ガラスへの映り込みに注意。それを避けるためには、カメラのレンズをできるだけぴったりとガラスに押し付けてやる。注文品になるが、ゴム製のレンズフードが安く買えるので、それがあれば万全だ。ないときは、黒っぽいハンカチなどでレンズの周囲を覆うといい。


撮影データ
カメラ

PANASONIC Lumix DMC-FZ10
撮影日 05/07/13 16:07
ISO感度 200
絞り F2.8
シャッター 1/160
露出補正値 -2/3
WB AUTO
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 26.1mm
(35mm換算)(152mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-14 10:05

2005/07/12 TUE(No.815)

深夜の特訓



 四国取材では惰眠をむさぼる日々が続いていたので、体が長時間睡眠に適応したと見え、眠くてしょうがない。ホテルと違って、朝は鬼嫁の耳元掃除機攻撃が襲来する関係上、長くは寝ていられない。昨夜は午後10時に帰宅、夕食を食べて、画像の取り込みが5時間、就寝は午前4時だったのに、7時に叩き起こされた。睡眠3時間はいつものことだと多寡を括っていたら、昼間の眠いこと眠いこと、取り込んだ画像の整理をやりながら、つい居眠りしてしまう状態が続いた。気持ちが集中しないので、恒例のダメ画像削除作業がちっとも進まない。8日間の総撮影枚数が1,610枚、通常なら多くとも500枚ぐらいには絞れるはずなのに、なかなか1000枚を切らないのだ。いざとなったときに使えない画像を保存していても無駄だし、なにより、ダメ画像を遠慮会釈なく削除して行く過程が次のステップに繋がるわけだから、一連の仕事の中でいわばもっとも大切な作業なのに、それが進まないので参ってしまう。結局、一日だらだらとデスクの前で過ごし、一歩も外出できなかった。
 というわけで、今日は一枚も写真を撮っていないし、メルマガ配信も留守中の8通をイッキにやっつけたので、それだけで精力を使い果たした。なんだか腑抜けみたいなキットくんなのだ。


【使えるワザ】
 写真は7/8の撮影。徳島のホテルに入り、近所の銭湯に行った。ゆったりのんびりと風呂に浸かるつもりだったのだが、全身刺青のおにいさんが4人も団体でおいでになったので、そうそうに引き上げた。ボクみたいな善良な面構えの人間は、彼らにとっては絶好のカモに見えるらしく、棚田でじいさん、ばあさんを相手に無駄話をするというような、のほほんとした関係は築きにくい。話しかけられでもしたらどうなるか責任は持てないのだ。
 町には、うるさいぐらいにお囃子の音が響いている。なんと、5月からこういう状態なのだそうだ。町中が年中阿波踊り状態というわけ。音のするほうに行ってみたら、川沿いの公園で何組もの団体さんが踊りのお稽古をやっていた。大人たちだけではなく、小学生のグループも何組かいる。さすがは本場である。ベンチに座って缶ビールを飲みながらしばらく見物させていただいた。
 街灯の灯りしかないので、感度をISO400まで上げて絞りを開放しても1.3秒の長時間露光になる。手持ちで撮る状況ではないのだが、ホテルまで三脚を取りに戻るのは面倒だし、そこまでして撮りたいわけでもない。手ブレ覚悟で数枚撮った。
 もちろん、手ブレしないなどとは考えられないわけだから、手ブレしても絵になるようには考えている。この写真の場合、子どもたちの体は手ブレしなくても被写体ブレになるし、静止している物体は手ブレして写る。ただし、止まったり動いたりしている足の部分だけは、うまくすればブレないで写せるチャンスがある。なぜなら、足首の部分はそれが止まっている時間だけ露光することになるわけだから、全部で1.3秒のうちの何分の一かの露光になる理屈だからである。実際、この写真では1.3秒の間に踊り手が4歩進んでいるので、1歩あたり1/3秒の露光で済んだ勘定だ。ぶれぶれの写真だけど、それなりに面白い絵になった。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS Camedia C8080 WZ
撮影日 05/07/08 10:44
ISO感度 400
絞り F3.5
シャッター 1.3秒
露出補正値 -2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 35.6mm
(35mm換算)(140mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-14 10:04

