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2005/04/30 SAT(No.742)

緑陰



 2ヶ月ほど前に右ひざの靭帯を伸ばした件について書いた。松之山で、5メートルの積雪を踏破して棚田を撮影した折に滑落して傷めたのだが、医者の全治3週間という診断にもかかわらず、完治するまで1ヶ月以上かかった。もっとも、痛いのを堪えてあちこち飛び回ったし、△ベースの試合なんかにも出たので、治るのが遅くなったのは自業自得である。やっと完治し、今はもうなんともない。
 と思っていたら、今度は左ひざが同じ痛みを訴えだした。昨日、人妻キャットとデートなどをした報いであろうか、夕方からなんだか違和感があるなと思っていたら、今朝は歩くのも辛いほど痛い。原因不明である。寝ている間に寝ぼけた鬼嫁に踏んづけられたんじゃないかとボクは考えているが、証拠はない。
 ともあれ、痛いのは事実である。明後日は山形・朝日町の取材なんだけど大丈夫かな?
 などと言いつつ、痛いのを我慢して今日は清水公園まで行った。昨日の写真が手抜きだったので、今日はちゃんとしたのを出さなきゃと思ったからだ。ほんとはお散歩なんかしている場合じゃないんだけどね。
 しかし、案の定、公園はガキどものごった煮状態。ここにはキャンプ場やらフィールドアスレチックなどの施設もあるし運動場もあるので、学校単位でガキどもがやってくるのだ。それに加えて、今は公園名物のつつじが満開。植物園「花ファンタジア」ではこれも名物の牡丹が満開ときている。駐車料金800円を払えば一日いれるのに、ものの30分で帰ってきた。


【使えるワザ】
 花ファンタジアには入らなかった。足が痛いので歩くのが辛いし、入場料が高い。つつじがえらく豪勢に咲いていたので、それだけで満腹になった。
 この公園のもう一つの名物はかえでである。大木が森を作っているところがあって、秋の紅葉はなかなかの見ものだ。今は新緑の季節。燃えるような明るい緑がとても美しい。
 桜と同じで、カエデも枝が描く模様が命である。枝振りのいいところを選んで、枝や梢が黒く潰れるようにやや逆光気味で撮る。空に抜く構図なのでプラス補正したくなるところだが、これだけ葉が密集していればそれほどプラスにしなくてもいい。プラスにしすぎると葉の輝きはより強調されるけれども、枝が黒く写ってくれなくなる。この写真の場合は-1/3なので、通常設定の-2/3を基準に考えればわずか+1/3の補正ということになる。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/04/30 15:17
ISO感度 50
絞り F4.0
シャッター 1/60
露出補正値 -1/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算)(28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

# by osampodigicame001 | 2005-05-01 00:00

2005/04/29 FRI(No.741)

地ビール



 川越の小江戸ブリュワリーで地ビール半額というのをやっているというので、密造酒研究家さんがお昼を誘ってくれた。連休初日だし天気はいいし、ま、たまには出かけようというわけで誘いに乗り、片道1時間半の昼食。張本人の密造さんは夕方からしか出て来れないというし、ボクは夕方には鬼嫁をお迎えに行かなきゃいけないので、誘ったものと誘われたものはすれ違いになったが、天災キャットが出てきたので2人でデートと洒落こんだ。
 しかし、川越は観光客のごった煮状態。蔵通りはすごい状態になっていた。ボクらはバスでお目当てのレストランへ。大ジョッキ2杯とハンバーグステーキの贅沢なお昼を楽しんだ。
 夕方、といっても午後9時ごろだが、鬼嫁をお迎えに行き、帰りに軽めの夕食をと思ってうどん屋に寄った。全国チェーンの「久兵衛」という店だ。休日だから混んでいるかと思いきやほとんどガラガラ。ま、時間も遅いし、こんなもんかなと思っていたらとんでもない勘違いだった。注文して40分経っても料理が出てこない。店は半分も埋まっていないのに、ほとんどのテーブルの上は食べ終わった食器が片付けられないまま置きっぱなし。お茶も出てこない。従業員はぼやーっと突っ立っているだけだ。いらだった客が料理を待たずに次々に帰っていくので、ボクらも席を立って出てきた。あきれたもんだ。この店はじきに潰れるな。
 で、別のうどん屋に行ったら、ものの5分で出てきた。鬼嫁はカレーうどん、ボクはぶっかけうどんを食べた。


【使えるワザ】
 お目当てはビールなので、今日はお出かけしたくせにほとんど写真を撮っていない。乗換駅のホームで通り過ぎる新幹線を撮ったのと、地ビールレストランのこの写真だけだ。今日の1枚としてはちょっとナニだけど、これっきゃないから仕方がない。たまには手抜きがあっても許してもらえるだろう。
 暗いので感度をISO200まで上げている。まだ飲み始める前なのでシャッタースピード1/15なら手ブレはない。ホワイトバランスをオートではなく晴天にしてあるのは、レストランの中らしい赤被りが少し欲しかったから。人工光源があるので露出補正はゼロに戻してあるが、ちょっと明るすぎたのでViXで1段程度暗めにしてある。
 しかし、ここのビールはなかなかのもんだ。特に、2杯目に飲んだスタウトビールが美味かった。黒ビールにしては癖がなく、喉越しがすっきりしている。半額セールは明日まで。JR川越駅から東松山行きのバスで30分、徒歩5分である。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
Camedia C8080 WZ
撮影日 05/04/29 14:17
ISO感度 200
絞り F2.4
シャッター 1/15
露出補正値 0
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算)(28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな、ViX

# by osampodigicame001 | 2005-04-30 00:52

2005/04/28 THU(No.740)

過密地帯



 間が悪いという言葉がぴったりくる一日だった。
 今日は、できればゴールデンウィーク前に片付けておきたい用事が2つあった。一つは出版社との打ち合わせ、もう一つは修理に出していたカメディアの受け取りである。で、午後から出かけるつもりで鬼の編集者に電話したら、なんと今日は休暇なんだそうだ。昨夜から今日の午前中にかけてしっかり予習していたのにがっくりである。でも、まあ、いくら鬼だってお休みを取る権利はある。
 仕方がないのでオリンパちゃんだけに行くことにした。で、行ってみたら担当者がこれまた休暇だという。カメラ自体は無事に戻ってきたからいいんだけれど、故障の原因なんかを詳しく聞きたかったのにできなかった。ま、オリンパの社員だって休暇を取る権利はある。
 hanaちゃんに電話。中判カメラを1台貸してくれと頼まれていたので、上京するついでだからと思って持っていっていたのだ。ついでに、モノクロネガフィルムとモノクロポジフィルムを合わせて50本ばかり。最近モノクロに凝っているみたいだし、ボクは当分使うことはないので差し上げようと思ったわけ。ところが、何度電話しても出ないし、諦めた頃やっと繋がったと思ったら「今日は出られませ~ん」だと。
 せっかく御茶ノ水まででかけたことでもあるし、根津から谷中あたりを(重たい荷物をむなしく担いで)散歩しつつ、ついでに生ビールを3杯飲んだ。で、鬼嫁に電話。
 鬼嫁は今日、ボクの実家のほうに行っているのだ。出版社との打ち合わせがなかったお陰でちょっと早めに用事が済んだので、ボクも実家に寄ろうと思ったわけ。ところが、わずか10分の差でアウト。「これから電車に乗るところ」だって。
 上野で生ビールの4杯目と5杯目を飲んで帰宅。マンションまであと50メートルというところで鬼嫁から電話。「スーパーにいるから帰りに寄って」だと。駅前のスーパーでお買い物をしたから荷物を運びに来いというわけだ。「もう家に着いたよ」と答えたら、「だからなにさ」。仕方がない、また駅まで逆戻り。間が悪いという言葉がぴったりの一日だった。


【使えるワザ】
 御茶ノ水から根津までは、脇道を選んで写真を撮りながらゆっくり歩いて1時間。根津神社のつつじはピークまであと1週間というところだったが、まあまあ綺麗に咲いていた。平日なのにすごい人出だ。9割はおばさん。「シャッター押してください」を2回も頼まれた。他にもいくらでも人がいるのに、わざわざ離れたところにいるボクを目指して頼んでくる。おばさんにはおばさんの計算があるのだろう。「これが仕事ならン万円」などと胸のうちでつぶやきつつ写してあげた。
 その根津神社の池である。甲羅干しをしている亀が3匹。池に映えるつつじの原色を添えて写した。水面がもうちょっと綺麗だったらとは思ったが、浮いているのは別にゴミではなさそうなので、これはこれで春らしくていいかな。


撮影データ
カメラ

CANON
PowerShot S1-IS
撮影日 05/04/28 16:50
ISO感度 50
絞り F5.6
シャッター 1/13
露出補正値 -2/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 40.7mm
(35mm換算)(160mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

# by osampodigicame001 | 2005-04-28 22:27

2005/04/27 WED(No.739)

はなみずき



 マンションの定時総会が5/29、マンション連合会の総会が7/3に決まった。総会となると、当然活動報告書と議案書と決算書と予算案を作らなきゃいけないわけで、ちょっとあせっている。こういうものは、少なくとも当日の1週間前には配布しておくべきものだし、印刷、製本に少なくとも1週間はかかる。ということは、5月の10日ぐらいにはマンションの分、その1ヵ月後には連合会の分の原稿を上げなきゃいけないわけで、おいおい、勘弁してくれよ、と言っても許してはもらえないのだ。参ったな・・・。
 一つだけいいニュースがある。この連休に鬼嫁が帰省すると言い出したのだ。うちの両親と同じで、鬼嫁のところの両親も要介護状態なのだが、兄弟に世話になっているばかりでは肩身が狭いというわけだろう。ボクはゴールデンウィークには家にじっとしている主義なので、もし本当に帰省してくれるのであれば実に幸せな1週間になる。わくわくである。
 もっとも、1日だけ出かける。5/2(月)に山形の朝日町に行くのだ。先々週の取材でいい桜を見つけたので、満開の時期を調べておいてくれるようにゴン太に頼んでおいたら、今日、役場に問い合わせてくれた。すでに開花しているそうで、満開がちょうどその頃になりそうだという。ただし、日帰り。午前5時ごろにこちらを出発して、深夜に戻ってくる。連休中だがその日は休日ではないし、暗いうちの移動だからそれほど混まないという希望的観測がある。現地が花見客でごったがえしていないことを祈ろう。