2005/07/11 MON(No.814)

しまなみ海道



 四国最終日の朝もやはり雨。一晩中車の屋根を叩く雨音を聞きながら、半覚醒状態で寝ていた。
 満濃池には道の駅から15分ほど。平安の昔、空海が堤防工事の指揮をとったという謂れがある池である。小さな溜池程度のものだろうと想像していたのだが、実際に池のほとりに立ってみると予想外に大きい。地図上では西岸にゴルフ場、東岸には讃岐まんのう池国立森林公園があるのだが、その二つを丸ごと入れてもまだ余裕がありそうなほどだ。立派な湖である。これほどの広さの築堤工事をやったということ自体すごいことだが、毎年のように氾濫して百姓を苦しめていた池が、空海の工事以来決壊しなくなったというから不思議である。空海がどこでそのような土木の知識を得たのか、学者の間でも謎であるという。
 撮影を始めたら雨が止み、晴れ間まで出てきた。国立公園の内側に沿って池を半周していたら、南岸に小さな棚田を発見。思わぬめっけものだった。弘法大師のお恵みであろうか・・・。
 7時、満濃池を後にしまなみ海道に向かう。高速で2時間足らず、今治から来島海峡大橋を渡り大島に上陸、亀老山展望所やカレイ山展望所から瀬戸内の海の風景を堪能した。この有料道路は徒歩や自転車でも通行することができる。途中の島への上陸も自由である。瀬戸内海でも一番島影の濃いところなので、なにもなくても風光明媚だが、それにいくつもの吊り橋が加わり、いっそう魅力が増した。展望所からは360度視界が開けるので、朝日、夕陽の撮影にも絶好だ。今回はもののついでの寄り道だが、腰を据えて撮ってみたいと思わせるものがある。
 大三島で温泉に浸かり、四国長期ロードの締めくくりとした。午後4時半、松山空港に帰着。全走行距離1,645キロ、収穫の多い長期ロードであった。フライトまで1時間半、独りだけだけど生ビールで乾杯!


【使えるワザ】
 世界でも例を見ないという三連吊り橋、来島海峡大橋を真下に臨む亀老山山頂からの撮影。晴れ間が覗くお天気だが湿度は高く、遠景は霞んでいる。雲が多いので海の色もいまいちだ。しかし、風光明媚であることには変わりはない。ここから夕陽を撮ったら、さぞや綺麗だろうと思わせるものがある。あるいは、夜景でもいい。今度四国に来るときは、予めここを予定に入れて数日割いておくようにしようと思う。
 特にワザが必要な写真ではない。だれにでも撮れる写真である。


撮影データ
カメラ

CANON EOD1D MarkII
EF 28-135mm IS USM
撮影日 05/07/11 10:44
ISO感度 100
絞り F8.0
シャッター 1/800
露出補正値 -1.0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 100mm
(35mm換算)(130mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-13 00:50

2005/07/10 SUN(No.813)