【使えるワザ】
 久伊豆神社の天然記念物の藤が咲き始めたというので、昼食がてらに様子を見に行った。確かに咲いてはいたけれどまだまだだな。藤は花穂の先端まで開いてくれてはじめて見ものになるのだが、まだ花穂の根元にちらほら。少なくともあと1週間はかかりそうだ。もっとも、すでに藤祭りを当て込んだ屋台がたくさん出ていたし、見物客も少なくはなかった。
 藤がダメだったので、代わりにちょうど満開のハナミズキを撮ってきた。こういう絵は、前景となるポイントをどう配するかがミソ。ただ単に木全体を撮ったのではご報告写真にしかならない。遠近感をつけることで奥行きと変化を演出するのが常道だ。
 それと、画面の中の空間処理。空いた部分が多すぎると間抜けた印象になるし、詰まり過ぎると窮屈になる。目線が抜けない程度に空間を作り、春らしいのどかな感じを出してやる。
 絞りは目一杯絞る。広角28mmだからパンフォーカスになる。前景が近すぎるとパンフォーカスにならないので注意。


撮影データ
カメラ

OLYMPUS
PowerShot C8080 WZ
撮影日 05/04/27 13:13
ISO感度 50
絞り F8.0
シャッター 1/125
露出補正値 +2/3
WB 晴天
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 7.1mm
(35mm換算)(28mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

# by osampodigicame001 | 2005-04-27 22:20

2005/04/26 TUE(No.738)

碍子



 昨日からぶっ続けでメルマガを7通も配信した。長期取材が入ると帰ってからのこの作業が大きなヤマになる。撮影してきた画像を1枚1枚チェックしてなどいられないから、ボクとしてはかえってこれがいい結果になるんじゃないかと思っている。自分が撮影した写真というのは、撮影したときの感動がある程度薄れ、客観的、かつ、冷静に見られるようになってからのほうが評価が下しやすい。いわゆる「思い込み」が袖を引っ張ると、つい下らん写真を甘く評価してしまうからだ。
 出版社から赤入りの原稿が戻ってきていた。まだパラパラとしか目を通していないが、若干の書き足し要求がある以外には書き直しはないみたいだ。ただ、鬼の編集者がカットしたであろう部分がありそうな気配なので、一段落したら腰を据えて読んでみなければならない。書いた趣旨が曲げられていなければ問題ないけれど、変に言葉足らずになるぐらいなら書き換えたほうがいい場合もある。挿絵写真の指定もありそうなので、できれば連休前ぐらいには打ち合わせをしておいたほうが良さそうだ。
 オリンパさんから電話。カメディアの修理が上がってきたそうだ。こちらも連休に入るとお休みになるさうだから連休前に取りに行かないといけない。木曜日に行ってこよう。


【使えるワザ】
 とりあえず、遅れをほぼ取り戻したので一安心。終日書斎にこもっていたので今日の1枚を撮る時間がなかった。こういうときの切り札、手抜きのベランダ写真である。
 ベランダのすぐ前にある電信柱の碍子である。撮影距離は10メートルぐらい。パワーショットに1.75倍のテレコンを装着して撮影している。
 一応、純正のテレコンなのだけれど、この機種専用のものではないので画像周辺部に光量の低下が見られる。ケラレというほどではないが周囲が暗くなるのだ。なので、それを前提にして被写体や構図を考えないといけない。また、ただでさえ性能が良くないコンパクのレンズに、これまた性能の良くないテレコンを噛ますわけだから、当然ながら解像度は甘くなるし、色収差の発生も避けられない。そういう画像になるということを承知で撮るべきなのだ。
 その点、こういう無機質の物体だとあまり違和感が感じられなくなる。自然な色の再現を最初から諦めて、一種の抽象画を描く感覚で取り組めばいいというわけ。


撮影データ
カメラ

CANON
PowerShot S1-IS
Tele-Con 1.75x
撮影日 05/04/26 13:37
ISO感度 50
絞り F3.1
シャッター 1/200
露出補正値 -2/3
WB 屋外
露光方式 絞り優先AE
測光方式 分割測光
合焦方式 スポットAF
焦点距離 58mm
(35mm換算)(665mm)
その他 手持ち撮影
レタッチソフト チビすな

# by osampodigicame001 | 2005-04-27 22:18