二十四の瞳



 8時5分出航の高速艇で高松港から土庄港まで28分、居眠りする間もなく小豆島に上陸した。埠頭にうみひこさんと唐芋くんが出迎えてくれる。彼らは4時半起きだったそうだ。唐芋くんの車で岡山からフェリーだったそうで、ありがたいことに足がある。彼らが来てくれなかったら港から歩くつもりだった。山道を早くて2時間と踏んでいたのだが、高松を出るときは土砂降りだったから、もし彼らが来てくれなかったら小豆島行きは取り止めにしたかもしれない。
 とりあえず、土庄で朝食。観光地だけあって、朝早くてもちゃんと喫茶店がオープンしている。1時間ほど積もる話をして中山の棚田に向かう。車ならあっという間だ。県道のカーブを曲がると、今まで鬱蒼とした山肌しか見えていなかった視界に広大な棚田が広がる。農道に左折し、かなり上のほうまで登って路肩に駐車、後は歩いて撮影である。高松では土砂降りだったが、こちらは降っていない。約2時間、ゆっくりと撮影できた。
 畦の草刈りをしていお百姓さんと立ち話。名前は中山の千枚田だが、実際には870枚ぐらいしかないのだそうだ。もっとも、自分が何枚の棚田を耕しているかなどいちいち数える百姓はいないから、役場への届け出はけっこういい加減なのだそうで、もしかしたら1,000枚ないとも限らないなどという。一番小さな田んぼは畳一畳半しかないそうだ。耕運機も田植え機も入らないから休耕にしたいところだけど、水の通り道になっている田んぼだとそうも行かない。仕方なく耕すんだそうだ。缶コーヒーなどをご馳走になりながら30分ほど油を売った。
 棚田のてっぺんに小さな神社がある。急勾配を息を弾ませながら登ってみたら、ちょうどバスが到着して、中からお遍路さんの一団が降りてきた。この神社は、小豆島八十八箇所の一つに数えられているのだ。これ幸いとばかり、偽者ではない「棚田とお遍路」を撮影させていただいた。
 お昼はふるさと村でお約束のそうめん。鬼嫁へのお土産のそうめんもついでに買った。一安心である。
 小豆島と言えば「二十四の瞳」である。田中裕子のリメイク版はボクは観ていないが、高峰秀子のモノクロ版は子供の頃に観た記憶がある。大昔のことだから筋書きなどの細かい部分は覚えていないけれど、名作と言われるだけの印象は受けた覚えがある。せっかくだから、リメイク版の撮影のときのセットがそのまま保存されている映画村に寄った。ハリボテのオープンセットと違って、ちゃんと戦前の分校や集落が「建築」されている。そういう景色が絵空事ではなく、実際に子供の頃に目にしていたボクらぐらいの年代のものにとっては懐かしい風景だ。とかくこういうところは、入場料払い損になることが多いのに、ここの630円はたっぷり元を取った。
 フェリーで帰るうみひこさん、唐芋くんと港で別れ、ボクは夕方6時前の高速艇で高松に戻った。コンビニで食料を仕入れて、満濃池の近くの道の駅で車中泊。外はまたしても土砂降りである。


【使えるワザ】
 映画の舞台となった実在の岬の分校場に、1954年に撮影された高峰秀子版の際のスチルが数枚展示されていた。この映画の撮影は、監督木下恵介の義弟である楠田浩之だが、スチル撮影は当然他の写真家が担当したはずだ。実際に映画を観ればクレジットに名前があるのだろうが、残念なことにボクは知らない。しかし、名前がどうであろうと、並外れた写真家であることは展示されている写真を見れば分かる。ひょっとしたら、映画のフィルムからデュープしたものかも知れないが、だとしたら、楠田浩之という男はすごい。どの一枚をとっても、紛れもない傑作である。額のガラスに映り込みがないものを全部デジカメで撮影してきた。その中の1枚がこれだ。
 実物は横位置写真である。ボクなら多分こう撮るだろうと確信できたので、縦位置で撮ってきた。おそらく、当の写真家さんも、間違いなく縦位置も押さえていたと思う。構図といいアングルといい、文句なしである。人物スナップのお手本として大切にしようと思う。


撮影データ
カメラ

CANON PowerShot S1iS
撮影日 05/07/10 13:03
ISO感度 100
絞り F3.1
シャッター 1/30
露出補正値 -2/3
WB AUTO
露光方式 絞り優先AE
測光方式 評価測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 11.4mm
(35mm換算)(75mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト ちびスナ

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by osampodigicame001 | 2005-07-13 00:47